サイクルモード2014 その4 ヨネックス編 [サイクルモード]
前回まで折りたたまないミニベロを見てきました。
折りたたむ系のミニベロ、つまりフォールディングバイクのネタもありますが、
その前にロード系のネタを少しだけ。
やはりフレームを無視してはロードバイクが成り立ちません。
気になったバイクたちをいくつか取り上げてみます。
バドミントンやテニスでは世界に名前を轟かせるヨネックスですが、
今年の春にロードバイク界に初めて参入してきました。
ラケットカーボン技術があるので、
それをどのように生かせるか注目です。
ロードバイク参入モデル第1弾が、
バドミントンラケットで既に使われている名前で、「カーボネックス」。
型番はCBXFS02。
特徴は、フレーム重量650gと軽量なこと。
Cerveloの2015モデル、NEW RCAですら667g、
SCOTT Addictで710g、
Cannondale SuperSix EVO Hi-Mod Black INCで690g。
カーボネックスや他のフレームがどのサイズでの重量かわかりませんが、
いきなりこれら軽量フレームと同等(というかさらに軽量)なフレームを作っているのが驚きです。
ただ、フレームは軽くすればいいという訳ではなく、
軽量な中にも剛性・耐久性・振動吸収性が求められますので、
その辺りがどこまで突き詰められているかが問題です。
カーボネックスがいまのところイマイチ地味な扱いなのは、
そういうところでしょう。
どこかのチームに供給したとかいう実績がないために、
ただ軽いだけのふにゃふにゃフレームだったりとか、
持って軽く、乗って重いフレームなのではとか、
そのような不安をどうやっても払しょくできません。
安い買い物ではないので、買ってみて駄目だったではシャレになりませんから。
ところで、重量以外にも
ヨネックスフレームはもう一つ特徴があります。
それは、
ということ。
国産バイクということです。
日本メーカーという意味では、
ブリヂストン・アンカーなどがありますが、
国産でしかもカーボンフレームとなるとなかなかありません。
そういう意味ではとても応援したくなるのですが、
見た目のかっこ悪さと、実績のなさがどうしてもネックになってしまいますね。
そうそう買い替えることのできないホビーライダーには
フレームを買って試すような冒険するのはきついです。
最後に、
ヨネックス・カーボネックスの弱点、それは、
なぜかフレームが野暮ったいのですよね。
ヨネックスもそれに気づいたのか、
CBXFS03というラインナップを作っています。
これは、CBXFS01にプラス2万円で、
好きなカラーに塗装しますよ、というもの。
フレーム自体は全く同じだそうです。
すぐ上の写真などがそうなのですが、
うーん、これもよくある赤白黒カラーリングなのに、
なんかピンと来ないですね。
べたっとした赤がなんだか速く走れなさそう。
そんなカラーオーダーバージョンCBXFS03に加え、もう1種類あります。
CBXFS01は、フレーム重量650gでも満足できないという声に応えた、
最軽量塗装バージョン。
CannondaleのBlack incのような感じ。
写真は同じく公式ページから引用。
そうか、この写真でわかりました。
残念ながら、
「YONEX」
というロゴがダサいんです。
致命的に。
アルファベットが悪いのか、フォントが悪いのかはわかりませんが、
メーカー名とそのマークが野暮ったさを助長しています。
やっつけ仕事で、最初に載せたCBXFS02のロゴを消してみました。
どうでしょう。
シンプル過ぎな感は否めませんが、
ロゴ有りよりもずいぶん見れるデザインになったと思うのです。
デザインは好みなので十人十色と言いますので、
あまり深掘りしても仕方ないのですが、
そこそこ共感を得られると思っています・・・・。
フレームの細部を見てみましょう。
さて、フレームデザインは好き勝手に酷評したものの、
細部はきれいに仕上がっています。
シートステー接合部は扁平加工のモノステー。
剛性と振動吸収性を共生させようとしているのだろうと思われます。
左右のシートステーは直線型。
ここでの振動吸収はあまりなさそうですが、
軽量化に貢献するため、最近はやりの極細ステーです。
チェーンステーはケーブル内臓加工がされています。
太いながらも湾曲しているチェーンステーは、
大きめのトップギア(13Tとか14Tとか)にも対応できそうですね。
カーボネックスは、これだけの軽量フレームなのに、ケーブル内臓なんですよね。
なお、Di2ももちろん内装できます。
こうして見ていると、
国産を応援するというのも含めてやっぱりほしくなってきますが、
やはりもう少し実績がほしい・・・・。
せめて、宇都宮ブリッツェンや那須ブラーゼンに供給とかしないですかね。
YONEXに食いつきすぎてしまいました。
続きは次回。
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***** サイクルモード2014 目次 *****
その01 有名フォールディングバイク
その02 ミニベロ編[1]
その03 ミニベロ編[2]
その04 ヨネックス編
その05 ロードバイク編
その06 アクセサリ編[1]
その07 アクセサリ編[2]
その08 フォールディングバイク編
その09 まとめ編
折りたたむ系のミニベロ、つまりフォールディングバイクのネタもありますが、
その前にロード系のネタを少しだけ。
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ロードフレーム・完成車 | ||
やはりフレームを無視してはロードバイクが成り立ちません。
