ときがわ町サイクルフェスタ その3 苅場坂峠編 [ときがわ町サイクルフェスタ]
前回は苅場坂峠に向かう途中までレポートしました。
具体的には、白石峠との分岐点までですが、
本格的な上りはこの辺りから。
気合を入れて上りましょう。
なお、苅場坂峠は刈場坂峠と表記することもあるようです。
苅場坂峠まであと9km。
途中、1km弱の平坦基調な箇所(といっても2%位の上り)があります。
上りの前の、ひと時の安らぎ。
この日のときがわ町は、色とりどりの花が咲いています。
美的センス皆無な私でさえ、それはそれは見とれてしまう場所がたくさんありました。
もう少し時期が早ければ、
満開の桜が楽しめたのでしょうが、
この時期も菜の花の黄色や知らない花の紫などで
とてもにぎやかです。
これは町が推進しているのか、
それともたまたまなのか、
はたまた町全体が情緒あふれる人たちなのか。
これは自転車のりでなくてもまた来たくなりますね。
さて、それはそうとして、峠に向かいましょう。
花がなくとも緑だけで十分楽しめる景色です。
上りが始まっていますが、
景色を楽しんでいられるのでそれほど苦しさがありません。
山と桜(かな?)の組合せもなかなかです。
続いて、葉桜とロードバイク。
自然と人工物の融合です。
道路を走っている限り、人工物は常に映っていますが。
スタッフ発見。
どうみてもまっすぐにしか進まない道の形状ですが、道案内のスタッフです。
というのも、苅場坂峠の次に上る、高篠峠はここを右折するからですね。
苅場坂峠へ上って、ここまで下ってきます。
次にここから高篠峠まで上って、ここまで下ってきます。
ここから更に下って、前回最後に到着したT字路から白石峠へ。
かなりきついコースです。
自転車乗りはやはり苦しみが好きなのでしょうか。
高篠峠への分岐を過ぎると、迷いなく苅場坂峠へ。
本当に天気がよくて気持ちがいい。
夏なら暑くて大変だったのでしょうけど、
この日の気温はだいたい20度弱くらい。
エネルギー消費の大きいヒルクライムには丁度いい気温です。
ひたすら上る。
上り続けます。
ときがわ町の峠のすごいところは、
急な上り勾配が延々と続くことでしょうか。
12%超えが当たり前のように続いて、
15%が全然珍しくない。
ちょっと楽になったなと思って勾配を見ると、
10%を指してたりしました。
そんな中でも、明らかに設計ミスであろう坂が登場。
距離は10m前後ですが、
デパートの地下駐車場並みの勾配。
スリップ注意の看板が泣かせます。
しかしここはダンシングもせず上ってみましょう。
気分はいつかのツール・デ・フランドルでのカンチェラーラ。
20インチミニベロの36x30なので、シッティングで上れて当然です。
が、それまでの二桁勾配の長い坂で脚がやられてたのか、
意外と苦しい。
700cのロードの方々はこの勾配は大変です。
この難所を越えて少し進んだところに、
苅場坂峠までに唯一休める区間があります。
(写真が場所と一致しているかは分かりません。大体あっているはず)
ここで呼吸を整えてなんていっている場合じゃありません。
緩い勾配は1kmもなく、すぐに急勾配が始まります。
routelab換算では、この先の平均勾配は10%超。
平均で10%ということはそれ以上の急勾配箇所も多いということ。
緩斜面はさっさと通り過ぎてしまいますので、
印象的にはほとんど全てが急勾配箇所。
ここなんかは、遠くからみても明らかに15%越えがわかるほど。
しかも結構長いのです。
日々の鍛錬不足を思い知らされます。
勾配がきつ過ぎて、
それまでほとんど見えなかった前方のライダーたちとの車間がぐんぐん狭まります。
これは追いついてきているのではなく、
単に全員の速度が遅くなっているだけ。
ミニベロの超低ギア比のおかげで、
多少ロードよりは楽に走っているかもしれません。
目の前のロードの方がダンシングしていますが、
はたから見ていてもペダリングの下死点で進んでいないのがわかります。
ぐわんぐわん進む感じと言えば伝わるでしょうか。
20インチWOの36/30は、700cに換算するとフロント34、リア37くらいでつり合います。
フロント30T(PCD74)、リア32Tの700Cよりも低ギアなミニベロ仕様ですが、
ときがわ町の峠にはもってこいですね。
もちろん、脚力のあるサイクリストはもちろん700Cでひゅんっと上ってくださいませ。
ロードの方々がすごい速度で離れていく・・・。
鍛えてる方々はすごいなあ。
なぜ中級コースに参加しているのだろう。
もしかして上級コースに参加した私はとんでもない勘違いをしているのでしょうか。
そう言えば標高が高くなってくると、
まだ春が始まっていないかのような木々の様子です。
私が無知なだけなのか、
それとも、芽吹くのはまさにこれからなのか。
だとすると、5月ごろにまた来るのもいいなあ。
車が停車しています。
こんなところに何の用かと思いましたが、スタッフの車でした。
残り距離を聞いてみると、
「だいたいだけど、あと大体1.5km」
とのご返事。
その1.5kmほど走ると、分岐に出てきました。
ここを左折して500mほど先が苅場坂峠。
ここはもう緩めの坂です。
と言っても4%くらいはありましたが。
到着。
本当にしんどい峠でした。
ここまで下りの自転車とほとんどすれ違いませんでしたが、
先に到着した方々がどうしていたのかというと、
どうやらここで待っていたようですね。
下りは先導がついてまとめて下りと言っていたので、
制限時間の11:20にまとまって下るか、
と思っていました。
苅場坂峠は標高818m。
標高もすごいですが、その勾配がすごかった。
峠に到着したので小休憩。
体温が下がる前にウィンドブレーカーを着つつ、
記念写真は忘れません。
前日の雨のせいか、下の方までの見晴らしはあまりよくなかったのが残念です。
ここは駐車場になっていて、
トイレも設置してあるのがありがたいです。
出店かなにかがありましたが、
サイクルフェスタの関係ではなさそうだったのでスルー。
下りが始まるのを待ちますが、
一向に下りが始まりません。
よく見てみると、並んでいた自転車が減っているような気がします。
よく観察してみると、
みんな勝手に下っていっているじゃないですか。
ということは私が峠に到着したときに並んでいた自転車は偶然?
