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いしづち山麓SWEETライド その6 ゴール後とまとめ編 [いしづち山麓SWEETライド]

いしづち山麓SWEETライドの途中、
前輪スポークが折れるアクシデントに見舞われましたが、
前回なんとかゴールまでレポートしました。

スポークが折れてもあまり影響なかった、中華ホイール前輪に感謝です。

今回はゴール会場のレポートから。



ゴール会場

ゴール会場の平和な空気っていいですよね。
みんなが達成感と安堵感に包まれていて。



完走の証

まずは完走証をもらいにいきます。
別に完走証はなくてもいいのですが、
無事にゴールしたことの、
スタッフへの報告です。



A6_04386.JPG
いしづちライドは各エイドで通過チェックしていたくらいですから、
最後までたどり着いたことをしっかり記録しておいてもらわないと、
後で大変なことになり兼ねません。
集計の裏方さんの方だけですけどね。

いしづちライドは荷物預かりもやっていただけるので、
荷物も預かってもらっていました。
完走証の後で荷物を・・・と思っていたら、
完走証をもらっている間に、
いつの間にか持ってきてくださっていました。
ありがたいです。


A6_04411.JPG
ゴール時にもらったのは、
湯之谷温泉の無料入浴券と、鳴門金時お芋さぶれ。
湯之谷温泉は近くの温泉ですが、
なぜ鳴門金時?


A6_04410.JPG
それと西条産のばらのりと、
むぎむぎ媛っ子。
帰ってからいただきましたが、
どれもおいしかったです。



ゴールでも食事あります

やるべきことは終わったので、
あとは帰るだけ。
でもゴールにも素晴らしい食事を用意してくださっているので、
これもまた堪能しなければなりません。



A6_04395.JPG
ひうちべっぴんポーク串焼きは、マルノー物産のご提供。

その場で焼いた豚の串焼きは熱々で、
とてもおいしくいただきました。
完走後なのでこってりしたものでも抵抗ないですね。

もし150kmくらいの長距離を走った後だったら、
胃腸の問題が生じていて、
あっさりしたものが欲しいかもしれません。
いしづちライドは83kmなので、
何でも食べられます。


A6_04401.JPG
七草粥もありました。
豚の串焼きと比べ、
こちらはとても優しい食べ物。

右上は梅で、右下は・・・何だったか忘れました・・・。
味噌だったかな。


A6_04403.JPG
全国で売られている七草粥のパック商品は、
西条で作られているものが多いそうです。
7割っておっしゃっていたかな。
実は七草粥の名産地なんですね。

七草粥もおいしかったです。
おかゆは普段はあまり食べません。
病気の時以外は食べないですが、
たまに食べるのもいいですね。


帰路

完走後の食事にも満足して、
そろそろ帰りましょう。

参加者は湯之谷温泉の入浴券がもらえたのですが、
会場からいったん伊予西条駅に帰る私の場合、
ちょうど通り道です。

湯之谷温泉から伊予西条駅までは平地の4km。
風呂の後でも汗もかくことなく帰れるでしょう。


下り注意

湯之谷温泉の場所ははっきりわかっていないですが、
石鎚山駅をすぎたところの右手に茶色の看板が出ているそうなので、
まずは石鎚山駅をめざします。
石鎚山駅は、国道11号を通っていればそのうち到着するでしょう。


DSC01697.JPG
帰りもSTARTゲートを通って帰ります。
意味もなく元気になります。

とは言え、最初の下りは危険なのでゆっくりと。
特に私はスポークが折れているので、
早め早めに後輪ブレーキもいつもより多めに活用し、
ゆっくりと下ります。


DSC01711.JPG
下り始めの大きなカーブにスタッフがいて、
スピードを落とせとの指示がありました。

その先に救急車とパトカー。
ただ事ではありません。

ここは、3つの動線があります。
コースとしては奥から手前に上ってゴールに向かう動線と、
ゴール後の下りで直進してコース沿いに帰る動線、
左折して国道に直接戻る動線です。
しかしどれも交わることがないので、
普通に左側通行していれば危険はありません。