気になったバイクたちをいくつか取り上げてみます。
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YONEX | ||
バドミントンやテニスでは世界に名前を轟かせるヨネックスですが、
今年の春にロードバイク界に初めて参入してきました。
ラケットカーボン技術があるので、
それをどのように生かせるか注目です。
ロードバイク参入モデル第1弾が、
バドミントンラケットで既に使われている名前で、「カーボネックス」。
型番はCBXFS02。
特徴は、フレーム重量650gと軽量なこと。
Cerveloの2015モデル、NEW RCAですら667g、
SCOTT Addictで710g、
Cannondale SuperSix EVO Hi-Mod Black INCで690g。
カーボネックスや他のフレームがどのサイズでの重量かわかりませんが、
いきなりこれら軽量フレームと同等(というかさらに軽量)なフレームを作っているのが驚きです。
ただ、フレームは軽くすればいいという訳ではなく、
軽量な中にも剛性・耐久性・振動吸収性が求められますので、
その辺りがどこまで突き詰められているかが問題です。
カーボネックスがいまのところイマイチ地味な扱いなのは、
そういうところでしょう。
どこかのチームに供給したとかいう実績がないために、
ただ軽いだけのふにゃふにゃフレームだったりとか、
持って軽く、乗って重いフレームなのではとか、
そのような不安をどうやっても払しょくできません。
安い買い物ではないので、買ってみて駄目だったではシャレになりませんから。
ところで、重量以外にも
ヨネックスフレームはもう一つ特徴があります。
それは、
開発・製造につきましては新潟県長岡市の弊社新潟生産本部で全て一貫して行い、 国内唯一の自社工場で生産する「Made in Japan」の高品質カーボンバイクを生み出してまいります。
引用 YONEX公式サイト ニュース・イベント
http://www.yonex.co.jp/news/2013/12/1312171700.html
ということ。
国産バイクということです。
日本メーカーという意味では、
ブリヂストン・アンカーなどがありますが、
国産でしかもカーボンフレームとなるとなかなかありません。
そういう意味ではとても応援したくなるのですが、
見た目のかっこ悪さと、実績のなさがどうしてもネックになってしまいますね。
そうそう買い替えることのできないホビーライダーには
フレームを買って試すような冒険するのはきついです。
最後に、
ヨネックス・カーボネックスの弱点、それは、
なぜかフレームが野暮ったいのですよね。
ヨネックスもそれに気づいたのか、
CBXFS03というラインナップを作っています。
これは、CBXFS01にプラス2万円で、
好きなカラーに塗装しますよ、というもの。
フレーム自体は全く同じだそうです。
すぐ上の写真などがそうなのですが、
うーん、これもよくある赤白黒カラーリングなのに、
なんかピンと来ないですね。
べたっとした赤がなんだか速く走れなさそう。
そんなカラーオーダーバージョンCBXFS03に加え、もう1種類あります。
CBXFS01は、フレーム重量650gでも満足できないという声に応えた、
最軽量塗装バージョン。
CannondaleのBlack incのような感じ。
写真は同じく公式ページから引用。
そうか、この写真でわかりました。
残念ながら、
「YONEX」
というロゴがダサいんです。
致命的に。
アルファベットが悪いのか、フォントが悪いのかはわかりませんが、
メーカー名とそのマークが野暮ったさを助長しています。
やっつけ仕事で、最初に載せたCBXFS02のロゴを消してみました。
どうでしょう。
シンプル過ぎな感は否めませんが、
ロゴ有りよりもずいぶん見れるデザインになったと思うのです。
デザインは好みなので十人十色と言いますので、
あまり深掘りしても仕方ないのですが、
そこそこ共感を得られると思っています・・・・。
フレームの細部を見てみましょう。
さて、フレームデザインは好き勝手に酷評したものの、
細部はきれいに仕上がっています。
シートステー接合部は扁平加工のモノステー。
剛性と振動吸収性を共生させようとしているのだろうと思われます。
左右のシートステーは直線型。
ここでの振動吸収はあまりなさそうですが、
軽量化に貢献するため、最近はやりの極細ステーです。
チェーンステーはケーブル内臓加工がされています。
太いながらも湾曲しているチェーンステーは、
大きめのトップギア(13Tとか14Tとか)にも対応できそうですね。
カーボネックスは、これだけの軽量フレームなのに、ケーブル内臓なんですよね。
なお、Di2ももちろん内装できます。
こうして見ていると、
国産を応援するというのも含めてやっぱりほしくなってきますが、
やはりもう少し実績がほしい・・・・。
せめて、宇都宮ブリッツェンや那須ブラーゼンに供給とかしないですかね。
YONEXに食いつきすぎてしまいました。
続きは次回。
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***** サイクルモード2014 目次 *****
その01 有名フォールディングバイク
その02 ミニベロ編[1]
その03 ミニベロ編[2]
その04 ヨネックス編
その05 ロードバイク編
その06 アクセサリ編[1]
その07 アクセサリ編[2]
その08 フォールディングバイク編
その09 まとめ編
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