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奄美大島チャレンジサイクリング その03 [奄美大島チャレンジサイクリング]

前回は前日の空港から前日受付できなかったところと、
ホテルまでをレポートしました。
今回から当日編。
奄美大島チャレンジサイクリング240Kのスタートです。




当日の会場


240kmのスタートは、午前6時スタート。
その前に荷物受付や、前日できなかった出走受付などがありますので、
5:30前には到着したいところ。



早朝すぎます


ホテルを5:00ごろに出発しなくてはならなくなります。
その上、12月でしかも日本の西側の地域。
夜が明けるのが遅いわけでして、
あたりは真っ暗。

DSC03125.JPG
太陽があるうちはあまり感じていませんでしたが、
夜になってみると街灯が少ないことに気づきます。


DSC03169.JPG
むしろ、トンネルの中の方が明るいくらい。
ホテルから会場まではトンネルが2か所あるので、
その中が最も安心して走れる場所だったかもしれません。



会場


会場到着です。

DSC_0005.jpg
前日に間違えてきてしまったときはやぐらが組んであっただけでしたが、
今日はきっちりスタートゲート然とした見栄えに代わっています。

自転車のイベントに来た時に、
私が最も実感がわくのは
スタートゲートを見たときです。
ゲートを見てようやく、これから走るんだなあと。
それまでは、朝早く起きるのがつらくて、
もっと遅い時間に開催してほしいとか早く寝ればよかったとか、
くだらないことを考えてしまいます。

奄美の場合は距離が長いので、
遅い時間に開催という選択はまず無理でしょうけど。


DSC03257.JPG
暗すぎてわかりにくいですが、
参加者が集まってきています。

ちなみに、240kmの出走は94人。
ちょっと寂しいですが、奄美大島までl来て240km走ろうという人は、
そうそういないということですね。

DSC_0010.jpgそろそろスタート時刻となります。
微妙に開会式もあります。
奇跡的に無風だと言われてましたが、
そこそこ吹いていますけどね。
奄美大島にとっては無風と考えてよいコンディションのようです。

スタートゲートに並ぶのは、
ゼッケン番号順のようです。
私は遅めのエントリーだったので、
並びは後ろの方でした。

ゼッケン順に10人(10番)ずつ、1分おきのスタートになるので、
後ろの方は少し不利です。
前の方なら、自分のペースと同じ人と巡り合う可能性が上がりますからね。
でもそれはエントリー順という公平な決め方なので仕方ないです。

なお、各チェックポイントの制限時間は、
スタート順に計測されます。
例えば、6:00ちょうどスタートグループはCP1の制限時間はAM11:00、
6:01スタートグループはAM11:01というようになるので、
制限時間的な有利不利はありません。
同時にチェックポイントに到着しても、スタート順によって通過OKの人とNGの人がいるわけです。
そういう点では後スタートの方が有利かもしれません。



奄美大島チャレンジサイクリング


では、スタートの前に、
どんなコースを走るのか確認しておきましょう。



240km・3400m


私がエントリーしたのは、ロングライドイベント最長となる240kmコース。

しかし問題は距離だけではありません。

獲得標高が3400mを超えるそのコースプロファイルは、
相当にマゾっ気が刺激されるものです。
自転車乗りはほぼ例外なくMだと思いますが、
この日ここに集まっている自転車乗りは特にその傾向が強いと言っていいでしょう。

amami_profile_all_cp.jpg
プロファイルを見ると、
8つの峠を越えることになるようです。

スタート直後に250m級の峠があります。
事前情報によると、ここでかなり隊列がばらけるようです。

100kmあたりに2つ目の大きな峠があり、
ここの頂上付近にある名瀬クリーンセンターがCP1となります。
制限時間は5時間。
平均20km/hくらいで走っていないとタイムオーバーとなる計算です。

CP1の次は、140kmあたり、瀬戸内町の峠が本大会の最高到達点です。
最高到達点とは言え、350m級の峠なので、
一つの峠としてはそれほど手ごわいわけではありません。
しかし、賢明なサイクリストならば、
それぞれがボディブローのように効いてくることが容易に想像できるでしょう。