ということは、下りの速度を出し過ぎて左折しそこなったのでしょうか。
最後まで気を抜いてはいけません。

帰りが自走の場合は、ゴール前と同じくらい気を付けて、
車の人は交通に気を遣いつつ、
居眠りをしないように集中しないといけないので大変です。

どちらにしろ、公共の道路をお借りしてのイベントですから、
帰るまで事故の無いよう、気を引き締めての移動です。


DSC01762.JPG
国道11号との交差点に三嶋神社の鳥居が見えます。
この先は国道ですから、
もうほぼ平坦。
下りの恐怖はなくなって、
代わりに交通量の脅威に集中です。


湯之谷温泉へ

国道11号をどれだけ走れば湯之谷温泉に着くのか分かりませんが、
きっと石鎚山駅の看板が大きくでているでしょう。


今でこそ、湯之谷温泉から伊予西条駅までは4kmと知っていますが、
当時は数時までは分からないままでしたので、
ただただ石鎚山駅を探しながら走るばかり。

駅なのでそれなりに大きな看板が出ていると思いますが、
どこまで走っていいのかわからないのは不安です。

結構走ったように思いますが、
なかなか石鎚山駅も湯之谷温泉の看板も出てきません。


気づいたら加茂川まで来てしまいました。
伊予西条駅まで残り2km。
さすがにここまで来ると、
通り過ぎてしまったことに気づきました。

時すでに遅し。


DSC01920.JPG
アクションカムの写真とストリートビューで振り返ってみると、
どうやらこの鳥居のある場所がポイント。
ここを左折すると石鎚山駅。
右方向の石鎚神社への看板はありますが、
石鎚山駅の看板なんてあったかな。

もしかしたら、
石鎚神社の鳥居に見とれて見逃してしまったかもしれません。


DSC01937.JPG
そしてこの右手に見える茶色い看板が、
湯之谷温泉の看板です。
並んで立っている「うどん」と書いてある黄色の看板の方に目が行って、
見過ごしてしまったんでしょうね。

そんなこんなで湯之谷温泉にはたどり着けず。

戻ってもまた通り過ぎてしまう可能性もあったので、
そのまま帰ることにしました。


蔵はち

伊予西条駅に近づいてきました。


A6_04407.JPG
第1エイドにおこわを提供してくださっていた「蔵はち」が近かったので、
立ち寄ってみます。
写真右側に小さく写っていますが、
バイクラックもあってうれしいですね。

「もっちれーぬ」をお土産にしました。
お餅とマドレーヌでもっちれーぬだそうです。


帰路輪行

あとはホテルに戻って、
預かっていただいていた荷物を受け取って、
輪行にて帰宅です。


松山空港に間に合うかどうか不安だったので、
今回は坂出駅からサンライズ瀬戸。
なので時間はたっぷりあります。

輪行準備がのんびりとできるっていいですね。

伊予西条駅から東京までのJR乗車券なので、
普通は途中下車が可能です。
ただし坂出駅は少し遠回りになる位置にあるので、
下車するには宇多津駅から坂出駅までの210円(往復420円)が必要です。
正直、面倒くさいです。

なお、途中下車せずに伊予西条~坂出~東京の場合は、
特別運賃とかで宇多津~坂出間の往復運賃は不要だそうです。


帰りのサンライズは、相変わらず興奮して眠れないかと思いきや、
意外とすぐに眠ってしまいました。
初ののびのび座席の2階だったのですが、
一度座席に行ってからは一度も外に出ることなく帰宅。
折角のサンライズなのにもったいないことをしました。
これなら夜行バスにしておけばよかったです。

実は伊予西条駅と蔵はちの間くらいのバス停から、
渋谷駅行きの夜行バスがあるんですよね。
眠れないかもと思ってサンライズ瀬戸にしましたが、
意外と疲れていたようです。
スポーク折れのせいで、
いつもより余分な緊張感があったからでしょう。

いつもと違って、
前後、特に後方の自転車に気を遣わなければなりませんでしたから。



まとめ

まとめと銘打っておきながらの感想文。
今回はちょっとだけまじめです。



運営

特に何の不都合もなかったです。
車に乗っていかなかったので駐車場問題はよくわかりませんが、
手荷物預かりはこれまでで最高にスムーズでしたし、
道案内も迷うところがほぼなかったです。

