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福江島ポタ その6 2日目・糸串鼻編 [ポタリングレポート]

前回は魚津ヶ崎公園までやってきました。

魚津ヶ崎公園の次に目指すのは糸串鼻。
灯台があるらしいのですが、
詳しいことは分からないまま向かいます。


福江島サイクリング2日目

景色を楽しんだ後はすぐに出発。
寒いので、のんびりしていると風邪をひいてしまいそうです。


八朔鼻

魚津ヶ崎公園は真冬なので何もない公園でした。
そのせいで誰もいないのがむしろ落ち着いていて良かったです。


DSC04859.JPG
公園周辺がすっきりした景色だと思っていたら、
この辺りは電柱がないんですね。
見晴らしが良いのはそのせいですね。


このまま国道384号に戻っ手も良いのですが、
折角なので八朔鼻(はっさくばな)に行ってみましょう。
別に見たいものがあるわけでもなく、
単に自転車で行ける福江島の海岸線をたどるだけです。


DSC04916.JPG
八朔鼻へは農道のような狭い道です。
この狭さがいいですね。



A6_04840.JPG
八朔鼻には、風力発電の風車が2基立っていました。
島サイクリングではおなじみのよく見る光景。


この風車を設置したエコ・パワー株式会社のサイトの写真を見ると、
3基立っているように見えます。
記憶違いでしょうか。
私は2基しかなかったように記憶しています。
まさかこんなに大きなものを見落とすってことはないでしょうし。



岐宿港

A6_04846.JPG
八朔鼻から戻る道もまた細い。
住宅街も通って抜けてみると、
岐宿港に出てきました。
離島の中でも奥地にある港はなかなか風情があります。



ドンドン渕

DSC05308.JPG
岐宿港以降もなかなか景色の移り変わりを楽しめる区間です。
入り江のそばを走ったり、


DSC05342.JPG
山の中を走ったり、
全く飽きさせません。
福江島は中心地があまりにも普通で、来た当初は少し後悔していましたが、
糸串鼻を目指すこの辺りはもう楽しくて楽しくて、
また来ることを決意するくらいでした。


DSC05354.JPG
細い道ながらも下りがあるので、
カーブはかなり気を遣います。
対向車は滅多にいませんが、
ごくたまにいるかもしれないので気を抜くことはできません。



DSC05356.JPG
そのカーブの後に橋があって、
渡ったところに
「ドンドン渕」
の看板が出ていました。
右折するとドンドン渕と呼ばれる滝があるようです。

距離も短いみたいなので、
すぐに行けばよかったのですが。
糸串鼻の帰りにここを通ると思っていたので、
まずは糸串鼻を急ぐことにしました。
帰りに時間があれば立ち寄っていきましょう。


・・・というつもりでいたのですが、
糸串鼻の帰りにここを通るのは勘違い。
もっと福江島の東海岸側を通るので、
ココには帰ってきませんでした。

結局、ドンドン渕を見に行くには、
また次回福江島に来なければなりません。
あえてやりたいことを残しているわけでもないのですが、
なんだかんだで残っていきます。


DSC05458.JPG
ドンドン渕を過ぎた後は、
権現岳の北側をぐるっと回るように走ります。

山の中を走りっているようですが、
起伏はそんなにありません。
ただ、道が細いので秘境感は十分です。



DSC05506.JPG
上った分だけ下ってみると、
急に平野部に出てきます。
民家も少しだけあったりして、
不思議なことだらけです。


県道162号との別れ

DSC05567.JPG
県道162号を走っていますが、
糸串鼻に行くには途中でわき道にそれなければなりません。
そのわき道がこの写真の左に向かう道。
これはさすがに見落としてしまいます。

