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シマノ 9100系 NEW DURA ACE [自転車部品探訪]

どうやら新しいDURA ACEが発表されるようですね。
シマノのDURA ACEの告知ページが出来ています。

そのURLはhttp://duraace.com/
そのままですやん、ってツッコミを入れたくなりますが、
よくこのアドレスが残ってたな、っていうのも驚きです。



2016なのか2017なのか

http://duraace.com/を見てみると、ある日時へのカウントダウンをしています。

"SOMETHING NEW IS COMING"となっているので、
噂されている新型DURA ACEの発表でしょう。

正直なところ、私はDURA ACEを飼う予定がないので直接は影響しませんが、
ULTEGRA・105などの下位コンポへの道標となるので注目しています。
特に、これまでのコンポとの互換性がどうなっているかが重要です。

今後新しくコンポやフレームを買い換えるときに、
フレームごと新調するべきなのか部分的交換でいいのかの判断材料になりますから。

丁度私は輪行用にロードフレームを新調しようとしているのですが、
DURA ACEの発表を待ってからにしようと待機中です。


この時期に発表されるDURA ACEは、
2016年版と呼ばれるのか、
それとも自転車製品の慣例により2017年版と呼ばれるのか、
どうなるんでしょうね。


カウントダウン

日本企業だからなのか、
カウントダウンは日本時間の2016年6月30日(木)午前0時を目指しています。


duraace.com.jpg
これもティザー公告と言うんですかね。
単なる自転車コンポーネントがティザー公告を打つほどのものなのでしょうか。

それだけシマノが今回のNEW DURA ACEにかけているのか、
それともティザー公告をするだけの自信作なのか。
6月30日が楽しみです。

ちょっと不思議なのは、
ツールドフランスのチームプレゼンテーションが同じ時間帯なんですよね。
正確に何時からやっているのかわからないのですが、
J SPORTSによるツールドフランス・チームプレゼンテーションの放送時間は
6月30日午前1時から。
NEW DURA ACE発表の1時間後にチームプレゼンテーションがあります。

なんだかツールの邪魔をしているような感じになってる気がします。
お互いが協調して盛り上がればいいですが、
話題の取り合い・つぶしあいにならないかと懸念します。



型番は9100?

9100系だと勝手に思っていますが、
名前が9100系になるかどうかは分かりません。

SORAが順当に行けば3600系になるところだったのが、
R3000になりましたがら。
もしかするとR9000系DURA ACEなんて可能性も残っています。


でもどこのサイトも9100系だと伝えているので、
もしかしたらどこかで既に正式に伝えられてます?
単に順当に行けば9100系ですよね、ってだけの話ですかね
まあ私も、9100系なんだろうなと思っていますが。



リーク写真

すでに何枚かの写真がリークされています。
本当に手違いやうっかりでリークされた写真なら面白いのですが、
近年の公告手法を鑑みるに、
コントロールされたリーク写真なのだろうと思うと少ししらけてしまいますね。


completebike9100.jpg
まずは全体像ですが、
まさかのKUOTA KHANらしき完成車です。
手違いリークであれば、KUOTA社はシマノからとんでもない賠償金を請求されるでしょうから、
まあおそらくは計画的リークでしょう。


写真は2016年にすでに存在するKHANで展示してあると言うことは、
フレームは完全に互換性があると言うことになりますね。
KHANのモデルチェンジが入っていることも考えられますが、
だとしたらKUOTAも新モデルを用意するでしょう。

リアエンド幅は130mmで変わらない可能性が高そうですね。
ということは12速化もしないのでしょう。

ディスクブレーキも標準装備との噂がありますが、
少なくとも従来のキャリパーブレーキが存在します。
KHANはBB386ですが、その辺りはどうなんでしょう。




注目すべきは、カラーにブラックが採用されていることです。
これまで、7900系・9000系では
ブラック・シルバーのツートンカラーが採用されましたが、
ブラック単色のDURA ACEは無かったのではないでしょうか。

