グランフォンド糸魚川 その6 市野々と関門とカレー編 [グランフォンド糸魚川]
前回はAS2の農村公園に到着。
GF糸魚川の最高標高地点を通過しましたが、
これで一安心というわけではありません。
GF糸魚川の厳しさは、時間制限です。
次の第2関門・第3関門はAS2よりも先にあるので、
あまりゆっくりしている時間はありません。
AS2は62.3km地点。
この後、71.1kmと77.8km地点に、13:00制限の関門があります。
どちらも同じ時間なのはよくわかりません。
完走を目指すなら、
第3関門の77.8km地点をクリアすることだけ考えればよいですね。
AS2から15.5km先の第3関門まで、残りあと約1時間。
・・・あれ、
あまり時間は残されていません。
どこで間違ったかな。
AS2に着いたのは11:57ですが、
AS2を出発したのは12:15。
なぜか15分以上もだらだらしていたみたいです。
そのせいで、15.5kmを45分、
つまり平均20km/h以上で走らなければならなくなってしまいました。
大きな峠はないので何とかなると思いますが、
その後の、市野々の峠を超えた第4関門が不安です。
コースプロファイルを見る限り、AS2を出た後は下りと思っていましたが、
結構長い上りがあります。
こえど越などと比べると短いですが、
上りの心構えが出来ていなかったのでつらいです。
しばらくすると下りが始まりました。
路面が濡れていて少し怖いです。
下り基調が続くのかと思いましたが、
GF糸魚川はそうはいきません。
どこにでもアップダウンがあるのです。
第2・第3関門への道もアップダウンが続くので、
どれだけ時間がかかるか計算できません。
結構民家のそばも走ります。
交通量がほとんどないのでいいですが、
飛び出しなどには注意して走ります。
珍しく平坦な道です。
緑に囲まれて、かなり快適なサイクリングです。
ただ、やはり日差しが強いのは相変わらずで、
気温による体力消耗が激しいです。
関門に間に合うかどうか、不安になってきました。
下りはエアロポジションをとって下ると早いですね。
ここは道幅も広いので余裕があります。
平坦ではドラフティングを利用しましょう。
消耗した体力で残り50km以上走るのですから、
まだ無理はできません。
ここも山の中のはずですが、
遠くまで見渡せる気持ちのいい場所です。
まずは第2関門を通過です。
右折方向が80kmコースですが、
120kmコースも13:00を過ぎると直進は出来なくなります。
時刻は12:35。
第2関門の制限時間は13:00なので余裕がありますが、
6.7km先の第3関門も13:00制限なのでまだ急がなければなりません。
計算すると16km/hくらいで間に合いますが、
プロファイル上ではこの先1kmの上り坂などがあります。
油断できません。
1kmの上りは結構きつく、
勾配も10%以上の区間が続きます。
かなりきつい。
上りきると、そこはさわやかな平地でした。
暑いことには変わりないですが、
速度が出せるので風を感じられます。
平地はいいものです。
ちょっとしたアップダウンもありますが、
それもちょうどいいスパイスです。
気持ちいいサイクリング。
この先の坂の上に、
多くの参加者がいるのが見えます。
まだ第3関門には早いですが、
いったい何があるのでしょう。
そうか、ここが噂の非公式エイドのカレーですね。
スタート前にお話を聞いた方も、
ここまでが目標とおっしゃっていたのですが、
無事到着されたのでしょうか。
時間は12:51。
私もカレーを食べたかったのですが、
カレーを食べていたら第3関門に間に合わない時間です。
泣く泣く諦め、残念ながら素通りしました。
第3関門までの残り距離もはっきりわからないので
間に合うかどうかわかりませんし、
その後の第4関門で足切りになる可能性もありますが、
ここは完走の可能性にかけたいところです。
ああ、でもカレーはおいしそうだったなあ。
食べてないですけど、
こうしてイベントを盛り上げてくださっている方に感謝です。
非公式カレーエイドから先を走っていると、
T字路を左折しました。
実はここが第3関門です。
なるほど、制限時間に達してしまったら、
右折してスタート会場に戻りやすい場所ということですね。
時間は12:54。
残り6分しかありませんでした。
第3関門を無事突破しましたが、
第4関門も残っています。
92.8km地点の関門は14:20だか14:30だか。
エントリー後に届いた白い紙には14:20、
カラーの地図には14:30と書いてあって、
どちらを信じていいかわかりません。
とりあえず14:20のつもりで走っておきましょう。
関門の前に最後の大きな峠、市野々があります。
標高こそ500m程度でこえど越より100mほど低いですが、
峠単体の獲得標高は450mほどあるので
実はこえど越よりも大きいのです。
しかも勾配もきつい。
最後の最後に大きな壁がそびえ立っているかのようです。
第3関門を左折後は、のどかな田舎風景。
ここで心を落ち着かせます。
一旦は第3関門を通過出来た喜びに浸りながら、