最高到達点から下った先にCP2があります。
だいたいスタートから150km地点で、場所は古仁屋大湊港。
「せとうち海の家」という場所だそうです。
CP1からの距離は50kmほどで、
ここまでの制限時間は8時間なので、
CP1~CP2は3時間。

平均17km/hでよい計算になるのですが、
最高到達点の峠がありますし、
それ以外にも細かいアップダウンとたくさんのトンネルがあり、
サイクリストたちを苦しめます。

また、CP3まで60kmほどあるのですが、
ここは3時間で走らなければならないので、
平均20km/hに戻されます。
小さ目とはいえ峠が2つあるので、
CP2は少し貯金が欲しいところ。

CP3は長瀬トンネルを越えて、名音小学校のあたり。
ここまでくると、残り30㎞です。
長い旅も終わりが見えてきます。

ゴールまでの制限時間は、2時間。
平均15km/hなので、
CP3さえクリアして、かつ機材的なトラブルがなければ
ゴールには間に合うことでしょう。




今回の作戦


終盤にもちいさいながら峠が連続します。
序盤に無理をしてしまうと、
間違いなく後半走れなくなります。

序盤にいかに無理をせず、
他人の力を借りれるかが重要です。
また、上りで無理にペースを上げず、
マイペースを維持できる精神力が必要となります。


しかし、スタート直後に大きな峠があり、
ここをマイペースで上れば取り残され、
ついていけばペースを乱され脚を使ってしまう。
意外と難解なコースでもあります。

240kmを単独で走破するのはなかなか勇気がいりますが、
今回は、あくまでマイペース維持。
Super Sixには古い世代のものとはいえPowertapハブを装備しています。
パワーを見ながら、感覚ではなく客観的にイーブンペースを保つのが今回の作戦です。




傾向と対策


奄美大島の峠の特徴は3つあります。
1つ目は、勾配がきついこと。
一度上り始めると5%を下回ることはほとんどなく、
7~12%くらいを行ったり来たり。
休むことができません。


2つ目の特徴は、
峠の下りが海抜ゼロメートル近くまで続くことです。
毎回ゼロメートルから再スタートするので、各峠の標高分だけ上らなくてはなりません。

ヤビツ峠を例にとると、峠の標高は760mくらいですが、
スタートの名古木交差点が標高100mくらいです。
獲得標高は660mくらいとなります。

ところが奄美大島は、峠を下ると標高がひと桁台ほどになるのです。
標高がほぼそのまま獲得標高となるので、
想像よりも上りが長いのです。


3つ目は、これは峠自体の特徴ではないですが、
峠と峠の間の道についてです。
細かいアップダウンが連続していて、
しかもほとんどが勾配のきつい坂なんです。




長く厳しい旅の始まり


さらにいつもは強風が吹き荒れる中開催され、
峠も風も厳しいコース条件の中、
奄美大島チャレンジサイクリングの例年の完走率は50%~60%あたり。
そんな情報を知ると逆に燃えてきますけどね。




スタート


いざスタートです。

DSC03584.JPG
スタートは朝6時で、
かつ奄美大島は子午線のずいぶん西側。
まだまだ真っ暗な中での走行になります。

この写真では、おそらく左手に海が見えているはずなのですが、
全く何も見えていません。
恐ろしいくらい真っ暗です。
途中ガードレールがない場所もあるので、
海に落ちないか心配になるくらい。

さて、次回はいよいよ本格的に奄美大島チャレンジサイクリングの走行風景になります。
いきなり峠だ・・・・・

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***** 奄美大島チャレンジサイクリング240K 2014 目次 *****
その00 一報
その01 バニラエア輪行編
その02 前日の奄美編
その03 当日スタート編
その04 最初の峠編
その05 AS1編
その06 CP1編
その07 CP2前篇
その08 CP2後編
その09 AS2前篇
その10 AS2後編+CP3編
その11 ゴール地点編
その12 さよならパーティ編
その13 帰路+まとめ編

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