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那須高原ロングライド その7 板室温泉編 [那須高原ロングライド]

前回は第7AS(6番目のエイド)の南ヶ丘牧場に到着。
ロングライドイベントで牧場に立ち寄るのって多い気がします。

牧場に適した場所は、
山がちなロングライドの自転車走行に適した場所であることが多いのでしょう。




第7区間


ヒルクライム100では、全部で12ものエイドステーションを通ります。
ほとんどは立ち寄らなくても構いませんが
第5ASの峠の茶屋だけは立ち寄らないと下れないので立ち寄り必須です。

第7AS南ヶ丘牧場の次に向かうのは、第8ASの板室温泉駐車場。
このあと第9AS、第10ASと進んで、
第11ASはファミリー26コース用なので通らずに、
第12・13・14ASを通ってゴール。




事故は英語でアクシデント


でも、アクシデントって言うと、
もっと軽い感じの「つまづいた」とか「こけた」とか、
そういうイメージですが。


DSC_AS200_04147.JPG
南ヶ丘牧場を出発。
ここは出発時に駐車場を通らないといけないので、
少し注意が必要ですね。
駐車場は死角が多すぎるので、
道路以上に危険な場所。
ここは牧場という場所がら、子供も多いですしね。


DSC_AS200_04168.JPG
出発後はしばらく上り坂です。
ここはそれなりに交通量があるので注意です。
上りでは自分のスピードがゆっくりなので、
基本的には左端を走っていればそれなりに安全ですが、
坂がきつすぎたりして、ふらついたりしないようにしましょう。


DSC_AS200_04277.JPG
車は結構通るものの、
緑あふれるこの道は走っていてなかかか気持ちよいものです。
上り坂にも関わらず。


と、そんなとき、
後方から耳を劈く金切り声が。




きゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ


文字にするとまさにこのくらい。
3秒程度の叫び声でしたでしょうか。
まるで、サスペンスドラマの一幕でした。
死体を発見したかのような悲鳴。

DSC_AS200_04291.JPG
これは一大事。
悲鳴が聞こえた方に走ります。
ロングライドとしては逆送ですが、
そんな事言っていられません。

写真に写っているピンクと青のランプレのようなジャージの方も、
まさに後方に自転車の向きを変えているところ。

よく見るとその先に車が止まっています。
どうやらここか現場らしい。
(ここからは文章のみでお届けします)


現場に到着すると、
停まっている車が1台と、倒れている自転車乗りが1人。

車が左端に寄せていないのが2次災害につながりそうで気になりますが、
まずは倒れている人の無事の確認が大事です。



とりあえず意識はありそう。
自分で「大丈夫」と言っている感じからは、
大きな痛みを感じる部分もなさそうです。

とは言え、事故直後というのはアドレナリンが出ているので、
痛みを感じにくいもの。
こういうときは周囲の人が冷静に対処しましょう。
幸い、この日は那須高原ロングライド。
何人かの参加者が心配して停まって下さっていますし。


倒れていた方は自力で起き上がることも出来ました。
ミラーに当たって倒れたとの事で、これは完全に事故ですね。
残念ながら警察事案。

すぐに救急車が必要なほど深刻なダメージには見えなかったので、
とりあえず那須ロングライドの事務局に連絡を・・・って、
私は今回スマホを携帯していない。
いつもはカメラ代わりにスマホを持っていますが、今回はデジカメです。
スマホは携帯していないんですよ。
良く考えたらこれ、よくないですね。
何かあっても連絡が取れませんから。


とりあえず今回は、
周囲で携帯を持っている方に事務局への連絡をお願いして、
自転車の人(倒れていた人)には、怪我の程度の確認をお願いします。
こういうとき、当事者には手持ち無沙汰にさせていはいけません。
何か明確にやる事を言ってあげないと、
中途半端なアドレナリンに背中を押されて何をするか分かりませんからね。
何かやるべきことを具体的に指示するのが鉄則です。