この先の市野々への心構えを。
心構えと言えば、
スタート前、最後のこの峠が最も厳しいと聞きました。
こえど越も相当厳しかったのですが、
この市野々がさらに厳しいという認識を持ちながらのアタックです。
上りが始まりました。
いきなり10%を超え、
12~13%程度の坂が続きます。
しかもここまで山岳コースを80km以上走ってきていて、
足が売り切れ状態。
きつすぎます。
きつすぎて、写真のように道路をジグザグ走行している人もいましたが、
気持ちはわかりはするものの、
絶対にやってはだめです。
GF糸魚川はこういう走り方の人が多すぎました。
上り勾配もきつい上に、
日差しの厳しさも相まってかなり強烈な上りです。
日陰を見つけていったん休憩。
ここでエナジージェルを補給しても遅そうですが、
なす術なしになる前に、できることをやっておくしかありません。
ジェルを飲んで再出発。
厳しい坂が続きます。
写真右手に参加者がたまっていますが、
ここには商店か自販機があったみたいですね。
こういうところで休憩したくなるほど、
この坂はあまりにもきつい。
きつい坂はまだまだ続きます。
急勾配と日差しのコンビネーション攻撃は
あまりにも強烈です。
道路の右側通行がデフォルトになってしまったかの様な走行状態。
坂がきつすぎてジグザグ走行していたり、
日陰を求めて右側を走っていたり。
ちょっと見るに堪えないところ。
車がいないからまだいいものの、
車が来た時の迷惑たるや。
いや、車がいなくてもダメです。
守るべきルールを守っているからこそ、
不意のアクシデントでも安全な対応ができたりするものです。
ほら、交通量が少なくても、
たまには車も通るんです。
自転車イベントは公道を借りて走っているわけですから、
節度を持って走りたいものですね。
ようやく市野々の峠に到着。
これまでの大きな峠と同様、
ここでも水を配ってくださっています。
時間は13:40。
第4関門まで7km弱。
14:20制限だとすると、あと40分、11km/hくらいで間に合いそうです。
基本的には下りなので、なんとかなりそうな気配。
次回は第3区間の後半。
市野々の峠からの下りと、第4関門、そして第3エイドまで。
次回に続きます。
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GF糸魚川の最高標高地点を通過しましたが、
これで一安心というわけではありません。
関門
GF糸魚川の厳しさは、時間制限です。
次の第2関門・第3関門はAS2よりも先にあるので、
あまりゆっくりしている時間はありません。
AS2は62.3km地点。
この後、71.1kmと77.8km地点に、13:00制限の関門があります。
どちらも同じ時間なのはよくわかりません。
完走を目指すなら、
第3関門の77.8km地点をクリアすることだけ考えればよいですね。
AS2から15.5km先の第3関門まで、残りあと約1時間。
・・・あれ、
あまり時間は残されていません。
どこで間違ったかな。
第2関門
AS2に着いたのは11:57ですが、
AS2を出発したのは12:15。
なぜか15分以上もだらだらしていたみたいです。
そのせいで、15.5kmを45分、
つまり平均20km/h以上で走らなければならなくなってしまいました。
大きな峠はないので何とかなると思いますが、
その後の、市野々の峠を超えた第4関門が不安です。
コースプロファイルを見る限り、AS2を出た後は下りと思っていましたが、
結構長い上りがあります。
こえど越などと比べると短いですが、
上りの心構えが出来ていなかったのでつらいです。
しばらくすると下りが始まりました。
路面が濡れていて少し怖いです。
下り基調が続くのかと思いましたが、
GF糸魚川はそうはいきません。
どこにでもアップダウンがあるのです。
第2・第3関門への道もアップダウンが続くので、
どれだけ時間がかかるか計算できません。
結構民家のそばも走ります。
交通量がほとんどないのでいいですが、
飛び出しなどには注意して走ります。
珍しく平坦な道です。
緑に囲まれて、かなり快適なサイクリングです。
ただ、やはり日差しが強いのは相変わらずで、
気温による体力消耗が激しいです。
関門に間に合うかどうか、不安になってきました。
下りはエアロポジションをとって下ると早いですね。
ここは道幅も広いので余裕があります。
平坦ではドラフティングを利用しましょう。
消耗した体力で残り50km以上走るのですから、
まだ無理はできません。
ここも山の中のはずですが、
遠くまで見渡せる気持ちのいい場所です。
まずは第2関門を通過です。
右折方向が80kmコースですが、
120kmコースも13:00を過ぎると直進は出来なくなります。
第3関門へ
時刻は12:35。
第2関門の制限時間は13:00なので余裕がありますが、
6.7km先の第3関門も13:00制限なのでまだ急がなければなりません。
計算すると16km/hくらいで間に合いますが、
プロファイル上ではこの先1kmの上り坂などがあります。
油断できません。