2日目はedge520に地図をダウンロードしているのでこの道だとわかりましたが、
紙の地図ではなかなかこの道を行く勇気は持てないです。


A6_04851.JPG
気づく前に、いったん直進してしまったところ、
眼下に美しい景色を見つけて写真撮影。
入り江を形成している岸は断崖絶壁でした。

美しい景色に見とれて止まっていたので、
道を間違えたことにも気づく余裕が生まれました。




道路状況

DSC05621.JPG
県道162号から離れて、
道路はますます狭くなってきます。
狭いのはいいのですが、路面の荒れがひどすぎです。


DSC05650.JPG
山の中だけかと思いきや、
不思議な空間です。

右側の壁を見るとわかりますが、
勾配がすごいんです。
標高差は100mほどですが、
かなり脚を使わされる坂です。



DSC05677.JPG
時折アスファルトではない区間が出現します。
たいてい勾配のきつい区間に現れるので、
勾配がきついとアスファルト舗装できないのだろうと思わせます。

そのアスファルト舗装部が、きつい。
勾配がきついのもありますが、
路面が悪化しすぎているのです。
アスファルトより劣化しやすいのでしょうか。
荒れというには生易しい、穴が空いているような路面です。

幸いにも上りにしかないのでまだ何とかなっていますが、
この道はさすがに帰りに通る道なんですよね。
道幅の狭い急勾配の下りで、路面が穴だらけ。
恐怖しかありません。


DSC05700.JPG
もう一つの恐怖はこれ。
落ち葉なのか実を付けたものが落ちたのか、
路面にスリップを誘発させそうなものが散乱しています。
しかもカーブの途中です。

ここも上りなのでまだいいのですが、
帰りは下りカーブの途中に散乱するスリップ誘発物。
怖いです。


DSC05726.JPG
帰りが怖いといいつつも、
実際はアップダウンが激しくて、
100mまで上って一旦長い下りがあります。

ここはアスファルト区間の下り。
危険すぎるので速度を落として走りたいところです。

下りが急すぎて、かなり強くブレーキをかけないと速度が落ちません。
しかし今回はカーボンホイール。
ブレーキをかける時間が長すぎるとリムが少し心配です。

残念なのは、
BBBのブレーキシューのせいかそれともリムのせいなのか、
ブレーキの効きが悪い。
かなり強く握らないと速度が落ちません。

ブレーキは当て効きさせるとリムに悪いので、
出来るだけポンピングブレーキですが、
ブレーキを放したらすぐに速度が上がってしまうほどの勾配です。
どうしてもブレーキを惹きっぱなしの時間が長くなrるので、
リムの温度上昇が心配です。

温度を下げるために、
途中で止まってリムに触れてみました。
SWISS STOPイエローの時はやけどしそうなほどの熱さになっていましたが、
BBB カーブストップの場合は触れないほどではありません。

効かない分、温度上昇が少ないってのは、
どう判断すればいいのでしょう。
危険だけど、リムは無事。
リムが無事なので、強くブレーキしても安全・・・。

難しい判断に迫られます。



DSC05775.JPG
半泊教会付近はいったん下り切ったところです。
こんな辺鄙なところにある教会は来るのが大変そうです。

福江島は協会が多いですね。
江戸時代の長崎出島貿易の名残なのでしょうか。


DSC05819.JPG
上りの途中です。
左側の少し上っている道と、
右側のかなり上っている道の分かれ道ですが、
ここはかなり上っている道に進まなけれがなりません。
勾配がきつすぎて笑ってしまいます。


DSC05822.JPG
ここもまたアスファルトではなくコンクリート舗装で、
かなり荒れた路面です。
上りの超スローペースですが、
この荒れた路面すら抵抗になってつらいほど。

そして、帰りはここを下らないといけません。
大変すぎます。


DSC05843.JPG
荒れた路面が続きます。
道路に雑草が生えてしまってしますが、
もう誰も管理していないかのような状態。

こんな調子で再び標高100m付近まで上らなければなりません。



DSC05900.JPG
そしてまた下りです。
このあたりには標高216mの鷲ヶ岳があるので、
起伏が激しいです。



DSC05991.JPG
しかもカーブも急なので、
全く気を抜けません。
対向車は全くいませんが、
万が一いたときのことを考えると、
無茶なコース取りをするわけにもいきません。


