GIOS ミニベロ2014 考察 7 [ミニベロ考察]
前回のGIOS ミニベロ2014から1ヶ月くらい経ってしまいました。
ウェブ上のスプロケ歯数情報に(おそらく)不備があって、
どうやってギア比の比較をしようかと悩んでおりました。
で、近所の自転車屋や都会の大きな自転車屋に行ってみたりしたものの、
不幸にもPANTOもLAMPOも在庫がなく
確認できませんでした。
そんなこんなで更新が滞っていましたが、
ギア比考察の前に、まだ比較し残したパーツがあったので、
今回はとりあえず残りを片付けます。
残りとは、ホイール周り・サドル周り・ペダルです。
久しぶりにパーツリストはこちら。
基本的にGIOSの代理店(JOB International)からコピーしてきていますが、
以下の2箇所は独断で変更しています。
※ RD-4600-SSはもうなかなか入手できないので、
RD-4601-SSを併記しています。
というか本当にRD-4600-SSなのだろうか・・・・。
※※ 代理店サイトではST-4600となっていますが、
フラットバーの自転車にSTIはありえません。
おそらくSL-4600(ラピッドファイヤ)の誤植だと思われます。
(14) ホイールセット (リム・ハブ)
ホイールの比較から再開しましょう。
GIOSのダイヤモンドフレームのミニベロは全てWO20インチです。
ちなみに、ビアンキのミニベロでは、
ミニベロ7だけHEの20インチでした。
MIGNONのような安めのモデルでも
互換性が保たれているのは消費者に優しいですね。
さて、具体的にホイールを見てみます。
PANTOとLAMPOの高級機グループは、
小径車には珍しく、完組のA-CLASS FOLEX RACEです。
(今気づきましたが、JOB INTERNATIONALのGIOSカタログのホイール名、FOREXになってますね。
FOLEXが正解です)
定価6万越え、実売でも5万円は超えるこのホイールが付属するとは、
そりゃPANTOもLAMPOも高くなりますよね。
完成車の半分くらいがホイール価格と言ってもいいくらい。
では、それだけこのホイールがいいのかというと、
それはどうなんでしょう。
小径車なので少スポークでも剛性が確保できることを考えると、
PANTO・LAMPO以外で採用されている32hの手組よりは
優れていると思います。
ただ、性能的にそこまで体感できるかと言うと、
相当乗り込んでいる人でないと難しいのではないでしょうか。
一ついえるのは、
少スポークで、かつ珍しいスポークパターンのこのホイールは、
見た目的には手組の32hには圧勝です。
もちろん、好みによりますがね・・・・。
次に、FELUCA・ANTICO・ENRICO・MIGNONのホイールです。
先ほどから比較対象として挙げていた32hの手組ホイールです。
リムはアレックスリムのDA-22。
アレックスリムはA-CLASSの親玉と言うか、
A-CLASSはアレックスリムのホイールブランドなので、
リムはPANTO・LAMPOと出所が同じです。
ハブは、RB-91 ・RB-35という、FORMILA社製のハブです。
FORMILAは安い車種(ロード・ミニベロ含め)によく採用されているハブメーカーですね。
特に機能的には問題ないでしょう。
律儀にシマノ製ハブを採用していたビアンキのミニベロの方が性能的にはいいですが
ベアリングがカップアンドコーンです。
このFORMULA製ハブだとシールドベアリングですので、
ほとんど調整やメンテをしてくれなさそうな小径車オーナーを考慮すると、
むしろFORMULA製でもシールドベアリングの方が
所有者の理想としては理にかなっているのかもしれません。
(15) タイヤ
PANTO・LAMPOはKENDA KONTENDER、
FELUCA・ANTICO・ENRICO・MIGNONはKENDA K-WESTです。
これらの銘柄による違いはよく分かりません。
PANTO・LAMPOのKENDA KONTENDERの方が1インチなので、
1-1/8インチのKENDA K-WESTよりも微妙に細く、
乗り心地よりもスピード重視なのだろうという予想ができます。
それにしても、1インチって珍しいですね。
小数点があるとHE、分数があるとWOなのですが、
1インチ丁度の場合、分数も小数もつかないので、
単独ではHEかWOか見分けがつかないですね。
HEの場合は20x1.0とかなのでしょうか。
(16) シートポスト、サドル
シートポストはGIOS オリジナルとなっていて、
何なのかよくわかりません。
ですが、シートポストは何でもいいと思います。
そうとう脚が長くて後退幅を取りたかったり、
ミニベロでTTしたくなって前乗りしたくなったりしない限り、
もしくは、色を変えたくなったりしない限り、
そのままで何の問題もないです。
万が一交換したくなった場合、27.2mm径なのでちょっとだけ注意。
今のロードは31.6mmの方が多いので、