だまされてしまいました。
下りの自転車とすれ違わなかったのは、よく分かりません。
後で聞いた話では、
多くの上級コース参加者が中級にコース替えしたらしいです。
つまり、苅場坂峠のあと、一旦下って高篠峠や白石峠に向かうはずが、
そのまま尾根伝いに高篠峠を通って白石峠へ向かうルートに変更したようなんです。
苅場坂峠の時点で多くの参加者が諦めていたなら、
下りの自転車とすれ違わなかったのもうなずけます。
私は最後の方のゴールでしたが、
何も考えずに上級コースを続けてしまいました。
ちなみに、スタッフに言って中級コースから上級コースへ変更する人もいました。
ときがわ町サイクルフェスタは自由でいいですね。
次回に続きます。
***** 第4回 ときがわ町サイクルフェスタ 目次 *****
その1 輪行で会場へ編
その2 スタート編
その3 苅場坂峠編
その4 高篠峠編
その5 白石峠編1
その6 白石峠編2
その7 堂平天文台編
その8 春の緑遊会編
その9 ゴール編
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具体的には、白石峠との分岐点までですが、
本格的な上りはこの辺りから。
気合を入れて上りましょう。
なお、苅場坂峠は刈場坂峠と表記することもあるようです。
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長い峠道 | ||
苅場坂峠まであと9km。
途中、1km弱の平坦基調な箇所(といっても2%位の上り)があります。
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まだ余裕あり | ||
上りの前の、ひと時の安らぎ。
この日のときがわ町は、色とりどりの花が咲いています。
美的センス皆無な私でさえ、それはそれは見とれてしまう場所がたくさんありました。
もう少し時期が早ければ、
満開の桜が楽しめたのでしょうが、
この時期も菜の花の黄色や知らない花の紫などで
とてもにぎやかです。
これは町が推進しているのか、
それともたまたまなのか、
はたまた町全体が情緒あふれる人たちなのか。
これは自転車のりでなくてもまた来たくなりますね。
さて、それはそうとして、峠に向かいましょう。
花がなくとも緑だけで十分楽しめる景色です。
上りが始まっていますが、
景色を楽しんでいられるのでそれほど苦しさがありません。
山と桜(かな?)の組合せもなかなかです。
続いて、葉桜とロードバイク。
自然と人工物の融合です。
道路を走っている限り、人工物は常に映っていますが。
スタッフ発見。
どうみてもまっすぐにしか進まない道の形状ですが、道案内のスタッフです。
というのも、苅場坂峠の次に上る、高篠峠はここを右折するからですね。
苅場坂峠へ上って、ここまで下ってきます。
次にここから高篠峠まで上って、ここまで下ってきます。
ここから更に下って、前回最後に到着したT字路から白石峠へ。
かなりきついコースです。
自転車乗りはやはり苦しみが好きなのでしょうか。
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苅場坂峠へ | ||
高篠峠への分岐を過ぎると、迷いなく苅場坂峠へ。
本当に天気がよくて気持ちがいい。
夏なら暑くて大変だったのでしょうけど、
この日の気温はだいたい20度弱くらい。
エネルギー消費の大きいヒルクライムには丁度いい気温です。
ひたすら上る。
上り続けます。
ときがわ町の峠のすごいところは、
急な上り勾配が延々と続くことでしょうか。
12%超えが当たり前のように続いて、
15%が全然珍しくない。
ちょっと楽になったなと思って勾配を見ると、
10%を指してたりしました。
そんな中でも、明らかに設計ミスであろう坂が登場。
距離は10m前後ですが、
デパートの地下駐車場並みの勾配。
スリップ注意の看板が泣かせます。
しかしここはダンシングもせず上ってみましょう。
気分はいつかのツール・デ・フランドルでのカンチェラーラ。
20インチミニベロの36x30なので、シッティングで上れて当然です。
が、それまでの二桁勾配の長い坂で脚がやられてたのか、
意外と苦しい。
700cのロードの方々はこの勾配は大変です。
この難所を越えて少し進んだところに、
苅場坂峠までに唯一休める区間があります。
(写真が場所と一致しているかは分かりません。大体あっているはず)
ここで呼吸を整えてなんていっている場合じゃありません。
緩い勾配は1kmもなく、すぐに急勾配が始まります。