DURA ACEはシルバー基調という先入観があるので、
ブラック好きな私でもかなり意外で少し寂しい気もします。
ただ、ブラックのDURA ACEもそれはそれで精悍で格好いいですね。



fc9100.jpg
フロントクランクの拡大写真もあります。
9000系クランクと比べるとかなり太くなっているように思います。


一瞬、UDカーボンかと思いましたが、
よく見てみるとツヤツヤの表面に周辺背景が映り込んでいるだけです。

シマノは7800系DURA ACEの後期に、
FC-7800Cというアルミ芯のカーボン巻クランクを出しました。
馬鹿みたいに高いクランクだったと思いますが、
それでも確か、結局アルミクランクよりも重かったか、
ほんのわずかに軽いだけだったんですよね。


カンパやSRAMがカーボンクランクを出す中、
7900系・9000系と一貫してアルミクランクしか出してこなかったシマノ。
カーボンクランクに金属クランクで剛性はもちろん重量的にも引けを取らなったのは、
むしろシマノのクランク製造技術の高さを示す結果になっています。
たださすがにそろそろカーボンクランクに移行しないと、
重量面での向上が見込めなくなってきているのも否めません。

今回も金属クランクに見えますが、
もしかしてこの太さは、カーボンのための強度確保とも考えられます。
塗装されているように見えるので、
外観だけではよくわからないです。

また、パイオニア型のパワーメーターも噂されていますが、
リーク写真には載っていません。

パワーメーターはDURA ACE名義ではないのでしょうね。
フライトデッキのように、全グレード共通の機器でしょうから。
太くなったクランクアームに内蔵されている、ってことになるとかなり感動しますが。



チェーンもDURA ACEブランド、つまりシマノ名義のものなのでしょうか。
コネックスリンクやミッシングリンクのような、
付け外し可能タイプのリンクが確認できます。

現行シマノのチェーンは相変わらずリンクピンによる脱着です。
7900系DURAだったか、
シマノも一度、クイックリンクと名付けられた脱着リンク方式にチャレンジしたのですが、
不具合多発だったんですよね。
型番はSM-CN79(Y13098310)。

DSC_0006_s.jpg
実は記念に1つ持ってたりします。
何の記念か分かりませんが。


シマノは一貫して不具合ではないと主張していましたが、
こっそり脱着方式をやめたことから考えると、
あまり自信のない方式だったのでしょう。
当時から、チェーンはKMC製だという話がありましたが、
KMCのミッシングリンクではあまり不具合の話を聞きませんから、
脱着リンクだけは自社製だったのでしょうか。

9000系は何事も無くスルーして、
9100系から満を持してクイックリンクの再出発と言うことであれば、
もう失敗できません。
今度こそ完成度の高いものになっているでしょう。




遠出したときにチェーントラブルが起ると、
脱着方式の方が何かと処置しやすいので私は脱着方式派です。
なのでチェーンはいつもKMC。
国内では高いですが、海外通販では2,000円くらいで買えるので便利です。
特にイギリスのEU離脱で急激な円高に振れた今は狙い目かも。
チェーンの買いだめをしておこうかな。

私はまだ手持ちのほとんどの自転車が10速システム、1台だけ9速なので、
11速チェーンは不要です。
が、NEW DURA ACEやSRAM RED eTAPなどの影響で
11速世代に突入しないとも限りません。
10速だけでなく、11速チェーンも買いだめしておくかな。

KMC X10-73 10 SPEED CHAIN


本当は、9100系もeTAPも12速になっていれば、
11速を無視して一気に12速世代に入れて都合が良かったのでしょうけどね。
そうはいきませんでした。
SRAMもシマノも、この次の世代で段数増加は必至でしょう。
このタイミングで私のバイクを11速化したと思ったら、
数年で12速文化になってしまう悪循環ですね。
困ったものです。

チェーンでもう一つ、肉抜きがされていますが、
これって9000系でもされていましたっけ?