流用させようとしてもできないことがあります。
サドルも、GIOS オリジナルとなっていて、
どこ製なのかもわかりません。
写真で見る限り、横幅の狭いスポーツタイプのようなので、
慣れてない人はいきなり長距離ではお尻が痛くなるかもしれません。
それでも、次第になれるとは思いますが、
最適な幅は自転車ショップで測定できるので、
それに合わせたものに交換することをオススメします。
サドル(とステム)は、まず最初に交換が検討される場所なので、
ここが安いパーツなのは逆に好感が持てます。
もちろん、その分完成車価格が抑えられていれば、ですが。
(17) ペダル
さて最後になりましたが、ペダル編です。
全車種に共通してフラットペダルです。
が、今まではPANTO・LAMPOグループとそれ以外グループという分け方でしたが、
ペダルはちょっと変わっています。
FELUCA・ANTICOがLU-962で、
それ以外がLU-C16です。
・・・とはいえ、LU-C16は3000円ほどするペダルで、LU-962は1000円ほどのペダルですからね。
おそらく、PANTO・LAMPOだけがLU-C16で、
その他がLU-962という分かれ方の誤植ではないかと思います。
100gほどLU-962の方が重いですね。
まあ、気になる人はいないでしょう。
その100gが気になるような人は、
フラットペダルではなくSPDなどのビンディングペダルにしてしまうでしょうから、
全車種LU-962でもよかったんじゃないかなと思います。
さて、今回で2014 GIOSミニベロシリーズの部品観察終了です。
ギア比の考察をしたいのですが、
CS-4600にラインナップされていない歯数が採用されているようなので、
カタログの歯数の正確性が分かりません。
それなのに不正確な歯数で考察しても仕方ないので、
どうしようかと頭をめぐらせ中です。
2014GIOSミニベロ考察シリーズは次回に続く・・・のか?
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GIOSミニベロ 2014 考察シリーズ リンク
考察 1 紹介編
考察 2 車種グレード編
考察 3 部品比較part1 車体・ハンドル周り編
考察 4 部品比較part2 クランク周り・ブレーキ編
考察 5 部品比較part3 前後変速機編
考察 6 部品比較part4 シフター・スプロケ編
考察 7 ホイール・サドル周り編
考察 8 ギア比編
考察 9 まとめ編
ウェブ上のスプロケ歯数情報に(おそらく)不備があって、
どうやってギア比の比較をしようかと悩んでおりました。
で、近所の自転車屋や都会の大きな自転車屋に行ってみたりしたものの、
不幸にもPANTOもLAMPOも在庫がなく
確認できませんでした。
そんなこんなで更新が滞っていましたが、
ギア比考察の前に、まだ比較し残したパーツがあったので、
今回はとりあえず残りを片付けます。
残りとは、ホイール周り・サドル周り・ペダルです。
久しぶりにパーツリストはこちら。
基本的にGIOSの代理店(JOB International)からコピーしてきていますが、
以下の2箇所は独断で変更しています。
※ RD-4600-SSはもうなかなか入手できないので、
RD-4601-SSを併記しています。
というか本当にRD-4600-SSなのだろうか・・・・。
※※ 代理店サイトではST-4600となっていますが、
フラットバーの自転車にSTIはありえません。
おそらくSL-4600(ラピッドファイヤ)の誤植だと思われます。
(14) ホイールセット (リム・ハブ)
ホイールの比較から再開しましょう。
GIOSのダイヤモンドフレームのミニベロは全てWO20インチです。
ちなみに、ビアンキのミニベロでは、
ミニベロ7だけHEの20インチでした。
MIGNONのような安めのモデルでも
互換性が保たれているのは消費者に優しいですね。
さて、具体的にホイールを見てみます。
PANTOとLAMPOの高級機グループは、
小径車には珍しく、完組のA-CLASS FOLEX RACEです。
(今気づきましたが、JOB INTERNATIONALのGIOSカタログのホイール名、FOREXになってますね。
FOLEXが正解です)
定価6万越え、実売でも5万円は超えるこのホイールが付属するとは、
そりゃPANTOもLAMPOも高くなりますよね。
完成車の半分くらいがホイール価格と言ってもいいくらい。
では、それだけこのホイールがいいのかというと、
それはどうなんでしょう。
小径車なので少スポークでも剛性が確保できることを考えると、
PANTO・LAMPO以外で採用されている32hの手組よりは
優れていると思います。
ただ、性能的にそこまで体感できるかと言うと、
相当乗り込んでいる人でないと難しいのではないでしょうか。
一ついえるのは、
少スポークで、かつ珍しいスポークパターンのこのホイールは、
見た目的には手組の32hには圧勝です。
