ツール・ド・美ヶ原高原2014 その3 スタート編 [ツール・ド・美ヶ原高原]
昨日は、大会前日の会場の様子をレポートしました。
今回は当日朝の様子と、スタートまでをレポートします。前日の夜の嵐のような大雨も、
一夜明けるといい天気。
ロングライド魚沼のときと同じ展開です。
地面はまだ濡れていますが、
もう中止になる心配はありません。
宿の大西荘から会場までは2kmちょっと。
あっという間に会場に到着です。
まだ集合時間前だというのに、この人数です。
ちなみに、エントリー数は1909人。
実際に出走した人数は分かりませんが、
かなり大きな大会だと改めて実感します。
この後、開会式でほら貝を吹くお偉方やら、
開会宣言やらありましたが、そこは省略。
進行側も慣れたもので、
開会式自体はミニマムに収めて
さっさとスタートを開始します。
これがスタートゲート。
なんでもないことですが、
こういうスタートゲートで高揚しちゃいますね。
そして美ヶ原レディの掲げる1分前・30秒前のプレートのあと、
ピストルの合図とともににスタート。
カテゴリーごとで100人前後ずつに分けられています。
混雑しすぎるというわけでもなく、
といって寂しい人数というわけでもなく、
ちょうどいい感じですね。
タイムも測定してもらえますが、
それはスタートゲートを少し越えたところから、
ゴール地点までを自動的に測定してくれます。
そのセンサーをつけなければならないのですが、
バイクの車体につけるタイプではなくて、
なんとアンクルバンドタイプ。
これはペダルを回していると意外と気になります。
締め付けすぎると血流が悪くなりそうだし、
弱すぎるとバタバタして邪魔です。
ちょうどいい感じに調整する必要があります。
さて、ツールド美ヶ原は最強激坂と自ら名乗っていますが、
その激坂区間はスタート後すぐに訪れます。
これまで、長らくリアのスプロケは12-25を使っていました。
ミニベロなのでこれでもロードよりも低ギア比な計算なのですが、
敵は天下の美ヶ原です。
斜度が20%近い壁のような場所があるので、
より低ギアに出来ればそれに越した事はありません。
私は上りでもケイデンス100くらい、
少なくとも90くらいで走りたいので、
特に低ギアが必要なのです。
心肺で走るタイプ、
と言えば聞こえがいいですが、単に脚がないだけですね。
確か、CS-4600の11-28が余っているはずなんです。
完成車でCannondale SuperSixを買ったときについていたものが。
700cで11Tなんていらないので、
一度も使わずに外してしまい、
そのうちオークションに出そうと思っていたのですが、
ミニベロには丁度よいのかもと見直し始めています。
ただ、どこに片付けてしまったのか、見つかってません。
まだ売ったわけではないのでどこかにあるはずなんですが。
仕方ないので、かなり昔に使っていた
旧105(5800系105が発売された今となっては旧旧105か)の
CS-5600 12-27Tを使うことにしました。
中華カーボンミニベロ号のフロント歯数は50/36です。
フロント歯数50/34のロードと比較の図を作ってみました。
縦軸は、12-27をつけてケイデンス90で走った場合の速度です。
黒が700cでオレンジが20インチWOのミニベロ。
こうしてみると、ミニベロのアウターはロードのインナーに近いですね。
ミニベロをインナーにすると、
ロードよりもリアを2~3枚軽くしたくらいになります。
ちなみに、ミニベロのインナーを34Tにした場合のグラフを
薄いオレンジで示してあります。
グラフの中の一番下の線がそれです。
ただ、36Tと34Tではあまり差がありません。
リア0.5段分くらいですので、
ぎりぎりの局面になれば効いてくるかもしれませんが、
今回は36Tのままでいくことにしました。
12-27を使うとなったときに思い出したのですが、
中華カーボンミニベロ号のリアディレイラーはRD-5500です。
もう、旧旧旧105の世代ですね。
9速時代のものです。
このRD-5500は、最大歯数27です。
ということは、11-28Tは公式には使えないということになります。
以前、28Tを使っても問題なく動作してくれたので、
最大歯数は1Tくらい問題ないと思いますが。
RD-5500のキャパシティは29Tです。
これを正直に守ろうとすると、
リアに12-27Tを使う場合、リアだけで
27 - 12 = 15T
と15Tのキャパシティが必要です。
フロントに残されたキャパシティは
29 - 15 = 14T
となります。
よくある50/34のコンパクトクランクではキャパシティオーバーとなりますね。
本当にたまたまですが、
中華カーボンミニベロ号は50/36をつけているので、
フロント歯数差は14T。
RD-5500のキャパシティをぎりぎり守れることになります。
最大歯数は、変速さえしてくれるなら
必ずしも守らなくてもいい(もちろん自己責任で)と思いますが、
キャパシティの方は守った方がいいですね。
アウター・ローにしたときにエンド金具がひん曲がるか、
インナー・トップにしたときにチェーンが緩みすぎてはずれてしまうか、
どちらかが起こりやすくなります。
前者はチェーンが短い、
後者はチェーンが長いということです。
意識してアウター・ローやインナー・トップに入れないようにすればいいのですが、
疲れていたりすると、ふと入れてしまっているものです。
人間の意識で抑制するシステムはダメシステムですね。
無意識に操作しても安全であるシステムこそ
目指すべきだと思います。
という理由で、私はRDのキャパシティは守ることにしています。
さて、ギア比変更の効果は出たのか?
