JCF公式サプリの梅丹本舗製品から禁止薬物 (続報) [その他]
先日お伝えした件の続き。
スポーツ報知による報道、
今回は、自転車連盟公式スポンサーでありステロイドが検出されたサプリのメーカーである、
梅丹本舗の対応について。
ちなみに、報道の内容を復習すると以下の通り。
私が前回の報道をみて梅丹本舗の公式サイトを覗いてみると、
以下の3件のお知らせが出ていました。
当時はリンクを間違っていないかまで確認したので間違いありません。
特に、3つ目のお知らせである
「【続報 重要なお知らせ】古式梅肉エキスに WADA 禁止物質の含有が確認されました。」
に関して言えば、
検出された物質が自然界由来のものだということまで明記されていました。
(それが言い訳に聞こえる、ということを私の前回の記事には書いています)
2016年4月23日現在、これらのリンクは全て削除されているようです。
なぜ削除・・・・
一度発表したものを削除するというのはあまり理解できません。
URLだけ変更したのかと思いましたが、そうでもないようです。
代わりのお知らせとして、
のみがありました。
相当好意的に捉えて、お知らせをこちらに集約したのかとも考えます。
だとしても、一度発表したもの、
特に今回のような不祥事案件は
削除などするとより不穏な空気が流れてしまうのでやめたほうがよいと思います。
元々ののページには
"最新の情報はこちら"
などとリンクを載せておくなりしておけばいいのです。
疑い深い私は、「何かしらの隠蔽か?」と疑ってしまいます。
ちなみに、新しいお知らせのページには
"続きと詳細はこちら"としてpdfファイルが添付されています。
pdfファイルには、検出された薬物( “1,4-androstadiene-3,17-dione、通称ボルジオン)が、
自然界云々という文言も見られますから、
おそらくこちらに集約したのでしょう。
元々の文章を全て覚えているわけではないので確証はありません。
相変わらず言い訳がましく読めてしまう文章構成も踏襲しています・・・・。
現代風に書くなら、
「禁止薬物が検出されたこと」
ことをまず明記。
次に
「それでもなお、公式スポンサーという立場であるにも関わらず、
認識が甘かったことを反省、謝罪します。」
という謝罪文。
その後は、原因や今後の対応などで、
「自然界に含まれるもので、健康被害は少ない、もしくはほぼないために認識不足だった」
「今後の対応はこうします」もしくは「対応を検討中です」
という「事実」→「謝罪」→「原因」→「今後の対応」のコンビネーションが必要かと思います。
実際には、謝罪が最初と最後に追加されてもよいかと思います。
梅丹本舗の公式発表には何か違和感があると思っていました。
公式発表を何度読み返してみても、
事実と言い訳(原因ではない)しかないんですよね。
なので梅丹が今回の件をどのように受け止めているかがわからない、
もっと言えば、軽く考えているようにしか見えない。
そんな文章なわけです。
言葉だけの謝罪は確かに不要です。
今回の件は、ドーピングとは無縁の一般人にもどうでもいいことです。
ただ、オリンピックを目指す競技連盟の公式スポンサーとしては、
あまりにも無責任で、
信じがたい事件を引き起こしているわけです。
関係各所、特にプロを目指すくらい真剣に競技に取り組んでいる方々への
公式サイトでの謝罪の文章が一節でもないと、
私としては、
今回の件でなんとか自分たちの非を認めない方向に持って行きたいのかな
と感じていました。
記者会見での謝罪はしているようですが、
謝罪関連はを公式サイトに一切残さないようにしたいのかな・・・
不祥事案件での謝罪って、
あまり公式サイトには載せないものでしたっけ?
