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八丈島ポタ その8 南部編 [ポタリングレポート]

前回は、登龍峠までやってきました。
展望台の後にも峠への上りは続き、
しかもきつい上り坂になっているのが厄介でした。
自転車乗りとしては、ここを上ってこそ登龍峠を制覇した、と思えるところです。

今回は峠から南に下り、そのまま八丈島の南海岸沿いを走ります。



八丈島南部へ

標高約400mの峠から、一気に300m下ります。
危険な下りは好きではないですが、
八丈島は交通量が少ないので危険は大きくないですし、
道も十分に広い場所ばかりなので、
気持ちよく下ることが出来ます。


登龍峠の下り


ここはそれほど広くないので、
気をつけて下ります。
山の中はどうしてもブラインドカーブになってしまうので、
常に対向車がいる事を想定してライン取りして走るしかありません。
エンジン音がしなければ対向車がいないと判断することもある程度出来ますが、
下りでは風切音に埋もれてしまいますし、
電気自動車のような静かに走れる車両が来ているかもしれません。
視覚が奪われている環境では、
100%対向車が来ていないことを保証するのはできないです。




その点、直線道路はいいですね。
対向車が来ているかどうかは一目瞭然。
たとえ対向車が来ていても、自分の車線を走っている限りはほぼ安全ですし、
真っ直ぐ走っている間はスリップの心配も少ない。
心地よい日差しの中、
峠の上りで疲れた脚を休ませながら快適に下っていきます。


とそのとき、直線の先の左カーブに車が停めてありました。
進行方向左側、つまり私の車線上ということです。
とっさのハンドリングでなんとか避けましたが、
まさか車が停まってるとは思っていなかったので危なかったです。

それだけでもかなり危険なのですが、
その車をよけたところに、今度はそこで写真を撮っている2人組が・・・。
駐車車両のドライバーだと思いますが、
その場所に立っているのは、事故に遭いたい願望でもあるのでしょうか。

確かに路注が禁止されている区間ではないと思いますが、
カーブに停めるのはさすがに危険すぎますし、
自分の車で狭まった道路で写真を撮っているのは常軌を逸しています。
せめて直線部分に車を停めるくらいの配慮をして欲しいものです。


末吉地区

約300mを一気に下り、末吉地区の主要部と思われる場所まで来ました。


末吉郵便局を過ぎたところに、警察の方が立ってらっしゃいました。
ドリンクがなくなっていたので、自販機がないかたずねると、
少し戻ったところにあるとのこと。
まさかの見落とし。

もう少し先にもあるそうなので、それならば先に進みましょう。



写真が暗すぎて分かりにくいですが、
右が八丈一周道路の道なり、
左は「石積ヶ鼻」や「みはらしの湯」方面です。
自販機は左の道に入って少し進んだところにある、小さな商店の前。




先ほどの道を左に進んでもう少し走ると、石積ヶ鼻への分岐があります。
ついでなので行ってみましょう。



かなり荒れた道を進むと、灯台が見えてきました。
八丈島灯台です。
この先は道が荒れ放題だったのと、
壁の内側には入ってはいけないようだったのでここまでしか接近していません。



八丈島灯台も見たし、八丈一周道路に戻ろう、とはなりません。
もう少し南へ、海岸沿いまで近づいてみます。



南へ向かう道は更に下り続けます。
後でこの道を戻ってこなければなりませんから、
行きが下りだと帰りは上り。
借金でしかない下り坂ですから、一片も楽しくないです。




この下りは結構長く、標高で約100mも下ります。
灯台で満足していれば発生しなかった上りなので、ちょっと虚しいです。
でもどうしてもこの目で見たかった場所があったので仕方ありません。

みはらしの湯もこの下りの途中にあります。
本来の予定では、みはらしの湯に寄るつもりだったのですが、断念しました。
前日寝坊しなければ、寄っていけたのです。
この日は飛行機に間に合うように戻らなければなりませんから、
まだ先の長いこの地点で時間を使うわけにはいきません。
この後でどんなトラブルが待っているか分かりませんからね。




洞輪沢(ぼらわざわ)港が見えてきました。
目的地まであと少し。
まだまだ下ります。


洞輪沢温泉


今回の目的地、洞輪沢温泉までやってきました。
と言ってもここは現在休業中で、湯に入ることはできません。
近く再開できるといいですね。

ここは無料で入れる温泉だったようです。
あまり綺麗な内装でもなく、なぜ人気だったのか分かりませんが、
自転車乗りとしてはここまで来た記念に寄っていきたい場所です。