routelab換算では、この先の平均勾配は10%超。
平均で10%ということはそれ以上の急勾配箇所も多いということ。
緩斜面はさっさと通り過ぎてしまいますので、
印象的にはほとんど全てが急勾配箇所。
ここなんかは、遠くからみても明らかに15%越えがわかるほど。
しかも結構長いのです。
日々の鍛錬不足を思い知らされます。
勾配がきつ過ぎて、
それまでほとんど見えなかった前方のライダーたちとの車間がぐんぐん狭まります。
これは追いついてきているのではなく、
単に全員の速度が遅くなっているだけ。
ミニベロの超低ギア比のおかげで、
多少ロードよりは楽に走っているかもしれません。
目の前のロードの方がダンシングしていますが、
はたから見ていてもペダリングの下死点で進んでいないのがわかります。
ぐわんぐわん進む感じと言えば伝わるでしょうか。
20インチWOの36/30は、700cに換算するとフロント34、リア37くらいでつり合います。
フロント30T(PCD74)、リア32Tの700Cよりも低ギアなミニベロ仕様ですが、
ときがわ町の峠にはもってこいですね。
もちろん、脚力のあるサイクリストはもちろん700Cでひゅんっと上ってくださいませ。
ロードの方々がすごい速度で離れていく・・・。
鍛えてる方々はすごいなあ。
なぜ中級コースに参加しているのだろう。
もしかして上級コースに参加した私はとんでもない勘違いをしているのでしょうか。
そう言えば標高が高くなってくると、
まだ春が始まっていないかのような木々の様子です。
私が無知なだけなのか、
それとも、芽吹くのはまさにこれからなのか。
だとすると、5月ごろにまた来るのもいいなあ。
車が停車しています。
こんなところに何の用かと思いましたが、スタッフの車でした。
残り距離を聞いてみると、
「だいたいだけど、あと大体1.5km」
とのご返事。
その1.5kmほど走ると、分岐に出てきました。
ここを左折して500mほど先が苅場坂峠。
ここはもう緩めの坂です。
と言っても4%くらいはありましたが。
到着。
本当にしんどい峠でした。
ここまで下りの自転車とほとんどすれ違いませんでしたが、
先に到着した方々がどうしていたのかというと、
どうやらここで待っていたようですね。
下りは先導がついてまとめて下りと言っていたので、
制限時間の11:20にまとまって下るか、
と思っていました。
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818m | ||
苅場坂峠は標高818m。
標高もすごいですが、その勾配がすごかった。
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峠にて | ||
峠に到着したので小休憩。
体温が下がる前にウィンドブレーカーを着つつ、
記念写真は忘れません。
前日の雨のせいか、下の方までの見晴らしはあまりよくなかったのが残念です。
ここは駐車場になっていて、
トイレも設置してあるのがありがたいです。
出店かなにかがありましたが、
サイクルフェスタの関係ではなさそうだったのでスルー。
下りが始まるのを待ちますが、
一向に下りが始まりません。
よく見てみると、並んでいた自転車が減っているような気がします。
よく観察してみると、
みんな勝手に下っていっているじゃないですか。
ということは私が峠に到着したときに並んでいた自転車は偶然?
だまされてしまいました。
下りの自転車とすれ違わなかったのは、よく分かりません。
後で聞いた話では、
多くの上級コース参加者が中級にコース替えしたらしいです。
つまり、苅場坂峠のあと、一旦下って高篠峠や白石峠に向かうはずが、
そのまま尾根伝いに高篠峠を通って白石峠へ向かうルートに変更したようなんです。
苅場坂峠の時点で多くの参加者が諦めていたなら、
下りの自転車とすれ違わなかったのもうなずけます。
私は最後の方のゴールでしたが、
何も考えずに上級コースを続けてしまいました。
ちなみに、スタッフに言って中級コースから上級コースへ変更する人もいました。
ときがわ町サイクルフェスタは自由でいいですね。
次回に続きます。
***** 第4回 ときがわ町サイクルフェスタ 目次 *****
その1 輪行で会場へ編
その2 スタート編
その3 苅場坂峠編
その4 高篠峠編
その5 白石峠編1
その6 白石峠編2
その7 堂平天文台編
その8 春の緑遊会編
その9 ゴール編
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