SSブログ

Anker PowerPort 4 [その他]

自転車部品ではないですが、自転車+写真旅行にあると便利なものを購入。
4ポートUSB充電器、Anker PowerPort 4です。

以前はPLANEX 「充電万能」を使っていました。
これも4ポートUSB充電器なのですが、
少々時代に合わなくなってきていたのです。

<2016/05/14 PowerPort4の1ポート辺りの最大電流出力を2Aから2.4Aに修正>

スペック

まずはAnker PowerPort 4のスペックを簡単に紹介。

  • 4ポートUSB出力
  • 1ポート最大2.4A※出力
  • 合計40W出力が可能
  • 折りたたみコンセントプラグ
  • 6.5 x 6.5 x 2.9 cm
  • 145 g
  • カラーは白と黒がある

※2016/05/14 2Aを2.4Aに修正。
勘違いしていました。
以下、同じことが書いてある箇所は全て修正。

このくらい押さえておけば、USB充電器のスペックはほぼ網羅したと言えるでしょう。


この中で、最も重要なのは、すぐに理解できるポート数を除けば2番目と3番目。
今回のUSB充電器買い替えも、
この2番目と3番目がPLANEX 「充電万能」では満足できなくなっていたからなのです。



PLANEX 充電万能のスペック

ちなみに、PLANEX 「充電万能」のスペックは以下の通り。

  • 4ポートUSB出力
  • 1ポート最大2000mA出力
  • 合計2000mA出力が可能


Anker PowerPort 4との違いは、結局3番目の合計出力Wくらいです。
が、充電万能はたったの2000mAしかないんです。

充電万能は5年以上前に発売された製品ですから、
当時はこれでも大きい出力だったのです。
時代とともに、性能が追いつかなくなってきただけ。

今でも安い4ポートの充電器として十分減益です。








A、mA、W、mWの解説

ちょっとここでAやWなどの単位が分からない人に解説。
これが分からないと今回の話は意味がないですから。
分かっている人は飛ばしましょう。


まずは電流の単位について。
A(アンペア) や mA(ミリアンペア) が電流の量の単位です。
電流が多く流せるほど、充電が早くなりますし、
一度に充電できる機器の数が増えます。
1Aってどういう意味なんだ?なんてことは理解しなくてよくて、
目安としては、

古い携帯・スマホ・・・500mA (0.5A)
新し目のスマホ・・・1A~2A
タブレット・2in1PC・・・2A以上
新し目のモバイルバッテリー・・・2A以上

くらいが必要になることだけ分かっていればよいです。
もっと必要なものもありますので、あくまでも目安。



AとmAの関係は、

1000mA = 1A

となります。

1000mg = 1g
1000mm = 1m(メートル)

と同じで、m(ミリ)には「1000分の1」という意味があることを知っていれば良いです。
なので、最大出力4Aと最大出力2000mAとでは、
4Aの方が2000mAの2倍の出力が可能になります。




次に、W(ワット)について。
理科で習いましたね、ワットは電力の単位です。
USB充電器のスペックでは、電流(A)で書いてある場合と、電力(W)で書いてあることがあるので、
それらの違いを理解しておく必要があります。

電力ってなんだ?
てのは、この際分からなくて構いません。
※※自転車乗りならパワーメーターの出力がWなので少しなじみがあるかもしれません。
※※電力は仕事量の一種で、1秒間にできる仕事のことです
※※・・・が、この知識USB充電器選びには不要です。


電力と電流の違い、実はUSBに限って言えば同じ事を別の言い方で表現しているに過ぎません。

電力(W) = 電流(A) x 電圧(V)

という式も理科で習いましたね。
習ってないことはないはずですが、忘れてた人は、この式だけ覚えましょう。

電圧の単位はV、ボルト(voltage)です。
単1~単5くらいまでの乾電池は1.5Vですし、
四角い電池は9V、
ボタン電池の電圧はものによって色々と規格があります。



そう、電圧が規格で決められているのはUSBも同じこと。
USBは常に5Vなんです。
(計算もしやすい電圧で助かります。)
ということは、先ほどの電力の式は、USBに関してだけ考えれば、
ボルトが何なのかすら理解する必要はなくて、