まだ2回目だというのに、
よくここまでスムーズな大会運営ができるものだと思います。

ロングコースでも83kmという短さが、
まだ回を重ねてなくてもうまく運営できている秘訣かもしれません。


エイド

第1回のエイドはエイドについては少し不満が出たようですが、
第2回の今回は豪華すぎてうれしい悲鳴でした。
むしろお腹いっぱいで食べきれない方が心配になるくらいです。

第1回のエイドへの感想(苦情に近いもの)が相当あったのでしょう。
運営が相当力を入れたものと思います。
今度は多すぎるという声に負けず、
このクオリティを維持していただけると、
グルメもこのイベントの目玉になっていいのではないかと思います。

ただ、今回は本当に豪華だったので、
もしかするとかなりの量が余ったのではないかと思います。
特に気温が低かったので、
スムージーやフルーツはどうだったか心配です。
そういうものが来年からなくなってなければいいのですが。

提供して下さる方々も、
いっぱい余ってしまうと悲しいですしね。
どうせ提供してもたくさん余るからってことで、
翌年以降のご提供を躊躇されてしまうかもしれません。


ドリンク系はどのエイドにもあったように思います。
ただ、今回は寒かったことと、
飲み物系の提供物が豊富だったこともあり、
あまり利用していないのでよくわかりません。


コース

最後にコースですが、
ここが最も疑問を感じる所です。

前半、楽しいですかね。


smap2016.gif
いしづち山麓SWEETライドのコースはこの通り。
中央の小松中央公園(石鎚山ハイウェイオアシス館)からスタートして、
前半は左側を、
中盤に海沿いを小さく回って、
後半は右下側を走ります。

中盤の海沿いは珍しい道路でそれなりに面白いです。
海の景色が好きということを差し引いても、
多くの方が楽しめるでしょう。
この禎瑞地区は、「西条のベネチア」も言われるらしいです。
堤防の内側の、川に囲まれたエリアなんてなかなかないですよね。


後半の石鎚山近くは、
上り坂の苦しみもありつつ、
加茂川を含めた美しい山の景色を楽しめます。
黒瀬ダムもあり、
これぞサイクリングという感じ。


さて前半ですが、
ここは本当に家の近所を走っているような感じで、
ただただ移動のようにしか感じられませんでした。

公式サイトの案内では、
小高い場所から見下ろす瀬戸内海や道前平野が楽しめる事になっていますが、
そんなに高い場所でもないので、
そこまででもありません。
曇りがちだったのも影響しているかもしれませんが、
恐ろしく普通の道でした。
特に第1区間。

なぜこんなに前半と後半で魅力が異なるのか考えているうちに、
ある一つの推論ができました。

簡単に言うと、合併の影響です。


まずは背景を見てみます。



事務局

いしづち山麓SWEETライドの問い合わせ先は、
西条市サイクリング大会実行委員会事務局で、
観光物産課・観光係とあります。
おそらく、現在の西条市が大きく関与しているでしょう。

合併後の西条市を盛り上げようと、
市が中心となって運営しているのでしょう。
愛媛県がサイクリングを推進していることもあって、
サイクリングイベントの開催は、
地域の方針に合っていると思います。



合併の影響

その1でも触れましたが、西条市は、

・西条市 (旧)
・東予市
・周桑郡小松町
・周桑郡丹原町

が合併してできた市です。
4市町のなかで最大規模を誇った西条の名前をそのまま継承しています。
ただ旧西条市が他の地域と比べて桁違いに大きな都市だったわけでもないですから、
他の地域、特に同じ「市」だった東予市から見ると、
自分たちの名前はなくなって西条の名前だけ残ってしまうのは、
少し残念な気持ちになっているかもしれません。

wikipediaには、
東予市などの関係者にとっては、新市名も本庁舎も西条ではあたかも吸収合併のようであり、寂寥感が募るとの声もあった。

とあります。
他のサイトを見ても、
合併時にスムーズには行っていない何かがあったことが伺えます。



地域

コースがどこを通っているか、
もう一度見てみましょう。


course.jpg
これがいしづちライドのロングコース。

saijo.jpg
これが合併前の4市町が分かる地図。

サイズ感が違うので少し分かりにくいですが、
色々と見えてくることがあります。



邪推

ここから先は、私の個人的な推論であり、
高い確率で邪推だと思われますが、
当たらずも遠からずなのではないかと思うのです。



いしづちライドのコースは、
合併前の4市町の顔を立てたのではないかという推測ですね。

中盤から後半にかけては旧西条市のエリアです。
前半は旧小松町と旧丹原町のエリア。
スタート・ゴールの会場はおそらく旧東予市です。

会場は必ず人が集まりますから、
その影響はかなり大きい。
そうやってうまく分担したのではないかと思います。

分担と言えば聞こえがいいですが、
利益分配というべきでしょう。
そのため、旧小松町と旧丹原町をコースに組み込む必要性があり、
あまり面白くない前半が生まれてしまったのです。



