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ツール・ド・美ヶ原高原2014 その4 美鈴湖まで編 [ツール・ド・美ヶ原高原]

前回はツールド美ヶ原のスタートまでレポートしました。
今回は、ついに最強激坂と言われるあの上り坂に突入です。

ツールド美ヶ原スタート地点は松本市野球場の駐車場横ですので、
まだ市街地と言っていい場所です。
そこから信じられないくらいすぐに坂が始まります。

信じられないほどの激坂が。

まずはスタート。
DSC06371.JPG
ちょっとだけ平坦な道を走ります。

DSC06373.JPG
しかし700mほど走ったこの写真の地点を右に入ったところから、
上り坂区間に入ります。
とは言え、まだまだ序の口ですから、
全く恐れることはありません・・・・・という具合にはいかないのが
最強激坂たるツールド美ヶ原の所以でしょうね。
スタートから1kmもしないところから、
すぐに勾配が10%を超えるようになります。

まだ普通の家が立ち並ぶ区間ですが、
この辺りの人たちは自転車なら普段大変でしょうね。

そのうち家もなくなってくると、
周りを木々に覆われるようになります。
DSC06383.JPG
こうなってくると、だんだんサイクリスト側の覚悟も決まってくるというものです。

DSC06402.JPG
そしてついに勾配が15%を超えてきます。
このくらいになると、ほとんどの参加者はダンシングしてますね。
ケイデンスも50~60くらいに見えます。
17%の坂が全てのサイクリストに牙を剥きます。

しかし私は、ミニベロでの参加ですし、
かつフロント36T、リア27Tという低ギア比仕様。
スピードは出せなくとも、筋肉疲労のないように低ギアで余裕のクリア!
と言うわけには行かなかったです。
最強激坂を少し甘く見てました。

私は上り坂でもケイデンス100を保ちたいのですが、
上りが急すぎてインナーローでもそれが出来ません。

これでは筋肉に疲労がたまってしまう・・・

序盤の激坂はペダルをくるくる回して抑え気味に入って、
美鈴湖あたりから本気出す

というプランがもろくも崩れ去ります。
それでも、なるべくシッティングでこなし、
時折ダンシングというパターンでしのぐ展開に。

DSC06408.JPG
この辺りですでに自転車から降りている人もいます。

また、雨は完全にあがっていて、天気いいのですが、
日陰部分はまだ濡れています。
加えて、苔が生えている部分が多く、
ダンシングをするときに後輪のスリップが心配です。

さらに、前方を照らすライトを装着したままススタートしてしまいました。
普段は前輪のクイック部につけていますが、
輪行と言うことで珍しくハンドルバーにつけていました。
すると、このライトがダンシングのときにひざに当たるのです。
微妙に邪魔。

いや、絶大に邪魔だな・・・

当たって足が回せないという訳ではないのですが、
右脚を上げるたびに当たるライトが
気になって気になって仕方ありません。
ちょっと膝を外に向ければ当たらないですが、
そんな走り方をしていて膝を痛めたりしたら論外。

ダンシングは少なめにしようと決めて、
まだまだきつい坂が続く区間に挑みます。

DSC06416.JPG
多少、坂が緩い区間もあります。
天気がいいのが分かりやすい写真ですね。
美ヶ原スカイラインという名にぴったりです。
ここは日当たりもいいので、地面も乾いています。

DSC06448.JPG
基本的には美鈴湖手前までひたすら上り続けます。
多少の勾配の緩急はありますが。
急な部分があまりにも急すぎて、
「かなり緩い区間に入ったな。ここでは温存して回復しよう」
と思った場所の勾配を見ると9%でした。
ほぼ10%を下回りません。
12%~15%を行ったりきたり。

自転車乗りって何なんでしょうね。
お金を払って、17%の上り坂を上ってるんですよ。
1900人の特上の変態(M気質)が集まる大会、
それがツールド美ヶ原です。

DSC06490.JPG
写真左手に見える建物は、
Cafe il Pirataというカフェです。
Google検索してみると、
「サイクルカフェ ピラータ」
となっていました。
ということは、ツールド美ヶ原は年に一度のお祭り騒ぎなのでしょう。
DSC06491.JPG
このサイクルカフェil Pirataの向かいでは、
小学生くらいの子達が太鼓で我々を鼓舞してくれます。

これは、頑張るしかない。

なお、このil Pirataを過ぎると、美鈴湖までは下り基調。
第一関門突破です。
下りは距離にして500mくらいなのでほんの一瞬です。
この間に、激坂区間でたまった脚の疲労を出来るだけ抜いておいて、
ドリンクを飲む人は飲む、
補給食を摂る人は摂る、
やることがいっぱいあります。

平坦でスピードが出せるからとここで飛ばしちゃうと、
美鈴湖以降の坂で後悔することになります。


DSC06497.JPG
そして、美鈴湖と別れを告げる前に、
見えてきました、第1CP。

DSC06498.JPG
手渡しで水をもらうことができます。
暑さで死にそうだったら、
頭からかぶってもいいですね。
ちなみに、スポーツドリンクはないです。

ここまで大体4.5kmくらい。
総コース長の1/5程度です。
上りは17km地点で終わりますので、
上りだけで考えると1/4。
とはいえ、実感としては半分くらいは終わらせた達成感です。
ジュニアの部はここがゴールかと思っていましたが、
まだまだ先なんですね。

フルコースでは、あとは12km強の上りを淡々とこなすことになります。
淡々と、と言っても10%代の坂がまだまだ出てくる上、
美鈴湖までの激坂によるダメージの蓄積により、
この後も苦戦が続きます。

では、続きはまた次回

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***** ツール・ド・美ヶ原高原2014 レポート 目次 *****
ツール・ド・美ヶ原高原2014 エピローグ
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その7 山下り編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その6 CP3~ゴール編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その5 美鈴湖(CP1)~CP2~CP3編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その4 美鈴湖まで編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その3 スタート編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その2 会場受付編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その1 輪行編
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