もちろん、好みによりますがね・・・・。
次に、FELUCA・ANTICO・ENRICO・MIGNONのホイールです。
先ほどから比較対象として挙げていた32hの手組ホイールです。
リムはアレックスリムのDA-22。
アレックスリムはA-CLASSの親玉と言うか、
A-CLASSはアレックスリムのホイールブランドなので、
リムはPANTO・LAMPOと出所が同じです。
ハブは、RB-91 ・RB-35という、FORMILA社製のハブです。
FORMILAは安い車種(ロード・ミニベロ含め)によく採用されているハブメーカーですね。
特に機能的には問題ないでしょう。
律儀にシマノ製ハブを採用していたビアンキのミニベロの方が性能的にはいいですが
ベアリングがカップアンドコーンです。
このFORMULA製ハブだとシールドベアリングですので、
ほとんど調整やメンテをしてくれなさそうな小径車オーナーを考慮すると、
むしろFORMULA製でもシールドベアリングの方が
所有者の理想としては理にかなっているのかもしれません。
(15) タイヤ
PANTO・LAMPOはKENDA KONTENDER、
FELUCA・ANTICO・ENRICO・MIGNONはKENDA K-WESTです。
これらの銘柄による違いはよく分かりません。
PANTO・LAMPOのKENDA KONTENDERの方が1インチなので、
1-1/8インチのKENDA K-WESTよりも微妙に細く、
乗り心地よりもスピード重視なのだろうという予想ができます。
それにしても、1インチって珍しいですね。
小数点があるとHE、分数があるとWOなのですが、
1インチ丁度の場合、分数も小数もつかないので、
単独ではHEかWOか見分けがつかないですね。
HEの場合は20x1.0とかなのでしょうか。
(16) シートポスト、サドル
シートポストはGIOS オリジナルとなっていて、
何なのかよくわかりません。
ですが、シートポストは何でもいいと思います。
そうとう脚が長くて後退幅を取りたかったり、
ミニベロでTTしたくなって前乗りしたくなったりしない限り、
もしくは、色を変えたくなったりしない限り、
そのままで何の問題もないです。
万が一交換したくなった場合、27.2mm径なのでちょっとだけ注意。
今のロードは31.6mmの方が多いので、
流用させようとしてもできないことがあります。
サドルも、GIOS オリジナルとなっていて、
どこ製なのかもわかりません。
写真で見る限り、横幅の狭いスポーツタイプのようなので、
慣れてない人はいきなり長距離ではお尻が痛くなるかもしれません。
それでも、次第になれるとは思いますが、
最適な幅は自転車ショップで測定できるので、
それに合わせたものに交換することをオススメします。
サドル(とステム)は、まず最初に交換が検討される場所なので、
ここが安いパーツなのは逆に好感が持てます。
もちろん、その分完成車価格が抑えられていれば、ですが。
(17) ペダル
さて最後になりましたが、ペダル編です。
全車種に共通してフラットペダルです。
が、今まではPANTO・LAMPOグループとそれ以外グループという分け方でしたが、
ペダルはちょっと変わっています。
FELUCA・ANTICOがLU-962で、
それ以外がLU-C16です。
・・・とはいえ、LU-C16は3000円ほどするペダルで、LU-962は1000円ほどのペダルですからね。
おそらく、PANTO・LAMPOだけがLU-C16で、
その他がLU-962という分かれ方の誤植ではないかと思います。
100gほどLU-962の方が重いですね。
まあ、気になる人はいないでしょう。
その100gが気になるような人は、
フラットペダルではなくSPDなどのビンディングペダルにしてしまうでしょうから、
全車種LU-962でもよかったんじゃないかなと思います。
さて、今回で2014 GIOSミニベロシリーズの部品観察終了です。
ギア比の考察をしたいのですが、
CS-4600にラインナップされていない歯数が採用されているようなので、
カタログの歯数の正確性が分かりません。
それなのに不正確な歯数で考察しても仕方ないので、
どうしようかと頭をめぐらせ中です。
2014GIOSミニベロ考察シリーズは次回に続く・・・のか?
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GIOSミニベロ 2014 考察シリーズ リンク
考察 1 紹介編
考察 2 車種グレード編
考察 3 部品比較part1 車体・ハンドル周り編
考察 4 部品比較part2 クランク周り・ブレーキ編
考察 5 部品比較part3 前後変速機編
考察 6 部品比較part4 シフター・スプロケ編
考察 7 ホイール・サドル周り編
考察 8 ギア比編
考察 9 まとめ編
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