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サイクルモード2015 その3 LOOK 795 796 765 [サイクルモード]

前回はCervelo編でしたが、
今回はLOOK編。
795 aerolight、795 light、765、そしてTTバイクの796です。



LOOK 型番

LOOKは一貫して3桁数字がモデル名です。
百の位がモデルの年式と言うか世代と言うか。
1年ごとに上がるのではなくて、
同じ時期に発売されたモデルが同じ数字に割り当てられます。

つまり、現行モデルは7xxとなっていますが、
モデル刷新後は8xxとなります。
1世代前は6xxでした。


十の位は世代の中でのグレード。
765より795の方がグレードが上、
765と766は同じグレードであることを表わしています。


一の位は、

1 = アルミラグ
5 = カーボンラグ
6 = カーボンモノコック

を表わしています。
ただし、最近はアルミラグのフレームは出していないので、
今は基本的に5か6しかありません。
(トラック系には4があるようです)


795系

現在のフラッグシップ、795から見てみましょう。


795 aerolight


795にはlightとaerolightがありますが、
こちらはaerolightです。

ブラックにグレーのロゴは、ステルス性が格好いいと思います。



とりあえずは、ヘッドチューブ・シートチューブに段差のない、
NACAウィングシェイプデザインが目を引きます。
ウィングシェイプデザインはシートステーまでを含めたデザインのようですが、
トップチューブがシートステーと一体化しているフレームは
これまでにも多数あったのであまり目新しくはありません。

旧世代とは言えトップグレードの695に対し、
一定条件化では11.7%もの空気抵抗を削減したとの事。
ただしこれはバイクだけの空気抵抗でしょうね。
自転車に乗っていて最も空気抵抗を生み出しているのは
人間の体で70%以上を占めるそうです。
残り30%が全てフレームの空気抵抗だとしても、
30%の11%、つまり空気抵抗全体の3.3%が削減できたと言うこと。

3.3%もかなり多めに見積もっての値ですから、
実際は全空気抵抗の1~2%程度でしょう。
11%という数字に惑わされないようにしなければなりません。

私はエアロ形状は大好きなのですが、
このウィングシェイプデザインは全然好きになれません。




aerolightとlightの違いはブレーキ構造。
aerolightはフロントフォーク内側にブレーキを内蔵しています。



リアブレーキはBB下。
最近はBB下のブレーキはあまり増えないですね。
マドンもシートステーに戻した感じですし。
前面投影面積が増えるので、
実は空気抵抗があまり改善されないと聞いたことがあります。
整備性がシートステーよりも悪いうえに空気抵抗も改善されないなら、
BB下に配置するメリットは少ないです。



シートステーの振動吸収性はブレーキ固定のブリッジがない分向上しそうですが、
LOOK795 aerolightは空気抵抗の向上を狙ってBB下に配置しているはず。
結局どの理論が正しいのか分からなくなってしまいます。


795 light

次に795 lightを見てみましょう。



aerolightとの違いはブレーキ位置ですから、
一瞬では見分けが付きません。



リアブレーキを見るとようやく分かるくらい。
ちなみに、lightは695と比べると5.7%の空気抵抗削減だそうです。
LOOK795系のシートチューブも、エアロ形状が素敵ですね。


この写真のcervelo S3に比べると少しだけ見劣りしますが。




765

LOOK765です。


なぜか最も目立つところに配置されていました。
ボリュームゾーンは795ではなく765なのでしょうか。

フレーム価格は「税抜き」で

765 795 light 795 aerolight
220,000円 649,800円 749,800円


そっか、こんなに値段に差があるんですね。
そりゃ795は数は出ませんわ。
765が3台売れて795 lightと同じくらい、
aerolightに至っては3.5台売れなければなりません。



トップチューブはもちろんウィングシェイプデザインではありません。
普通の形状です。
むしろこちらの方が好みだったりして。

765はエンデュランス向けだそうで、
ヘッドチューブは長め・トップチューブは短めに設計してあるようです。
そういう意味でも、私には795よりも765の方が合っていますね。




シートステーやブレーキも普通の形状。

ちなみに、電動コンポにも対応しているのは嬉しいですね。
グレードが下のフレームは非対応だったりすることも多いですから。




796 MONOBLADE

最後に、TTマシンの796。
TTマシンはエアロ好きにはたまらないですが、
いかんせん乗る機会がないので購入をためらいます。
大抵値段も高いですし。


かっこいい・・・
これを眺めているだけでごはんを何倍でも食べられます。

そういえば、
エアロに特化する場合、
トップチューブを水平にした方がいいんじゃなかったでしたっけ?
795はずいぶんスローピングしてますけど。



シートチューブの後方から見てみると、
まるで刃のようです。
MONOBLADE(一枚刃?)の異名は伊達ではありません。



薄いですね。
落車したら割れてしまいそう。

横から見たときのボリューム感とはうって変わって、
前面投影面積のほとんどがホイール・タイヤとハンドルに見えます。


次回のDE ROSA編に続きます。

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