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サイクルモード2015 その2 cervelo S3 [サイクルモード]

前回はサイクルモードに潜入した報告でしたが、
今回からは見てきた各メーカーレポート。

まず第1弾は完成車編です。


Cervelo

まずはサーベロ。
今回のサイクルモード来場の唯一の目的は、
サーベロのバイクのフロントセンターの短さ確認です。


サーベロは以前からフロントセンターの短さが指摘されていて、
大きくハンドルを切ると小さいサイズではつま先が前輪に当たると言われていました。
その反面、クイックなハンドリングを得られるのでロードレースでは利点でもありますが、
のんびりポタリングばかりの私にはそれすらむしろデメリットです。
直進安定性が高いほうがロングライドには向いているでしょう。

でも、アマチュアのバイク選びなんて、
見た目を気に入ってなんぼですから、
好きなものを選びたいですね。
私はエアロ形状が好きですから、
近年のカムテール化される前のエアロフレームが大好物。
FELT 旧ARシリーズ、リドレー NOAH、KUOTA KEBEL。
古くはLOOK KG486など、たまりませんね。

もちろんサーベロ S3も大好物。
シートチューブがタイヤに合わせて描く曲線により、
大きくえぐれているのがたまりません。
そういう意味で、新しいARシリーズはえぐれ量が小さくなったので残念です。

S5はよりエアロ化が進んでいますが、
シートチューブ前面が真っ直ぐじゃないので、
あまり好きではありません。
そこは直線にして欲しい乙女心。



というわけで試乗したのはS3です。
S3は2009年ごろにはすでに存在したバイクですが、
マイナーチェンジを繰り返して現在まで続くモデルです。



いつも黒と赤をベースとしたカラーでしたが、
今年は青基調のバイクが発売されました。
TEAM BIGLA EDITIONだそうです。
BIGLAって聞いたことないなと思ったら、
女子のプロサイクリングチームのようです。
女子チームまではさすがにアンテナを張ってなかったですね。

以前はチームCSCやガーミン・サーベロに供給し、
F1レーサーのアロンソが立ち上げるチーム(アロンソの都合により頓挫)に供給すると噂されていましたが、
そういえば最近は他に供給してなかったんですね。
BIGLAに供給して、チームカラーとしてバリエーションが増えたのは嬉しいことです。
なかなかいい色ですよね。


試乗は48サイズ。
ちょっと小さめですが、フロントセンターのつま先が当たるかどうかの確認だけであれば、
むしろ厳しい条件でのテストになります。
48で問題なければ、より大きなサイズでも問題ないといえるでしょう。

試乗車なのでビンディングシューズではないですが、
それもむしろ厳しい条件です。
SPDの方がつま先側で固定できるはず。
スニーカーでは土踏まずあたりで踏まないと
ずり落ちてしまいますからね。

で試乗コースを乗って見ましたが、全く当たりません。
停まってハンドルだけ切ってみたものの、それも問題なし。

気になって調べてみると、
2009年ごろはフロントセンターが脅威の547mm。
51サイズでも558mmだったようです。
通常この辺りのサイズであれば575mm~580mmくらいですから、
相当短いですね。
2015年・2016年のモデルでは、48サイズが575mm、51サイズが577mmと
平均的なサイズになっていました。



以前はトップチューブの上からフレーム内に入れていたワイヤリングでしたが、
いつのころからかダウンチューブから入れるタイプに戻っています。
S5がトップチューブの上から入れる形状を保っているので、
もしかしたらS5が出たタイミング、つまりS3がサーベロのトップブレードではなくなったタイミングで
ワイヤリングが簡素化されたのかもしれません。

トップチューブ上部から差し込むのは空力の向上が目的ですが、
見た目にはダウンチューブから入れるほうがシンプルで好きです。
何年か前のJ SPORTSの放送で、
今中さんが
「風洞実験をしてみると、ボトルとワイヤーの空気抵抗がかなり大きいことが分かった」
とおっしゃっていました。
ワイヤーのインナー化とその挿入場所の処理は
かなり重要な処理なのだろうと思います。

ただ、それは高速走行をしたときの話。
私のようなのんびりライドでは、正直どちらでも変わりません。
むしろ見た目のモチベーションと、
万が一のトップチューブバッグ設置の可能性を残しておいた方が得策でしょうね。



S3は、電動式・機械式両対応です。
写真は機械式DURA ACEですが、Di2にも対応します。
現在は電動も過渡期ですから、
両対応なのは嬉しいですね。

でもそのうちSRAM eTaPのようにワイヤレス化が進むでしょう。
そうするとDi2やEPSに対応していないフレームでも
容易に電動化出来るようになるはずです。
しかもeTaPの出現で、
それは1~2年レベルの近い将来の話ですから、悩ましいところ。





シートチューブのえぐれは近くで見るととてもセクシーです。
サーベロの場合はタイヤの丸みに合わせてチューブ内側にへこんでるんですよね。
この、少しでもシートチューブをタイヤに沿わせる努力が感動します。

ブースの方にお話を聞くと、
タイヤサイズは26Cまでは問題なく走らせられるそうですから、
流行りの25Cでも全く問題ありません。



サーベロの不安はもう1つ、BBです。
BBrightというサーベロ独自規格なので、
専用クランクしか使えません。
これは厳しい。

でもその心配も不要のようです。
TNIのBBright 4624でBSAクランクが使えます。
現在手持ちのクランクが使えることもありますが、
独自規格は世間から取り残されて、
新たなパワーメーターや新たな電動に対応できないなど、
新規デバイスを使えない不安が大きいです。
BSAに変換できるならその不安はかなり解消されますね。





S2も展示してありました。
一見しただけではカラーリング以外でS3との違いがわかりません。
シンプルに単色のカラーリングも飽きが来なくていいと思います。

次回のLOOK編に続きます。

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