1kmの上りは結構きつく、
勾配も10%以上の区間が続きます。
かなりきつい。
上りきると、そこはさわやかな平地でした。
暑いことには変わりないですが、
速度が出せるので風を感じられます。
平地はいいものです。
カレーエイド(非公式)
ちょっとしたアップダウンもありますが、
それもちょうどいいスパイスです。
気持ちいいサイクリング。
この先の坂の上に、
多くの参加者がいるのが見えます。
まだ第3関門には早いですが、
いったい何があるのでしょう。
そうか、ここが噂の非公式エイドのカレーですね。
スタート前にお話を聞いた方も、
ここまでが目標とおっしゃっていたのですが、
無事到着されたのでしょうか。
時間は12:51。
私もカレーを食べたかったのですが、
カレーを食べていたら第3関門に間に合わない時間です。
泣く泣く諦め、残念ながら素通りしました。
第3関門までの残り距離もはっきりわからないので
間に合うかどうかわかりませんし、
その後の第4関門で足切りになる可能性もありますが、
ここは完走の可能性にかけたいところです。
ああ、でもカレーはおいしそうだったなあ。
食べてないですけど、
こうしてイベントを盛り上げてくださっている方に感謝です。
第3関門
非公式カレーエイドから先を走っていると、
T字路を左折しました。
実はここが第3関門です。
なるほど、制限時間に達してしまったら、
右折してスタート会場に戻りやすい場所ということですね。
時間は12:54。
残り6分しかありませんでした。
市野々
第3関門を無事突破しましたが、
第4関門も残っています。
92.8km地点の関門は14:20だか14:30だか。
エントリー後に届いた白い紙には14:20、
カラーの地図には14:30と書いてあって、
どちらを信じていいかわかりません。
とりあえず14:20のつもりで走っておきましょう。
最後の峠
関門の前に最後の大きな峠、市野々があります。
標高こそ500m程度でこえど越より100mほど低いですが、
峠単体の獲得標高は450mほどあるので
実はこえど越よりも大きいのです。
しかも勾配もきつい。
最後の最後に大きな壁がそびえ立っているかのようです。
第3関門を左折後は、のどかな田舎風景。
ここで心を落ち着かせます。
一旦は第3関門を通過出来た喜びに浸りながら、
この先の市野々への心構えを。
心構えと言えば、
スタート前、最後のこの峠が最も厳しいと聞きました。
こえど越も相当厳しかったのですが、
この市野々がさらに厳しいという認識を持ちながらのアタックです。
上りが始まりました。
いきなり10%を超え、
12~13%程度の坂が続きます。
しかもここまで山岳コースを80km以上走ってきていて、
足が売り切れ状態。
きつすぎます。
きつすぎて、写真のように道路をジグザグ走行している人もいましたが、
気持ちはわかりはするものの、
絶対にやってはだめです。
GF糸魚川はこういう走り方の人が多すぎました。
上り勾配もきつい上に、
日差しの厳しさも相まってかなり強烈な上りです。
日陰を見つけていったん休憩。
ここでエナジージェルを補給しても遅そうですが、
なす術なしになる前に、できることをやっておくしかありません。
ジェルを飲んで再出発。
厳しい坂が続きます。
写真右手に参加者がたまっていますが、
ここには商店か自販機があったみたいですね。
こういうところで休憩したくなるほど、
この坂はあまりにもきつい。
きつい坂はまだまだ続きます。
急勾配と日差しのコンビネーション攻撃は
あまりにも強烈です。
存続のために守るべきこと
道路の右側通行がデフォルトになってしまったかの様な走行状態。
坂がきつすぎてジグザグ走行していたり、
日陰を求めて右側を走っていたり。
ちょっと見るに堪えないところ。
車がいないからまだいいものの、
車が来た時の迷惑たるや。
いや、車がいなくてもダメです。
守るべきルールを守っているからこそ、
不意のアクシデントでも安全な対応ができたりするものです。
第2関門
ほら、交通量が少なくても、
たまには車も通るんです。
自転車イベントは公道を借りて走っているわけですから、
節度を持って走りたいものですね。
ようやく市野々の峠に到着。
これまでの大きな峠と同様、
ここでも水を配ってくださっています。
時間は13:40。
第4関門まで7km弱。
14:20制限だとすると、あと40分、11km/hくらいで間に合いそうです。
基本的には下りなので、なんとかなりそうな気配。
次回
次回は第3区間の後半。
市野々の峠からの下りと、第4関門、そして第3エイドまで。
次回に続きます。
グランフォンド糸魚川 2016 目次
その1 | 前日編 |
---|---|
その2 | スタート編 |
その3 | 母袋峠編 |
その4 | 第2区間前哨戦編 |
その5 | こえど越編 |
その6 | 市野々と関門とカレー編 |
その7 | 魔の下り編 |
その8 | ゴール編 |
その9 | 帰路とまとめ編 |
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