その間、乗用車のドライバーはと言うと、
聞いてもいないのに色々と事故の言い訳をしていました。
ドライバー側も興奮して何をするか分からないので、
どんなに訳の分からないことを言っていても、
「あなたの言い分もおっしゃるとおりですね」
と聞いてあげることが大事です。
ここで、全員が敵に回ると、
興奮が変な方向に推し進めてしまいかねません。

ですがこのドライバー、どうも逃げようとしている様子。
連絡先を聞こうとしても全然答えようとしないので、
ちょっと警戒していましたが、
やはりと言うかなんと言うか、

「もう良いだろう?」

と言い残して運転席に戻ろうとします。
完全に逃げる気満々です。

ですが、もう良いワケが無いだろう。
私は自転車を車の前に持っていって、
車が発進できないようにバリケード代わりにしました。
万が一そのまま発進されても自転車だけ残して飛び退く心構えです。
ちょっとコワイ・・・。


運転手は逃げるのを諦めてくれたのか、
再び降車しました。
うーん、車を端に寄せて欲しいけど、
運転させると逃げそうなのでとりあえずこのままかな。


その後、
他の参加者の素晴らしい剣幕(当事者だったかな?)のおかげで、
ドライバーの連絡先を確認。
車のナンバーも写真に撮りましたし、
(私のアクションカムには、車も本人の写真もばっちり撮れてますし)
これで逃げられてももう警察に捕まえてもらえるな。
そう私は考え、ちょっと警戒を緩めていました。

するとやはりと言うかなんと言うか、
車を端に寄せるよう促されたドライバーは、
端に寄せたりなんてせずにそのまま逃走です。


・・・やっぱりなー。
そんな気配がぷんぷんしてましたから。

まあ、連絡先の写真は撮ってましたし、
車のナンバーもご尊顔も写真に残っているので、
もう逃げられてもいいかと思ってました。
なので今度はとくにバリケードのリスクは負いません。
そしたらやっぱり逃げてしまうとはね。

きっとそのうち捕まるでしょう。
むしろひき逃げとして罪は重くなるのでは?

こういうドライバーがいるなら、
さっさと車は禁止しなければなりませんね・・・・
ということが自転車にも言われないよう、
我々はマナーを守って自転車に乗ろうと再び決意した次第です。


ちなみに、
私は事故の瞬間を見たわけではないので、
事故自体はどちらが悪いとか全く分かりません。
ただし、逃げた事に関しては明らかに悪行だと判断できます。

この件、その後どうなったんでしょう。
気になります。




再出発


倒れていた方には連れの方がいたので、
もう二人とも落ち着いてるようなので、
私は気を取り直して再出発。
悲鳴に気付いてから再スタートまでの時間は約15分。


DSC_AS200_04491.JPG
今回は100kmと短いし、
この先は長い上りもないコース設定なので、
時間はあまり気にしていませんでした。


公式サイトの「よくあるお問い合わせ」には

timelimit.jpg
このように書いてあったのです。
書き起こすと、

Q 制限時間を設けていますか?
A 制限時間は設けておりませんが、日没までにゴールが難しそうな場合は収容させていただきます。しかし、雷など天候の変化などにより、大会終了時間を早める場合やコースの変更をお願いする場合もありますのでご承知ください。



こう書いてあるので、ゴールは日没までなんだと思っていました。
実際には、この上の方のQ&Aで制限時間があることも書いてありますし、
なお、送られてきたパンフレットにも書いてありますので、
どうやら都合のいい方だけを覚えていたようです。

とはいえ、公式サイトもダブルスタンダードであることは間違いないので、
来年には修正しておいてもらえると嬉しいですね。

おそらく、公式サイトの中でも、Q&Aは毎年書き足しているだけなのでしょう。
那須高原発足当初は参加者も少なく、なかった(であろう)制限時間。
参加者も増えてきて、いつの年からか制限時間を作ることにした。
Q&Aは文字通りよくある質問だから、
基本的には以前からよく聞かれる質問をあえて消す必要はないので、
これまでにたまっていた質問を消すことなく、
最近よく聞かれる質問を書き加えていく・・・・