フロントディレーラーも写っていますが、
この写真では良く分かりませんね。
バイク前方側の羽が伸びていて、
まるで開いているように見えますが、これは何なんでしょうね。
見間違い?
それとも、チェーン脱落防止?ならここにあってもあまり意味ないですから、
これが爪になってシフトアップ時のチェーン引き上げ補助となるのかな。


fc_rd_9100_2.jpg
クランクの別角度の写真もあります。
クランクはツヤツヤ過ぎですね。
新品のときは高級感がありますが、
使い古してきたときに陳腐化が激しいので、私は落ち着いた処理の方が好みです。
ああ、UltegraがDURAとの差別化のためにマット塗装になれば私にとってはそれがベストか。




fc_rd_9100.jpg
後方からの写真。
BBはBSAではないですね。
KUOTA KHANですからそりゃそうなのですが。


リアディレーラーは、あまりシマノっぽくないというか、
SRAMっぽくなりました。
それはつまりMTBのディレーラーっぽいということ。
XTRやXTと比較しても、なんか似てますね。

マウントはダイレクトマウントという話もあります。
ダイレクトマウントの場合、
今までのドロップ式リアエンドのフレームでも対応できるのでしょうか。
ダイレクトマウントだと、大きな変更です。
今、新しくフレームやコンポを購入しようとしているなら、
6月30日まで待ったほうが良さそうですね。

ディレーラーのダイレクトマウントって何がメリットなのかいまいち分かりません。
それも含めて、発表待ちです。


カセットスプロケットの段数を数えてみると、やはり11速。
変わらないだろうなと思いつつも一応数えてみるのが悲しい性です。



rd9100.jpg
リアディレーラーのアップ写真。
リアディレーラーはツートンカラーのまま。
こんな小さな面積に2色も使うとごちゃごちゃしすぎだと思うのですが。


マウント方式以外は余り変化がなさそうに見えます。
少しケージが長くなってますかね。
キャパシティが大きくなってるのかもしれません。
フロントシングル化の波に乗り遅れないように。



br9100_f.jpg
フロントキャリパーブレーキです。
説明が無ければ、色以外の違いは分かりません。
ただ、黒一色に苦になったことでかなり精悍になっています。
白赤のフレームに黒のワンポイントが映えますね。
(リアディレーラーも同じにすればいいのに、と思うのですがね・・・。
まあそこは好みか)


STIも見切れていますが、レバー前面しか見えていないのでここでは違いは分かりません。
左レバーも見た感じ変化がなさそうですし。

写真では、左レバーからフロントブレーキを引くワイヤリングになっています。
やっぱり左前・右後ろが本流なのでしょう。



br9100_r.jpg
リアキャリパーブレーキ。
こうしてみると、キャリパーが少し太ったようにも見えます。
また、フレームとの密着度が増したような気もします。
KHANはダイレクトマウントキャリパーブレーキでは無かったと思うのですが、
普通のキャリパーブレーキもこんなに近かったでしたっけ?


手前側のピボットとシューを留めるネジの間に見える、
小さな六角のネジ頭みたいな銀色は何でしょう。



期待

というわけで、あまり大きな変革がなさそうな9100系DURA ACEです。
ディスクブレーキ導入と、同時に発表されるならパワーメーターが大きなトピックでしょうか。

私にはDURA ACEは余り関係ないはずなのですが、
クランクセットとブレーキキャリパーは格好良くなっているので
ちょっと気になっています。

私は、これまでのシマノで (見た目) ナンバーワンクランクは、
FC-5700の角ばったものでした。
4アームになってからのシマノは論外でしたが、
ちょっと今回のDURA ACEは見た目的に盛り返してきているように思います。

冷間鍛造の極厚チェーンリングとあわせてとても魅力的なので、
酔って帰ってきたときに不意にポチッと買ってしまわないように注意しなければ。
105やUltegraであればまだいいですが、
DURA ACEでそれをやってしまうと金額的に大変です。


9000系は11速のコンポとして大成功を収めましたが、
9100系が短命に終わった7900系の二の舞にならないように祈ります。
もしかすると、9100系に大きなトピックが無いのは、
無線Di2 (WLDi2?) となる9170系への布石なのではないかと思うと、
何の発表も無いであろうシマノの無線Di2への期待だけで楽しめてしまいます。


とりあえず、6月30日(木)の午前0時を心して待ちましょう。


発表されました

無事、R9100系が発表されました。
こちらをどうぞ。

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