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ツール・ド・美ヶ原高原2014 その3 スタート編 [ツール・ド・美ヶ原高原]

昨日は、大会前日の会場の様子をレポートしました。
今回は当日朝の様子と、スタートまでをレポートします。前日の夜の嵐のような大雨も、
一夜明けるといい天気。

ロングライド魚沼のときと同じ展開です。
地面はまだ濡れていますが、
もう中止になる心配はありません。

DSC06297.JPG
宿の大西荘から会場までは2kmちょっと。
あっという間に会場に到着です。

DSC_0004.jpg
まだ集合時間前だというのに、この人数です。
ちなみに、エントリー数は1909人。
実際に出走した人数は分かりませんが、
かなり大きな大会だと改めて実感します。


この後、開会式でほら貝を吹くお偉方やら、
開会宣言やらありましたが、そこは省略。
進行側も慣れたもので、
開会式自体はミニマムに収めて
さっさとスタートを開始します。

DSC_0016.jpg
これがスタートゲート。
なんでもないことですが、
こういうスタートゲートで高揚しちゃいますね。


そして美ヶ原レディの掲げる1分前・30秒前のプレートのあと、
ピストルの合図とともににスタート。
DSC06361.JPG
カテゴリーごとで100人前後ずつに分けられています。
混雑しすぎるというわけでもなく、
といって寂しい人数というわけでもなく、
ちょうどいい感じですね。

タイムも測定してもらえますが、
それはスタートゲートを少し越えたところから、
ゴール地点までを自動的に測定してくれます。
そのセンサーをつけなければならないのですが、
バイクの車体につけるタイプではなくて、
なんとアンクルバンドタイプ。

これはペダルを回していると意外と気になります。
締め付けすぎると血流が悪くなりそうだし、
弱すぎるとバタバタして邪魔です。
ちょうどいい感じに調整する必要があります。


さて、ツールド美ヶ原は最強激坂と自ら名乗っていますが、
その激坂区間はスタート後すぐに訪れます。

これまで、長らくリアのスプロケは12-25を使っていました。
ミニベロなのでこれでもロードよりも低ギア比な計算なのですが、
敵は天下の美ヶ原です。
斜度が20%近い壁のような場所があるので、
より低ギアに出来ればそれに越した事はありません。

私は上りでもケイデンス100くらい、
少なくとも90くらいで走りたいので、
特に低ギアが必要なのです。
心肺で走るタイプ、
と言えば聞こえがいいですが、単に脚がないだけですね。

確か、CS-4600の11-28が余っているはずなんです。
完成車でCannondale SuperSixを買ったときについていたものが。
700cで11Tなんていらないので、
一度も使わずに外してしまい、
そのうちオークションに出そうと思っていたのですが、
ミニベロには丁度よいのかもと見直し始めています。

ただ、どこに片付けてしまったのか、見つかってません。
まだ売ったわけではないのでどこかにあるはずなんですが。
仕方ないので、かなり昔に使っていた
旧105(5800系105が発売された今となっては旧旧105か)の
CS-5600 12-27Tを使うことにしました。


中華カーボンミニベロ号のフロント歯数は50/36です。
フロント歯数50/34のロードと比較の図を作ってみました。
縦軸は、12-27をつけてケイデンス90で走った場合の速度です。
ratio50.jpg
黒が700cでオレンジが20インチWOのミニベロ。

こうしてみると、ミニベロのアウターはロードのインナーに近いですね。
ミニベロをインナーにすると、
ロードよりもリアを2~3枚軽くしたくらいになります。

ちなみに、ミニベロのインナーを34Tにした場合のグラフを
薄いオレンジで示してあります。
グラフの中の一番下の線がそれです。
ただ、36Tと34Tではあまり差がありません。

リア0.5段分くらいですので、
ぎりぎりの局面になれば効いてくるかもしれませんが、
今回は36Tのままでいくことにしました。



12-27を使うとなったときに思い出したのですが、
中華カーボンミニベロ号のリアディレイラーはRD-5500です。
もう、旧旧旧105の世代ですね。
9速時代のものです。
このRD-5500は、最大歯数27です。
ということは、11-28Tは公式には使えないということになります。

以前、28Tを使っても問題なく動作してくれたので、
最大歯数は1Tくらい問題ないと思いますが。


RD-5500のキャパシティは29Tです。

これを正直に守ろうとすると、
リアに12-27Tを使う場合、リアだけで

27 - 12 = 15T

と15Tのキャパシティが必要です。
フロントに残されたキャパシティは

29 - 15 = 14T

となります。
よくある50/34のコンパクトクランクではキャパシティオーバーとなりますね。
本当にたまたまですが、
中華カーボンミニベロ号は50/36をつけているので、
フロント歯数差は14T。
RD-5500のキャパシティをぎりぎり守れることになります。


最大歯数は、変速さえしてくれるなら
必ずしも守らなくてもいい(もちろん自己責任で)と思いますが、
キャパシティの方は守った方がいいですね。
アウター・ローにしたときにエンド金具がひん曲がるか、
インナー・トップにしたときにチェーンが緩みすぎてはずれてしまうか、
どちらかが起こりやすくなります。

前者はチェーンが短い、
後者はチェーンが長いということです。

意識してアウター・ローやインナー・トップに入れないようにすればいいのですが、
疲れていたりすると、ふと入れてしまっているものです。
人間の意識で抑制するシステムはダメシステムですね。
無意識に操作しても安全であるシステムこそ
目指すべきだと思います。

という理由で、私はRDのキャパシティは守ることにしています。

さて、ギア比変更の効果は出たのか?
次回、ついにツールド美ヶ原の激坂区間に突入します。

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***** ツール・ド・美ヶ原高原2014 レポート 目次 *****
ツール・ド・美ヶ原高原2014 エピローグ
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その7 山下り編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その6 CP3~ゴール編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その5 美鈴湖(CP1)~CP2~CP3編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その4 美鈴湖まで編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その3 スタート編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その2 会場受付編
ツール・ド・美ヶ原高原2014 その1 輪行編
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