以前、ナイキが有名な問題公告を出していました。
コピーは、
「ブレーキなし。問題なし。」
でした。
当時ナイキは、ランス・アームストロングのスポンサーとしても有名でしたから、
かなり大きく問題になり、
わずか数日で撤去されたことでも話題になりました。
競技場内(行動に出ない)前提のトラック競技ならもちろん問題ありません。
しかしナイキの公告はどう見ても公道で、
かつカジュアルな服装(競技者ではないことが大いに予想される)人たちが
ノーブレーキピストを抱えている写真。
公道での整備不良自転車使用を助長させる内容です。
その後、謝罪文を出したはず・・・
と思って検索してみると、やはりどうやら公式サイトに謝罪文を載せていたようです。
が、それはもう過去のこと。
すでにその謝罪文はなくなっていて、
ナイキは過去のものだと考えているようです。
その謝罪文(探せば全文残してくださっている方がいます)も
となっています。
「誤解を招く」があまりにも言い訳がましくて悲しくなります。
その上、その文章はすでに見ることは出来ません。
そのせいか、むしろいまだに話題に上ることがありますし、
なにかあったときに容易に思い出せるほど強く記憶に残っています。
梅丹本舗の件と絡めて考えてみます。
今回の件と重なる部分は、
「ランス・アームストロングもドーパーだったこと」
というのは言い過ぎではあろうと思います。
が、公式サイトに載せない・残さないという同じ姿勢により、
梅丹本舗もナイキと同じ企業体質に感じてしまうのはやむを得ないでしょう。
自転車は歩道通行で疎まれていたり、
本来の車道通行をしていても
乗用車運転手の間違った認識により、「歩道を走れよ」と疎まれていたりします。
なので問題・不祥事が起ったときには
誠意のある対応をしなくてはならないと思うのです。
が、自転車界の中でも最も理解していそうな自転車連盟、及びその公式スポンサー。
そこが理解不足だと思うと悲しくなります。
あまりネガティブなことは書きたくないですが、
今回の件はあまりにもひどいのでつい書き殴ってしまいました。
自転車イベントなどでもスポンサーをしてくださっている梅丹ではありますが、
各イベントでの売り上げも減るでしょう。
少なくとも、私は現状のままでは・・・。
日本の自転車ニュースサイト大手のcyclowiredが
なぜかこの大ニュースを掲載しないと思ったら、
梅丹本舗はcyclowiredのスポンサーでした。
闇が深い。
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スポーツ報知による報道、
自転車連盟公式サプリから禁止物質ステロイド検出…選手に提供、リオへ混乱必至についてです。
今回は、自転車連盟公式スポンサーでありステロイドが検出されたサプリのメーカーである、
梅丹本舗の対応について。
ちなみに、報道の内容を復習すると以下の通り。
隠蔽体質
私が前回の報道をみて梅丹本舗の公式サイトを覗いてみると、
以下の3件のお知らせが出ていました。
【重要なお知らせ】古式梅肉エキスにWADA禁止物質の含有が確認されました。
【続報 重要なお知らせ】トップコンディションにWADA禁止物質の含有が確認されました。
【続報 重要なお知らせ】古式梅肉エキスに WADA 禁止物質の含有が確認されました。
当時はリンクを間違っていないかまで確認したので間違いありません。
特に、3つ目のお知らせである
「【続報 重要なお知らせ】古式梅肉エキスに WADA 禁止物質の含有が確認されました。」
に関して言えば、
検出された物質が自然界由来のものだということまで明記されていました。
(それが言い訳に聞こえる、ということを私の前回の記事には書いています)
2016年4月23日現在、これらのリンクは全て削除されているようです。
なぜ削除・・・・
一度発表したものを削除するというのはあまり理解できません。
URLだけ変更したのかと思いましたが、そうでもないようです。
代わりのお知らせとして、
【重要なお知らせ】弊社製品からWADA禁止物質の含有が確認された件について
この度、弊社は英国LGC社に依頼し、下記製品のWADAドーピング禁止物質の検査を実施しております。 まだスクリーニングの段階ですが、「古式梅肉エキス」と「トップコンディション(TC)」から、WADAで指定されている禁止物質である”4,4-andorostadiene-3,17-dione”(通称ボルジオン)の含有が確認されました。 アスリート(競技者)の方は、ご使用を中止してください。
のみがありました。
相当好意的に捉えて、お知らせをこちらに集約したのかとも考えます。
だとしても、一度発表したもの、
特に今回のような不祥事案件は
削除などするとより不穏な空気が流れてしまうのでやめたほうがよいと思います。
元々ののページには
"最新の情報はこちら"
などとリンクを載せておくなりしておけばいいのです。
疑い深い私は、「何かしらの隠蔽か?」と疑ってしまいます。
