乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム2014 その6 畳平ゴール編

前回は乗鞍ヒルクライムで森林限界を超えたところまでをレポートしました。
ここまではいいペースで進んでいます。
表乗鞍に負けず、裏乗鞍もなかなか楽しめますね。

ただし、前方を覆う怪しい霧に
多くの参加者たちは不安を覚えていたことでしょう。
もちろん私も・・・。


霧は出ているものの、それほど濃くはないです。
近づいてみるとそれほど視界をさえぎるほどではないですから。


この場所などははれているととってもいい写真が取れそうな場所ですが、
残念ながら曇り空、そして霧。
道路が見えなくて交通的に危険ということはないですが、
景色が見えなくてモチベーション的に危険です。



小さめの逆Z坂を上っている途中に、

あと2km

の看板発見。
サイコンの距離表示で大体の距離は計算で分かりますが、
こうしてはっきりと明示してある距離を見るとそれはそれで嬉しいものですよね。


この看板、5km・4km・3km地点でも合ったと思うのですが、
ちょうど写真に写っていたのはここと残り500mのところだけでした。

ちなみに、私の記憶違いでなければ、
「あと2km」
が2箇所にあったように思います。

実際は、
「あと3km」
のところを
「あと2km」
と見間違えただけなのだと思いますが。

本当は残り3kmの地点なのに、私は残り2kmと思い込んでしまい、
1kmほど進んだ後でもまだ残り2kmだったことに愕然としたものです・・・
この頃、空腹感が激しく、
ちょっと寒さを感じ始めていました。


最後のひと踏ん張りです。
普通のヒルクライム大会であれば、
この辺りは景色を楽しみながらのウィニングランのようになるのですが、
今回は絶景ドーピングができません。


ちょっと道路が乾いている箇所もあります。



実業団の方々なのか、
下りも始まりました。
左側通行を心がけて上りましょう。
蛇行しながら上っても、ちっとも楽にはなりません。

このあたりで、風の強さがピークを迎えます。
下り中の人で、風にあおられすぎて
反対車線まで来ている人がいました。
やはり、自転車は雨より風の方が怖いですね。
それと、風のせいとはいえ、
コントロール出来る自信がないときは乗っちゃダメ！


残り500mです。
本当のラストスパートの場面ですが、
下り時間中のハンガーノックの危険も考えてやめておきました。
いや、もうラストスパートの体力も気力も残ってなかったというのが
正しい表現ですかね。


そして感動のゴールのはずが、
いまいちゴールラインがわからず流れで終了。
とりあえず無事に畳平まで来れて良かったです。
ヒルクライムのゴールで、
達成感よりさkに安堵がくるのは珍しい。




この写真は、乗鞍スカイラインの終点のT字路から、
富士見岳の方を撮った写真です。

何も見えません・・・・


何も見えないですが、
あそこにある湖(名前なんて言うんでしょう)が、
雪で埋もれていました。
おそらく除雪の雪捨て場になってたんですね。


そしてここはゴール後すぐ右の駐車場です。
ここまでくると、視界も悪く、集団走行は危険な状態。
なお、画面がゆがんでいるのは、
レンズに水滴がついているからですのであしからず。


久しぶりの大会出場のCannondale SuperSix。
雨の中、よく頑張りました。

ちなみにペットボトルはゴール後にいただいたスポーツドリンクです。
食べ物ではないけど、
これだけでもずいぶんありがたい。


ゴール後は当然運動強度がほぼ0になりますから、
一桁台の気温が牙を剥きます。
寒い。
寒いぞ！
自分とバイクと記念写真を撮ってもらおうと思いましたが、
そんなことしてる余裕もなく防寒着を取りに行きます。


着替えている間に、天候の悪化がはなはだしく、
雨は大粒になり、
風は立っているのがやっとの強さ。
なんとか着替えた後、
さっさと下りに向かいます。

そして、本当の地獄はここから始まりました。
地獄のレポートはまた次回。

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***** 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム2014 目次 *****
乗鞍ヒルクライム その1 輪行編
乗鞍ヒルクライム その2 平湯トンネル編
乗鞍ヒルクライム その3 スタート編
乗鞍ヒルクライム その4 夫婦松編
乗鞍ヒルクライム その5 森林限界編
乗鞍ヒルクライム その6 ゴール地点編
乗鞍ヒルクライム その7 下山編
乗鞍ヒルクライム その8 まとめ編