DSC06022.JPG
最後の上りです。
短い上りですが、
勾配はさらに急になっていて、
走りがいは最高潮に達しています。


DSC06050.JPG
最後の下りです。
ここもコンクリート系の舗装。
リムの熱は心配ですが、
止まるべきか一気に駆け降りるべきか迷うところ。
止まるためには強力なブレーキをかけなければなりませんから
それもまた不安なのです。



雰囲気のある船着き場

DSC06064.JPG
最後はほぼ海抜0m近くまで降りてきます。
県道162号から離れてからここまで6.5kmほど走ってきていますが、
乗用車でもなかなか苦しい道のりであろうと思います。
しかし、ここにきて小さな集落があありました。

写真の正面を上っていく坂は大変そうです。
自転車乗りとしては心躍りますが。


DSC06069.JPG
道路は右手に続いていて、
その先には小さな船着き場があります。


DSC_0274.JPG
これはなかなか、絵になりますな。
私の腕がなさ過ぎて、
右手にある急斜面が黒つぶれしているのが残念。


こんなに素敵な景色を見れて、
糸串鼻まで来た甲斐があったなあ・・・
なんて思っていましたが、
そういえば灯台がない。

灯台があったはず。

調べてみると、灯台があるのはまだまだ先。
ひとつ前の写真で見えていた、
自重したばかりの急坂の先だそうで。
仕方ないので、行くしかないですな。

ちなみに、この辺りで調べ物が出来たのはとてもラッキーだったみたいです。
ドコモの通話エリアを見てみると、

docomo_area.jpg
この辺りはかなりまばらな領域になっています。
糸串鼻は右上あたりで、
白い線の行き止まり辺りが今いる場所。
圏内と圏外の丁度境目辺り。

そしてよく見ると、
ここまで走ってきた道(白い線上)は、
ほぼ圏外です。
ここで何か事故でもあったとしても、
連絡の取りようがありません。
「のろし」の準備でもしておかなければいけませんね。

よく分からないのは、
鷲ヶ岳山頂付近から海側とか、
その南側とか、
何もなさそうなところが圏内になっていることです。
何があるのだろう。


糸串鼻灯台へ

DSC06193s.jpg
話は糸串鼻に戻ります。
この上りを行かなければなりません。
右の道は民家に行くだけのようなので、
もちろん左側のよりきつそうな道。

20%は優に超えていそうです。



DSC06201.JPG
気合を入れてスタート!
とは言うものの、これはきつすぎです。
20%なんて生ぬるい。
初めてedge520が30%を超えました。
40%近いところを示したところで、
余りにもきつくてギブアップ。
いやぁ、悔しいです。


DSC06206.JPG
もう少し先まで上ってみると、
また今度は4方向の分かれ道。
背中側の方向は来た道、
右手には下って民家があります。
残り2本は左側と、写真の見える直進の荒れ果てた上り。

なんと糸串鼻灯台は、
その荒れ果てた上り坂の向こうだそうです。
写真を左折しても民家があるだけでした。


DSC06217.JPG
この写真の右側の道を上っていかなければならないのです。
舗装は荒れ果て、
写真が斜めで分かりにくいですが、勾配は常識外れ。
歩くとしても、SPD-SLでは厳しいです。


ここまで来ましたが、
糸串鼻灯台は諦めるしかなさそうですね。
そして、
またここまで来なくてはならなくなりました。
福江島はやり残したことが多すぎです。
残念ですが、
それはそれで嬉しい悲鳴でもあります。


次回

糸串鼻は残念ながらあきらめましたが、
ここまで十分にこの辺りのサイクリングを楽しみました。

次回は宿のある市街地に戻って、
時間が許せば鬼岳に向かいます。

福江島ポタリング 目次

福江島ポタ その1 移動編
その1 (追記) プロペラ機の輪行時の注意
福江島ポタ その2 初日・富江編
福江島ポタ その3 初日・大瀬崎灯台編
福江島ポタ その4 初日・夜間走行編
福江島ポタ その5 2日目・魚津ヶ崎公園編
福江島ポタ その6 2日目・糸串鼻編
福江島ポタ その7 2日目・五島牛編
福江島ポタ その8 2日目・鬼岳編



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