次回、ついにツールド美ヶ原の激坂区間に突入します。
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***** ツール・ド・美ヶ原高原2014 レポート 目次 *****
ツール・ド・美ヶ原高原2014 エピローグ
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その7 山下り編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その6 CP3~ゴール編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その5 美鈴湖(CP1)~CP2~CP3編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その4 美鈴湖まで編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その3 スタート編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その2 会場受付編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その1 輪行編
今回は当日朝の様子と、スタートまでをレポートします。前日の夜の嵐のような大雨も、
一夜明けるといい天気。
ロングライド魚沼のときと同じ展開です。
地面はまだ濡れていますが、
もう中止になる心配はありません。
宿の大西荘から会場までは2kmちょっと。
あっという間に会場に到着です。
まだ集合時間前だというのに、この人数です。
ちなみに、エントリー数は1909人。
実際に出走した人数は分かりませんが、
かなり大きな大会だと改めて実感します。
この後、開会式でほら貝を吹くお偉方やら、
開会宣言やらありましたが、そこは省略。
進行側も慣れたもので、
開会式自体はミニマムに収めて
さっさとスタートを開始します。
これがスタートゲート。
なんでもないことですが、
こういうスタートゲートで高揚しちゃいますね。
そして美ヶ原レディの掲げる1分前・30秒前のプレートのあと、
ピストルの合図とともににスタート。
カテゴリーごとで100人前後ずつに分けられています。
混雑しすぎるというわけでもなく、
といって寂しい人数というわけでもなく、
ちょうどいい感じですね。
タイムも測定してもらえますが、
それはスタートゲートを少し越えたところから、
ゴール地点までを自動的に測定してくれます。
そのセンサーをつけなければならないのですが、
バイクの車体につけるタイプではなくて、
なんとアンクルバンドタイプ。
これはペダルを回していると意外と気になります。
締め付けすぎると血流が悪くなりそうだし、
弱すぎるとバタバタして邪魔です。
ちょうどいい感じに調整する必要があります。
さて、ツールド美ヶ原は最強激坂と自ら名乗っていますが、
その激坂区間はスタート後すぐに訪れます。
これまで、長らくリアのスプロケは12-25を使っていました。
ミニベロなのでこれでもロードよりも低ギア比な計算なのですが、
敵は天下の美ヶ原です。
斜度が20%近い壁のような場所があるので、
より低ギアに出来ればそれに越した事はありません。
私は上りでもケイデンス100くらい、
少なくとも90くらいで走りたいので、
特に低ギアが必要なのです。
心肺で走るタイプ、
と言えば聞こえがいいですが、単に脚がないだけですね。
確か、CS-4600の11-28が余っているはずなんです。
完成車でCannondale SuperSixを買ったときについていたものが。
700cで11Tなんていらないので、
一度も使わずに外してしまい、
そのうちオークションに出そうと思っていたのですが、
ミニベロには丁度よいのかもと見直し始めています。
ただ、どこに片付けてしまったのか、見つかってません。
まだ売ったわけではないのでどこかにあるはずなんですが。
仕方ないので、かなり昔に使っていた
旧105(5800系105が発売された今となっては旧旧105か)の
CS-5600 12-27Tを使うことにしました。
中華カーボンミニベロ号のフロント歯数は50/36です。
フロント歯数50/34のロードと比較の図を作ってみました。
縦軸は、12-27をつけてケイデンス90で走った場合の速度です。
黒が700cでオレンジが20インチWOのミニベロ。
こうしてみると、ミニベロのアウターはロードのインナーに近いですね。
ミニベロをインナーにすると、
ロードよりもリアを2~3枚軽くしたくらいになります。
ちなみに、ミニベロのインナーを34Tにした場合のグラフを
薄いオレンジで示してあります。
グラフの中の一番下の線がそれです。
ただ、36Tと34Tではあまり差がありません。
リア0.5段分くらいですので、
ぎりぎりの局面になれば効いてくるかもしれませんが、
今回は36Tのままでいくことにしました。
12-27を使うとなったときに思い出したのですが、
中華カーボンミニベロ号のリアディレイラーはRD-5500です。
もう、旧旧旧105の世代ですね。
9速時代のものです。
このRD-5500は、最大歯数27です。
ということは、11-28Tは公式には使えないということになります。
以前、28Tを使っても問題なく動作してくれたので、
最大歯数は1Tくらい問題ないと思いますが。
RD-5500のキャパシティは29Tです。
これを正直に守ろうとすると、
リアに12-27Tを使う場合、リアだけで
27 - 12 = 15T
と15Tのキャパシティが必要です。
フロントに残されたキャパシティは
29 - 15 = 14T
となります。
よくある50/34のコンパクトクランクではキャパシティオーバーとなりますね。
本当にたまたまですが、
中華カーボンミニベロ号は50/36をつけているので、
フロント歯数差は14T。
RD-5500のキャパシティをぎりぎり守れることになります。
最大歯数は、変速さえしてくれるなら
必ずしも守らなくてもいい(もちろん自己責任で)と思いますが、
キャパシティの方は守った方がいいですね。
アウター・ローにしたときにエンド金具がひん曲がるか、
インナー・トップにしたときにチェーンが緩みすぎてはずれてしまうか、
どちらかが起こりやすくなります。
前者はチェーンが短い、
後者はチェーンが長いということです。
意識してアウター・ローやインナー・トップに入れないようにすればいいのですが、
疲れていたりすると、ふと入れてしまっているものです。
人間の意識で抑制するシステムはダメシステムですね。
無意識に操作しても安全であるシステムこそ
目指すべきだと思います。
という理由で、私はRDのキャパシティは守ることにしています。
さて、ギア比変更の効果は出たのか?
次回、ついにツールド美ヶ原の激坂区間に突入します。
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ツール・ド・美ヶ原高原2014 エピローグ
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その7 山下り編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その6 CP3~ゴール編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その5 美鈴湖(CP1)~CP2~CP3編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その4 美鈴湖まで編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その3 スタート編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その2 会場受付編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その1 輪行編
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