SSブログ

低ギア比化 その3 ラ・クランク コンパクトチェーンリング取付編 [自転車部品探訪]

前回はラ・クランク付属品編でしたが、
今回は取付編です。

私はラ・クランクでは46-30Tの
スーパーコンパクト仕様にするつもりでいますが、
折角ですので、普通のコンパクト仕様(インナーもPCD110mm)の場合、
ラ・クランクではどのように取付するかを解説します。

つまり、今回は「ラ・クランクを普通のコンパクトで使う場合の取付編」です。

では、標準PCD(110mm)のコンパクトチェーンリング取り付けに入ります。

ラ・クランクはインナーのをPCD110mmでも74mmでもどちらでも取り付け可能です。
DSC_0014.jpg
ですので、写真のように、
PCD74mmのところにネジ穴が切ってありますが、
PCD110mmのチェーンリングしか使用しない場合は、
このネジ穴は使用しません。

PCD110mmの取り付けの場合、
外側の穴にアウターチェーンリング・スペーサー・インナーチェーンリングの順に重ねて、
チェーンリングボルトで固定します。
DSC_0040.jpg
スペーサーはこれです。
これをアウターとインナーの間に挟みます。

最も左にあるものだけ、ちょっと特殊な形状をしています。
ラ・クランクは、5本のボルトのうち1本をクランクアーム自体に取り付ける構造です。

DSC_0035.jpg
写真左奥がクランクアームに取り付けるところです。
PCD110mmのときでも、
この部分だけはクランクにねじ切ってある穴を使います。
もちろん、110mmピッチにに配置してある方の穴です。

この部分はクランク自体にねじ切ってあるためナット不要です。
つまり、ネジしか通しません。
その為、他の4箇所と同じスペーサーだと、
スペーサーの内径が合わず、ゆるゆるですね。
そのままだとずれてしまいますので、
この部分用のスペーサーだけ、センタリングのための加工がしてあるのです。


では実際に装着してみます。

DSC_0005.jpg
まずはアウターチェーンリングを載せたところです。
ちなみに、チェーンリングはFC-3550です。
以前、中華カーボンミニベロ号組立記録でその6に購入した46Tアウターです。

さらにちなみに、これは単体でも購入できます。



そういえば、シマノのクランクとラ・クランクは、
チェーンリングの位相が180度ずれています。
(表裏がひっくり返ってる訳ではなくて、
ギアの回転方向に180度回転しているという意味です)

そのため、シマノのチェーンリングをつけると、
写真のようにチェーン脱落防止ピン(?)の位置も逆側に来てしまいます。
写真の右端に銀色のピンが見えますが、
それは本当はクランクアーム側にこないと役に立ちません。

チェーンが脱落しないよう、しっかりFDの調整をしないといけないですね。
どんなタイプでもいいので、チェーンウォッチャーは絶対付けておきたいです。

でも、最近FD異常によるチェーン外れってなくなったなあ。
調整の腕が上がったのか、
部品の精度が上がったのか・・・。

おそらく後者でしょうね。



話を戻しましょう。
DSC_0006.jpg
アウターチェーンリングの上に、スペーサーを載せました。
スペーサーが黒なのでわかりにくいですね。
シルバーのチェーンリングにすれば良かったです。
シルバーのコンパクトのアウター余ってたかな・・・。

DSC_0007.jpg
スペーサーの上に、インナーチェーンリングを載せます。
インナーチェーンリングの、写真の右側の方に、
少しだけ出っ張っているところがありますが、
これがシマノのクランクだとクランクアームと同じ位置(この写真だと左向き)に
くるべきマークです。
ですが、ラ・クランクは先ほどの説明のように、
位相がシマノに比べて180度ずれているので、
写真の位置が正しい位置になります。

ところで、インナーチェーンリングの表裏っていつも迷いませんか。
今回ラ・クランクの情報を集めているときに、

「シマノの刻印がある方をBB側にするのが正しい向き」

という情報を発見。
なるほど~。
この写真では、左下あたりに刻印が見えます。
もちろん写真の手前側がBBですので、
正しい向きに装着できていることが確認できました。

DSC_0008.jpg
次にボルトで留めていきますが、
分かりやすいようにまずはクランクアームのところから。
ここは付属品編で紹介した付属品ボルトの1本だけ長いものを使うことになります。
DSC_0038.jpg
これの一番左のボルトです。

DSC_0009.jpg
他の4箇所はシマノのダブル用ボルト・ナットでもかまいません。
写真ではシマノのボルト・ナットで留めてみました。
しっかり増し締めして(トルク管理注意!)で完成です。
私はこの後、スーパーコンパクトに組み替えるので、
仮留めのままですが。

DSC_0010.jpg
表側はこのような感じです。
クランクアーム部の水色のボルトは表側からは見えず、
見えるのは残りの4箇所のみです。

さて次回はスーパーコンパクト(110/74mm)なチェーンリング取付編です。

スポンサーリンク



***** 低ギア比化 目次 *****
低ギア比化 その1 ラ・クランク購入編
低ギア比化 その2 ラ・クランク付属品編
低ギア比化 その3 ラ・クランク ラ・クランク コンパクトチェーンリング取付編
低ギア比化 その4 ラ・クランク スーパーコンパクトチェーンリング部品編
低ギア比化 その5 ラ・クランク スーパーコンパクトチェーンリング取付編
低ギア比化 その6 ラ・クランク 今度こそ取付編
低ギア比化 その7 カセットスプロケット編
低ギア比化 その8 組み付け編
低ギア比化 その9 フロントディレイラー編
nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 1

NO NAME

古い記事に書き込み、失礼します。

これ、アウターが裏表逆でしょう。
仮止めということで、このまま使ってはいないんでしょうけどね。
by NO NAME (2015-04-17 15:50) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。






この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。