電力(W) = 電流(A) x 5

で覚えておけば問題ありません。
電流の5倍が電力の値です(くどいですがUSBの場合のみ)。



Anker Powerport4と充電万能のスペック比較

さて、Anker PowerPort 4のスペックを見直すと、
  • 4ポートUSB出力
  • 1ポート最大2.4A出力
  • 合計40W出力が可能

です。
1ポートで2Aで充電できるのですから、4ポートで8Aです。
そして、USBは電流の5倍が電力ですから、
8Aの5倍、つまり40Wが合計最大出力となります。
これはスペックの合計40Wと一致しています。
各ポートに独立して2A(10W)ずつ出力するような回路があるのでしょう。
各ポートがそれぞれ最大出力をしたときが、
全体の最大出力となるわけです。
わかりやすい。

<修正版>
1ポートで2.4A出力できるのですから、
4ポート全てが最大出力をすると、2.4A x 4 = 9.6Aです。
9.6AはUSBの5Vで考えると48Wとなり、PowerPort4の最大電力40Wを超えています。
全ポートが最大電流出力を"同時に"できるわけではないと言うことですね。
最大電力40Wのときの電流は8A。
2.4A(最大電流)を3ポートと0.8Aを1ポートとか、
1ポート2Aずつを全4ポートとか、
そうやってうまく組み合わせなければなりません。

今のところ、その組合せを意識することは少ないと思います。
2.4Aを受け取るデバイス自体があまりないですから。
大き目のタブレットが2.4Aですが、
新しいスマホでも多くが最大2Aですし、
モバイルバッテリーも2A入力がほとんどです。
サイコンやカメラなどはバッテリー容量が小さいので
そんなに大電流を流し込める仕様になってないと思います。


全ポート合計40Wであれば問題ないし、
現状では、大抵の場合は何も考えなくても40W以下になるでしょう。

万が一、更に大きな電流(2.4A)を受け取れるデバイスを複数持っていると、
40Wを超えてしまうかもしれません。
超えた場合はどうなるんでしょうね。
40Wをうまく分配してくれるのか、
それとも回路が動作しなくなって、
全ポートの電流出力がなくなるのか。

あいにく、現在私の手持ちデバイスは2A以上で充電できるものが
手持ちにほとんどないので検証しようがありません。
たいていの人がそうだと思います。
T100TAMが3Aまで充電できますが、
現在のT100TAMは自宅サーバー的な立ち位置になっているので
外出先で充電することがなくなりました。
他には、16000mAhのモバイルバッテリーAnker Astro E5が2Aですがそのくらい。



対して、充電万能では、
  • 4ポートUSB出力
  • 1ポート最大2000mA出力
  • 合計2000mA出力が可能

です。
1ポートの最大電流は2000mA、つまり2AなのでAnker Powerportと変わりません。


合計出力はというと・・・、1ポート最大電流と同じで2Aですね。
どういうことかというと、
1ポートしか使わないなら2A出力できる、つまりAnker Powerport 4と同じ。
ただし4ポート使う場合でも合計で2Aまでしか出力できないのです。

例えば、4ポートとも0.5A出力させて合計2Aという使い方や、
1Aを1ポートと0.5Aを2ポート出力させる、というように。
もちろん、2A以下の組合せであればどんな組み合わせでも構いません。

これはおそらく、1つの2A出力を4つに分岐しているだけですね。
極端に言えば、Anker powerport 4の1つのポートを4分岐させているだけ。

以前はこれでもあまり問題なく使えていたのです。
大抵の機器が0.5A程度しか受け付けなかったので。
1Aの電流を必要とする機器があっても、
3本挿し(1A + 0.5Aを2本)にすれば問題ありません。
充電万能が画期的だったのは、4つのポートに差がなかったことです。

他の4ポートUSB充電器では、
2ポート合わせて1A出力の組が2つ、合わせて4ポート合わせて2A出力、
となるようなものもありました。
これは、1つの機器が2Aで充電できるとしても、
1Aでしか充電できないので充電速度が半分になります。
また、1Aの機器を2つ接続する場合も、
接続場所を間違えてしまうと、
0.5Aずつになるか電流出力できなくなるかになります。
そういうのをいちいち考えなくて良かったのが充電万能なんです。

しかし、最近のスマホ・タブレットやモバイルバッテリー、デジカメなどは
1A以上で充電できるものがほとんどです。
Anker Astro E5では2Aまで入力できるので、
これだけで最大電流に達してしまいます。