ちなみに、新しいお知らせのページには
"続きと詳細はこちら"としてpdfファイルが添付されています。
pdfファイルには、検出された薬物( “1,4-androstadiene-3,17-dione、通称ボルジオン)が、
自然界云々という文言も見られますから、
おそらくこちらに集約したのでしょう。
元々の文章を全て覚えているわけではないので確証はありません。
相変わらず言い訳がましく読めてしまう文章構成も踏襲しています・・・・。
現代風に書くなら、
「禁止薬物が検出されたこと」
ことをまず明記。
次に
「それでもなお、公式スポンサーという立場であるにも関わらず、
認識が甘かったことを反省、謝罪します。」
という謝罪文。
その後は、原因や今後の対応などで、
「自然界に含まれるもので、健康被害は少ない、もしくはほぼないために認識不足だった」
「今後の対応はこうします」もしくは「対応を検討中です」
という「事実」→「謝罪」→「原因」→「今後の対応」のコンビネーションが必要かと思います。
実際には、謝罪が最初と最後に追加されてもよいかと思います。
梅丹本舗の公式発表には何か違和感があると思っていました。
公式発表を何度読み返してみても、
事実と言い訳(原因ではない)しかないんですよね。
なので梅丹が今回の件をどのように受け止めているかがわからない、
もっと言えば、軽く考えているようにしか見えない。
そんな文章なわけです。
言葉だけの謝罪は確かに不要です。
今回の件は、ドーピングとは無縁の一般人にもどうでもいいことです。
ただ、オリンピックを目指す競技連盟の公式スポンサーとしては、
あまりにも無責任で、
信じがたい事件を引き起こしているわけです。
関係各所、特にプロを目指すくらい真剣に競技に取り組んでいる方々への
公式サイトでの謝罪の文章が一節でもないと、
私としては、
今回の件でなんとか自分たちの非を認めない方向に持って行きたいのかな
と感じていました。
記者会見での謝罪はしているようですが、
謝罪関連はを公式サイトに一切残さないようにしたいのかな・・・
不祥事案件での謝罪って、
あまり公式サイトには載せないものでしたっけ?
過去の事例に学ぶ
以前、ナイキが有名な問題公告を出していました。
コピーは、
「ブレーキなし。問題なし。」
でした。
当時ナイキは、ランス・アームストロングのスポンサーとしても有名でしたから、
かなり大きく問題になり、
わずか数日で撤去されたことでも話題になりました。
競技場内(行動に出ない)前提のトラック競技ならもちろん問題ありません。
しかしナイキの公告はどう見ても公道で、
かつカジュアルな服装(競技者ではないことが大いに予想される)人たちが
ノーブレーキピストを抱えている写真。
公道での整備不良自転車使用を助長させる内容です。
その後、謝罪文を出したはず・・・
と思って検索してみると、やはりどうやら公式サイトに謝罪文を載せていたようです。
が、それはもう過去のこと。
すでにその謝罪文はなくなっていて、
ナイキは過去のものだと考えているようです。
その謝罪文(探せば全文残してくださっている方がいます)も
指摘のあった広告につきましてはすでに撤去しておりますが、誤解を招く表現であったこと、そして安全に配慮しながら楽しんでいる多くの自転車愛好家の皆様に不快な思いをさせたことを深くお詫びいたします。
となっています。
「誤解を招く」があまりにも言い訳がましくて悲しくなります。
その上、その文章はすでに見ることは出来ません。
そのせいか、むしろいまだに話題に上ることがありますし、
なにかあったときに容易に思い出せるほど強く記憶に残っています。
相対的に
梅丹本舗の件と絡めて考えてみます。
今回の件と重なる部分は、
「ランス・アームストロングもドーパーだったこと」
というのは言い過ぎではあろうと思います。
が、公式サイトに載せない・残さないという同じ姿勢により、
梅丹本舗もナイキと同じ企業体質に感じてしまうのはやむを得ないでしょう。
悲しい
自転車は歩道通行で疎まれていたり、
本来の車道通行をしていても
乗用車運転手の間違った認識により、「歩道を走れよ」と疎まれていたりします。
なので問題・不祥事が起ったときには
誠意のある対応をしなくてはならないと思うのです。
が、自転車界の中でも最も理解していそうな自転車連盟、及びその公式スポンサー。
そこが理解不足だと思うと悲しくなります。
あまりネガティブなことは書きたくないですが、
今回の件はあまりにもひどいのでつい書き殴ってしまいました。
自転車イベントなどでもスポンサーをしてくださっている梅丹ではありますが、
各イベントでの売り上げも減るでしょう。
少なくとも、私は現状のままでは・・・。
日本の自転車ニュースサイト大手のcyclowiredが
なぜかこの大ニュースを掲載しないと思ったら、
梅丹本舗はcyclowiredのスポンサーでした。
闇が深い。
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