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北海道ポタ 札幌to留萌 その5 [ポタリングレポート]

前回もオロロンラインを北上。
多くのトンネルを抜けながら、
その合間に白銀の滝と銀鱗の滝を楽しむことが出来ました。

今回は初日の最終編。
増毛を通って留萌まで残り約30kmを走ります。



最後の上り

増毛の市街地に入る手前がこの日最後の標高100m越え地点。
ここさえ超えれば、
上りで心配する湯女場所はなくなります。

まあ、何度も言いますが、
向かい風がきつくて上りはあまり気になりませんでしたが。


オロロンラインの丘


上りが始まりました。
雨は降っていないのですが、湿気がありすぎてアクションカムが曇っています。



標高140mくらいまで上るので、
見下ろせる場所での風景は壮観なものがあります。
たった100mちょっとなのですが、
見下ろす風景というのはいつだっていいものです。
お金持ちが小高い丘に住みたがる気持ちが分かります。



オロロンラインの橋


小高い丘を上るこのあたりもまたトンネルの宝庫。
短めのトンネルが多いですが、
連続しているので安全に対して気は抜けません。

マッカ岬トンネルとペリカトンネルの間は紅嶺橋(こうれいばし)が架かっています。
2つのトンネルを端で結ぶというなかなかない道路構成で、
橋好きの私を楽しませてくれます。





紅嶺橋の魅力を余すところ無くお届けしました。




ペリカトンネルの次は約2kmと少し長めの大別苅(おおべつかり)トンネル。
大別苅トンネルが、ようやくこの日最後のトンネルとなります。

ここまで一体何本のトンネルを通ってきたのでしょう。
オロロンラインの南部はトンネルの宝庫でした。

宝庫と言うと楽しそうですが、実際はそうではないです。
もしかしたら、
向かい風ではなく追い風の日であればその印象も違ったのかもしれませんが・・・。




留萌本線


下り坂はあっという間に終わって、
平地を淡々と進んでいると、増毛市街地まできました。
オロロンラインは一本道だとばかり思っていましたが、
増毛市街地の中で90度右に折れます。

edge520がそう示していたのですが、
まさか右に曲がるとは思っていなかった私は戸惑ってしまいました。



写真の交差点あたりで右折。
真っ直ぐ進むと増毛町役場や増毛駅があるようです。

増毛駅は留萌本線の終着駅。
今更wikipediaを見てみたら、なんと

2016年12月5日 - 留萌駅 - 当駅間の廃止が予定され、当駅も廃止される予定。

となっています。
なんということでしょう。
最近、北海道の路線の多くが敗戦になっているニュースは聞いていましたが、
ここもその1つだったとは。

そうであれば、駅まで行っておけば良かった・・・。
今年中に、廃線前にもう一度訪れることはないでしょうからね。
これはかなり後悔します。
ただ、向かい風にかなり疲れていたので、
もし知っていても行ったかどうかは微妙です。
まだ残り16km以上ありますからね。




増毛を過ぎると微妙に上りがあります。
ただここの上りは風が吹かなかったので、
むしろここまでの平地よりも気持ちよく走れました。

上りはどんなにきつい勾配でも、
上っていると言う事実があるので精神が保たれるんですよね。
きつい上りは位置エネルギーを貯金しているだけで、
後々の下りでそのエネルギーを利用できます。

向かい風の場合、
どんなに頑張って向かい風に立ち向かっていても、
それが何かの蓄積になってはいません。
一応、往復コースや周回コースなら、
戻りの方向のときに追い風の恩恵を得られるという希望は持てますが、
意外と午前と午後で風向きが逆になっていたりするのであなどれません。

なので向かい風は気が重い時間なのです。
ただただ苦痛の向かい風。



上りはすぐに終わって、箸別駅辺りの少し海岸が出張ったところを海沿いに走ります。
下りなのでとても素敵な走行・・・と思いきや、
やはりここも向かい風です。



このあたりから、海岸沿いの平坦路を走るところがほとんどで、
ようやく私の想い描いていたオロロンラインのイメージに近くなってきました。

右手に単線の線路がありますが、全く電車が来ません。
それもそのはず、増毛~留萌間は1日に7本しか走っていないのです。

そうとは知らずに、走りながらも「電車来ないかなあ」と思っていると、
電車が来ました。
1両編成!
これぞローカル路線!


疲れていたので写真すら撮りませんでしたが、
1日7本の電車にめぐり合えた奇跡と、
年内に廃線になるという貴重度を考えると、
疲れていても写真を撮っておくべきでした。

それでも、留萌本線の電車が見れただけよかったです。
脳裏に焼き付けておかなければ。

なお、留萌以降は1日9本走っているみたいです。




初日の目的地

留萌市街地は少し上った先にあります。



上りが始まったと言うことは、
もう目的地まであと少しということ。
ここまで雨や向かい風に苦しめられましたが、
ようやく到着です。



到着しました。
この日の宿は留萌のビジネスホテル、R-innです。
ロビーがタバコ可で少し煙たい以外、とてもいいホテルでした。
フロントの方もとても親切でしたし。




部屋は正方形に近い作りで、
ビジネスホテルによくある狭苦しい感じは受けません。



食事はどこかに行く気力はもうなかったので、
近くのコンビニで済ませました。
コンビニと言ってもセイコーマートなので、
北海道に来た甲斐があるというものです。




ご飯を食べたら翌日に備えましょう。
留萌から稚内までの186kmが待っています。



次回

初日は前半の雨と、
多くのトンネルと、
絶えず拭いていた向かい風に苦しめられました。
頑張っても23km/h程度のサイクリングはあまり快適とは言えませんが、
2日目以降に期待しましょう。


特に3日目は稚内から東海岸を南下するコース。
ほぼ逆方向なので風向きがそのままなら追い風になることが期待できますから、
少なくともそれを期待して。

次回は2日目、留萌~稚内編です。

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