安芸・室戸パシフィックライド その5 雨ライド編

前回はAS3まで到着しましたが、
ついに雨が降ってきてしまいました。
もう室戸岬も通りずぎ、
海沿いを優雅に走って帰るコースでしたが、
雨の中のつらいサイクリングになりそうです。

残りは45km。
大体2時間くらいでしょうか。
普段ならあと少しだと思うところですが、
雨の中では気を遣いながらのサイクリングなので、
まだまだ先が長そうです。

第4区間

雨は強くなったり弱くなったりを繰り返しますが、
止む様子はありません。
飛行機の時間に遅れるわけにいかないので、
さっさと出発するしかないのがつらいところです。

出発

第4区間は約25km。
落車しないように気を付けます。



雨具フル装備ですが、
寒さ対策にはならないでしょうね。



海沿いを走ります。
折角の海ですが、
むしろ寒さを助長しますね。
晴れていたらさぞかし気持ちいい道路なんだろうなと思います。



意外と市街地を走るので、
海を見れる時間があまりまりません。
見れても寒いのを思い出すだけ。
どちらにしても不平不満しか言わない、
見事なクレーマーです。



標識によると、奈半利町に入ったようですが、
当時はそんなことに気をかけている余裕はありません。
頭にあるのはただただスリップに気を付けることと、
寒いということ。

ボトルは忘れましたが、ほとんどのどが渇くことはなかったです。
まれに信号ストップで飲むくらいで事足りました。
それが唯一、雨で良かったことです。



ただ前を向いて、
ただ安全だけに気を付けて走っていると、
いつの間にかAS4に到着しました。

第4エイド

第4エイドは奈半利駅。
安芸室戸ライドの最終エイドです。
奈半利駅はごめん・なはり線の終着駅ですから、
万が一何かあっても、輪行で帰れる地点まではやってきたことになります。



まずはバナナ。
簡単に補給ができるベストフードですね。
最近は、繊維質が多いのであまり向いてないとも言われているみたいですが。



かやくご飯のおにぎりもあります。
食べやすいサイズでとてもおいしいです。

第5区間

最終区間は約20km。
ここも平坦区間なので体力的にゴールできないことはありえません。
雨との戦いです。

帰りの飛行機に間に合うために、
時間も気になるところです。
第4エイド出発は13:30過ぎ。
最悪でも15:30に安芸駅の電車に乗ればよいですから、
1時間でゴールすれば、
安芸駅近くのホテルまで戻って着替えと輪行準備と・・・
って何とかなりそうです。

ゴール会場でのんびりしなければ。

最終区間も雨

そうそう雨が止むわけはありません。



交通整理スタッフ(警察の方？)も、
雨具を装備しての出動です。
おかげで安全なロングライドが出来ていると思うと、
頭が上がりません。



雨が強くなってきました。
海が見える場所も多くはなく、
見えたとしても晴れ晴れしい景色なわけでもなく、
ただただ完走を目指して走っているようなものです。



ゴールまであと9kmの表示をしてくれているスタッフ。
傘で立ちっぱなしはつらそうです。

我々参加者はペダルを回しているのでそれなりに温かいですが、
立哨スタッフは寒さが身に染みるでしょうね。



安芸駅の近くまで来ると、
最後にもう一度海を見られる道になっています。
サービスショットなのかもしれませんが、
雨が強すぎて海が見えない・・・。

ただただ早くゴールしたいです。

でも、ゴールが近いことで少し気が抜けていたのでしょうか、
その海沿いの道を走っていると、
金網の上で後輪が滑って、
あやうく落車するところでした。

道路いっぱいに横切る金網だったので、
慎重に通過しようとしてはいたんですけどね。
心拍数が一気に上がりました。



海を背に走り始めると、
奥の方にゴールの安芸ドームが見えます。
ようやくここまで来たか。
安堵の瞬間ですが、
まだ信号が2つもあるし、
ここの路面は滑りやすいですし、
まだまだ気を抜けません。



とは言うものの無事ゴールまでたどり着きました。
よかったよかった。




会場では多くのスタッフの方々が熱く迎えて下さいました。
天気が悪くて本当に大変だっただけに
この歓迎は本当にうれしい。
達成感もひとしおです。

次回

というわけで第4・第5区間を一気に終えました。
景色を楽しむ余裕はほぼなかったので、
この地域に対する私の記憶は、
雨しかありません。

もう一度来るしかないかな。

次回は帰路とまとめ編です。

安芸・室戸パシフィックライド 2016 目次

その1	前日編
その2	スタート編
その3	唯一の峠編
その4	室戸岬編
その5	雨ライド編
その6	帰路とまとめ編

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