洞輪沢港はwikipediaによると避難港だそうです。
海が荒れたときに、船舶を避難・係留させる為の港だとか。
そんな港もあるんですね。

この日は特に海が荒れているわけでもなかったですが、
何艘もの船が係留してありました。




行ける所まで行ってみよう

洞輪沢温泉でUターンしてもいいのですが、
もう少し先まで行けるみたいなのでついでに走ってみましょう。
左手に海、右手に崖を見ながら走ります。


すぐに行き止まりになります。
柵が立っているのでこれ以上先にはいけません。
一応道路はあるみたいですが、
その先に何かあるわけでもなさそうなので、
走ってもあまり楽しくなさそうです。



洞輪沢温泉まで戻りましょう。
こうして見ると、意外と綺麗な道だったんですね。
あまり記憶に残ってませんが。



中之郷へ

洞輪沢温泉を見てすっかり満足した私は、
また八丈島一周ポタリングに戻ります。


八丈島南部の上り


無駄に下った分をもう一度上り直します。
次に来たときは洞輪沢温泉ではなくみはらしの湯までしか下らないので、
かなり楽になるでしょうね。
そのときに洞輪沢温泉が再開していたらまた下ることになりますが、
その場合は無駄な上りではなく意味のある上りになるので構いません。



八丈一周道路に戻ってきました。
また時計回りに八丈島を走りましょう。



この区間は海が見えるところは少なく、
むしろ山がちな区間になります。
一周道路の標高約100m地点から標高250m程度まで上ることになりますし、
洞輪沢温泉から考えるとほぼ250m上ることになるわけです。



名もなき上りに250mもあると、地味に堪えますね。



名古展望台


しばらく上りに苦しみながら走っていると、名古展望台がありました。
広い駐車場も完備されていますから、車でのアクセスも便利です。



名月鑑賞に最適の場所で、「名古秋月(なごしゅうげつ)」として八丈八景に選ばれているそうです。

と言うことは、晴れた日の夜に来なければなりませんね。



展望台の後ろには小さな建物があり、
休憩スペースのようになっていました。



おそらく以前は食堂になっていたのでしょう。
現在は何も売っていません。




展望台から出たところの駐車場はとても綺麗に整備されています。
秋には賑わっているのでしょうが、
1月の日中では私以外誰も来ませんでした。



中之郷へ

展望台から先はまたしばらく上ります。
この上りが最後の本格的な上りなので、
これが最後と自分に言い聞かせて頑張ります。



これといった目印もなく上りが終わり、いつの間にか下りスタート。
相変わらず対向車はほとんどいません。



下りが終わると、中之郷地区の主要部に出てきました。
このあたりは温泉が多いので、
時間に余裕があれば寄っていきたかったですね。


裏見ヶ滝へ寄り道


また八丈一周道路から脇道にそれました。
今回の目的地は、裏見ヶ滝です。
初日に宿までの道を教えていただいた方に教えてもらった観光スポットです。



裏見ヶ滝の近くには、裏見ヶ滝温泉という温泉もありました。
この右手に下っていくと温泉だそうですが、
今回は湯につかる余裕もないので温泉はパス。
しかし、滝への道も見つかりません。



温泉を通り過ぎたところに小道に入る場所があったので、
無理やり自転車で上ってみます。

・・・が、さすがにこれではなさそうな気がしました。
また八丈島には来ることが確定的ですから、
裏見ヶ滝は次回にとっておきましょう。




温泉には入るつもりもないのでそのまま八条一周道路に戻ろうとしたところ、
裏見ヶ滝への道を発見しました。
写真右手に入っていく階段です。

階段だと自転車は無理ですし、
どれだけ歩けばいいのかわからないですし、そもそもSPD-SLなので歩くのはつらい。
結局、次回に持ち越しなのは変わりませんね。

後で調べてみたのですが、歩いて数分というあいまいな情報しかありませんでした。




八丈一周道路に戻ってきました。
あとは寄り道せずに宿に戻ります。


次回

そろそろ八丈島一周も終わりに近づいてきました。
残るコースは宿に戻るだけになりますが、
八丈島の最大の見せ場ともいえる場所を通ります。
まさにクライマックス。

次回に続きます。

八丈島ポタリング 2016 目次

その01 移動編
その02 八丈島初日の夜編
その03 サイクリングスタート編
その04 八丈島北部編
その05 八丈富士ヒルクライム編
その06 八丈富士周遊道路編
その07 底土港と登龍峠編
その08 南部編
その09 大坂トンネル展望台編
その10 帰路編

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