これがGREAT EARTHやパワースポーツなど、
イベント団体の運営なら、コース設定が違ったのではないかと思います。
地域に対する政治的なしがらみがありませんから。
いしづちライドのコースで言えば、
景色のよい後半や、
珍しい地形の中盤あたりを膨らませるコースになったと思います。
それができないのは、
このイベントを運営しているのが西条市サイクリング大会実行委員会、
つまり(新)西条市だから。

先ほど挙げたサイクリングの面白い地域は、
ほぼ全て旧西条市内です。
市が地域活性化のために運営するイベントなのに、
旧西条市にしか寄与しないとなると、
他の旧3市町から苦情が出かねません。

それを避けるために、寄与バランスを存分に保ったコース。
それが「いしづち山麓SWEETライド」のコースの正体なのでは?



感想

この邪推が正しければ、
政治的な干渉があることに対して辟易していまいます。
地域活性化イベントはいしづちライドだけではないでしょうから、
それぞれのイベントで最適化した方が良いと思うのです。
全てのイベントで旧4市町をまんべんなく活用するより、
「xxなら旧小松町」
「xxなら旧丹原町」
「xxなら旧東予市」
というものを紹介するべきなのだろうと思うのです。
xxに何が入るかは、
その地域の特産や地形など、
誇るべきものはいくらでもあるでしょう。
もちろん、本当に誇れるものであれば、
同じイベントで2つの地域を主役にしても構いません。


その中の一つとして、
サイクリングなら旧西条市。
いしづち山麓や海側の地形を走るのがおすすめです、
と紹介するのがいいのかなと思うのです。
面白くないコースまで紹介しても、新西条市にとっては損にしかなりません。
コース前半の退屈さの印象で、
西条市のサイクリングはおもしろくないね、
という結論になってしまいかねませんから。


ここからは最悪の邪推ですが、
もしかすると、
旧西条市以外の3市町は、
誇れるものがないのかな。
だとするとこの無理やりなコース設定も仕方ない。
ただし吸収合併と言われるのも、
事実として仕方ないと受け入れなければなりません。


もし自由にコースを考えられるなら

実は石鎚山ヒルクライムというイベントはすでにありますが、
石鎚山の南側です。
高原町側ですね。

しかし西条市内にコースを限定したとしても、
石鎚山に上っていくコースがある程度見つかります。
地図で見ただけなので
サイクリングに適しているかどうかわかりませんが、
・高瀑渓 (たかたるけい)
・石鎚登山ロープウェイ
あたりまで上っていくコースならかなり面白そうです。

標高差900mくらいを上るかなりきついコースになりますが、
ローシーズンなら交通量も多くないことを想定して、
かなり魅力的なコースになりそうです。
合併前の市町のしがらみがあるうちは無理だと思いますが、
自由にコースを設定できるなら、
本当はもっと高瀑渓などをアピールした方が効果的なんじゃないですかね。

もし自由にコースを考えられるなら、
という前提自体が無理なのかもしれません。
政治って怖い。


終わりに

色々と邪推を書いてしまいましたが、
いしづち山麓SWEETライド自体はグルメライドとしてとても楽しめますし、
後半の景色は一見の価値ありです。
コース的な難易度はそれほど高くないので、
体力に自信のない方でもかなり楽しめると思います。

またいつか西条市に来てみたいですね。
ただ次はいしづちライドへの参加ではなく、
高瀑渓を上れるところまで上ってみたいです。


いしづち山麓SWEETライド 2016 目次

その1 移動編
その2 スタート編
その3 前半編
その4 山麓編
その5 ゴール編
その6 ゴール後とまとめ編
その7 おまけ

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