そして、そういう機器を何も考えずに充電万能の4つのポートに接続するとどうなるか。
「4ポート平等に0.5Aずつになるので、一つ一つの充電がめっきり遅くなる」
・・・とはなりません。
むしろ遅くなるだけであればまだ幸せです。
接続機器の合計で自分の流せる電流以上のものが接続されてしまうと、
なんと全く電流が出力されなくなる。
つまり、全く充電されなくなってしまうのです。

過電流対策なのか、能力以上の電流を奪われると正常動作しなくなるだけなのか分かりませんが、
どうやらそうなっています。

充電に時間がかかっても、
寝てる間に充電が終わっていればいいと思っていました。
でも、最大電流(電力)を気にしながら、
1つの充電が終わったら次の機器に接続しなおして、
また次、また次とやらないといけないものが増えてきて、
これはかなり面倒です。



自転車+カメラの旅行

それでなくとも、自転車旅行では充電しないといけないものが多いです。
  • スマホ
  • モバイルルーター
  • サイコン
  • デジカメ
  • アクションカム
  • モバイルバッテリー

サイクリング中は充電できないので、
これらを全て宿に帰ってきた夜の間に充電しなくてはなりません。
充電万能が4ポートとは言え、
結局1~2ポートしか使えなくなってきているのは問題です。

特にモバイルバッテリーは凶悪で、
2A以上で充電できるものも増えてきました。
充電時間が短いのは有り難いですが、
充電万能ではまかないきれなくなります。

というわけで全てのポートで同時に2A出力が出来るAnker Powerport 4の出番です。
これなら、2A以下で充電できる機器なら何も考えずに接続するだけで構いません。
いちいち考えずにすむのは何と楽なことか。


購入

というわけで、Anker Powerport 4の到着です。



無駄に大きくない箱に好感が持てます。



大きさは、カードサイズの横幅よりは小さく、縦よりは長い正方形。
充電万能よりは少し大きいですが、許容範囲です。
というより、良くこの大きさで作ったなという方がいいのでしょう。




4ポートが縦に並んでいます。


IQと書いてあるところの上にLEDが付いていて、


緑に光っていると充電中。


青だと接続無し、もしくはほぼ充電終了。


ほぼ、というのは、完全に100%充電完了まで到達していなくて青になるからです。
例えばスマホが95%くらいまで充電されていると、
充電速度が遅くなるようで、そのくらいでももう青くなっています。

スマホの場合は自分のLEDが光っているのでいいですが、
自分のLEDが付いていないものは充電状況がわかって嬉しいですね。
ただ、4ポートのうち1ポートでも充電していると緑のままですから、
複数充電しているときにどれかが充電終了していても判別できません。


実際に使ってみる


複数(3機器)充電中の例。
LEDはケーブルに隠れて見えなくなっていますね。
正直、このLEDはあまり活用していません。
3本もケーブルが挿さるととり回しがごちゃごちゃしてしまいますが、
しっかりつながっていれば大丈夫。

この写真で充電しているのはそんなに電流を必要としない機器たちなので、
実は充電万能でも問題ないかもしれません。
4つ目のポートでモバイルバッテリーを充電したりすると、
充電万能はうまく動かなくなってしまうでしょうが、
Anker Powerport 4では心配ありません。



そういう心配のいらないところ、
4ポートいっぺんに挿しても充電が止まらないところがありがたいですね。
ポタリング旅やサイクリングイベントにスマホ、サイコン、デジカメ、アクションカムなど、
ガジェットを大量に持ち歩く私にはとてもありがたいです。
モバイルバッテリーの充電は大量の電流を必要とするので、
充電万能ではすぐに充電不能になっていたんですよね。
モバイルバッテリーだけは単独で充電しなければならず、
それはそれは時間のかかる作業でした。

特に、ポタリング旅1日目のホテルの夜に、
4つまでならいっぺんに充電できるのは助かります。
夕食やお風呂の時間に効率的に充電をしておけますし、
終身までに間に合わない充電機器も、4つまでは寝ている間に充電させることが出来ますから。






余裕のある充電ライフ

というわけで、Anker PowerPort 4のおかげで、
ますますガジェットフルポタリングがはかどるようになりました。
今後はより積極的にガジェットを追加していこうと思います。

スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。






この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。