という想像でつじつまが合います。
あくまで想像というか妄想に近いですが。




DSC_AS200_04529.JPG
緑に囲まれた上り坂を終え、
視界が開けた道を走りはじめます。

相変わらず日差しが強いのが、
写真からも分かりますね。
いや、見晴らしがいいのは嬉しいんですよ。
ただ体力的には厳しいですから。

あちらを立てればこちらが立たず。


DSC_AS200_04549.JPG
左に見えるの美しい敷地はコナミ那須研究所で、
ここが上り坂の終着所。
この先はエイドまでほぼ下り一辺倒になります。


DSC_AS200_04572.JPG
この風力発電の風車はコナミが所有しているのでしょうか。
会社の電力を風車で自家発電しているとしたら、
かっこよすぎて惚れちゃいますね。


DSC_AS200_04595.JPG
下りの先に平地が見えると、
下りの勾配がよく分かります。
ここも急勾配とは言え、
道路が直線であることと、
そもそもスピードコントロールされていないことから
ホイールに対する心配は全くありませんね。



DSC_AS200_04673.JPG
このあたりは大きめなアップダウンがあり、
下ったと思ったら上って、そしてまた下ります。



DSC_AS200_04695.JPG
次の坂を下ったところから、
これまでの緑に囲まれた景色から
人工建造物が目に入ってきます。

この建物は何だろう。
ちょっと造りが珍しい、素敵な建物です。

下り坂の途中、しかも左にカーブしているところなので、
あまり覗き込むことも出来ず、
何なのかは結局分からずじまい。

先ほどGoogle Mapでその場所を調べてみると、
ONSENRYOKAN 山喜」という旅館だそうです。
おしゃれですな。


DSC_AS200_04699.JPG
その建物の前の左カーブを曲がるとすぐに
次のエイドがありました。
AS8の板室温泉(いたむろおんせん)駐車場です。




板室温泉駐車場


大丸温泉に続く、2箇所目の温泉街エイド。
鹿の湯辺りを含めると3箇所目の温泉街通過。
那須高原ロングライドは温泉巡りでもあります。

もちろん、湯船に使っている余裕はないのですが。


DSC00216.JPG
広い駐車場の一角にテントが張ってあります。


DSC00220.JPG
まずは稲荷ずし。
炭水化物は嬉しいですね。
最近、私は稲荷ずしが好きなことに気付きました。
ちょっと油っぽいのが補給食としては難点ですが、
稲荷ずしを見るとちょっと高揚しています。
本当は白飯のおにぎりの方が適切なんでしょうけどね。


DSC00221.JPG
そして、夏はやっぱりそうめん。
今回の那須高原ロングライドで、
最も美味しいと思ったのはここのそうめんです。

もちろん、うなぎりも美味しかったです。
牧場アイスも美味しかったですが、
どれか一つだけ挙げろと言われたら、
私は板室温泉で食べたそうめんを挙げますね。

ばてた体に、冷たくてのどごしもよいそうめんが
丁度よかったのでしょうか。


DSC00223.JPG
DSC00224.JPG
那須高原サブレと、なにかのパイ。
浜松湖辺りで売っているうなぎパイ系統のパイです。

そうか、左のサブレは那須高原って掘ってあるんですね。
気付かず上下逆に写真を撮ってしまいました。


DSC00225.JPG
そうめんの他に、蕎麦もありました・・・・が、
こちらはワーストに近いくらい美味しくなかったです。
外に出しすぎで干からびてしまった感じ。


板室温泉駐車場では、
おいしいそうめんが食べられたので満足でした。

11.4kmと短い区間ですが、色々ありました。
ここからは平和に進みたいのですが、どうもそうはいきません。
次回に続きます。

***** 那須高原ロングライド 2015 目次 *****
その1 前日編
その2 スタート編
その3 那須どうぶつ王国編
その4 大丸温泉編
その5 峠の茶屋編
その6 下りと南ヶ丘牧場編
その7 板室温泉編
その8 「明治の森黒磯」と「那須りんどう湖」編
その9 関門とミュージック編
その10 遊行茶屋からゴール編
その11 ゴール会場とまとめ編

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