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中華カーボン手組みホイール続編 [中華カーボンミニベロ]

中華カーボンの20インチホイールの組み直しをしようとして、
リムがHEサイズだったところまで書きましたが、
今回ようやく完成です。

WOサイズ(ETRTO451)のリム発注先選定に時間がかかったのと、
到着後に組みなおす元気がなかったのとで
前回から3ヶ月もかかっているんですね。



中華カーボンホイール


中華カーボンミニベロ号は、
最近はebayで購入したアルミホイールばかり使っていましたが、
やはり中華カーボンフレームには中華カーボンホイールでしょう。
食事とワインの産地を合わせたり、
洋服と靴の産地を合わせたりするのと同じで、
自転車も産地を合わせると性能も見た目も最大能力が発揮されますよね。

しないか。

自転車の性能には産地はほとんど関係ないですが、
いまだにDE ROSAにはカンパしか合わないとか
TREKにはシマノだとかこだわっている方もいらっしゃると思います。
私はあまり気にしないですが、
伝統や系統を重んじたりするのは(押し付けがなければ)嫌いではありません。

系統を重んじるとすると中華カーボンのコンポはマイクロシフトにすべきかもしれませんが、
そこは酔狂な方にお任せしましょう。
私はフレームとホイールだけ中華カーボンで統一しておきます。

そういえば、
シートポストとサドルも中華カーボンでした。
ステムは今はシマノPROなので違います。




バルブホールの位置


では手組開始です。
今回は無事マット仕上げの3kカーボン調リムが到着しました。
今回購入したセラーのリムは、
前回451サイズで購入したときのリムより表面が綺麗です。
と言うより、前回のリムはひどすぎた。
aliexpressではセラー選びは重要です。


フロントはラジアル16H。
ラジアル組は簡単なので割愛。
何も考えなくても間違えようがありません。


リアは20H2クロス(4本組み)。
バルブホールの位置を考えて組み始めないと、
空気入れを使いにくい悲惨なホイールが組みあがるので注意が必要です。
計画性のあるホイール組みが出来る人は問題ないのだと思いますが、
私はよく間違えてばらし直しを余儀なくされます。

今回はよく考えて組み始めることにしました。

DSC_0433.jpg
これがばらす前のリアホイール。
わかりやすいように、バルブホールにマイナスドライバーを突っ込んでいます。
バルブホールの位置が、
前後のスポークがクロスしない位置にくるようになっていれば問題なし。
間違えるて、スポークがクロスするような位置になると、
空気入れのヘッドを入れづらくて難儀します。
写真で、バルブホールがもう一つ上のスポーク間にあるような場合です。


DSC_0434_2.jpg
この位置は、組み始めの1本目のスポークで決まります。
写真のようにバルブホールに対してスポークが交差しない場所に来るように通します。

DSC_0438_2.jpg
ドライブサイドのスポークを全て通すとこうなりました。
まだ反ドライブサイドのスポークが通ってないので、
バルブホールの片側のスポークはありません。


DSC_0002_2.jpg
両側とも通してこのようになりました。
無事、空気入れのヘッド出し入れを邪魔しないスポークパターン位置に
バルブホールがあります。
バルブホールが赤い矢印の場所になると空気を入れにくいというのが分かると思います。





振れ取り


あとは振れ取りをするだけ。
2chのホイール組スレのタイトルは、いつからか
「ホイール組は心の振れ取り」
となっています。
誰がつけたのか、あまりにも秀逸。

確かに、乱れた心ではホイールの振れ取りはうまくいきません。
書道や弓道に通ずるものがありますね。
心を落ち着けるように、
少しずつ縦振れ・横振れを収めていきます。


DSC_0001.jpg
私の振れ取り台は、以前も紹介したミノウラのWorkman Pro。
現在はFT-1セットとして同様の製品が出ています。
FT-1の方がよっぽど使いやすくなっているようですが、
今のところWorkman Proでも使えないこともないので買い換えていません。
Workman Proはセンターゲージが20インチだと微妙に使えないところだけが不満です。

ちなみに、FT-1にはFT-1コンボセットというのもあります。
こちらはニップル回しもセットになったタイプですが、
ミノウラのニップル回しは伝統的に(?)なめやすいです。
複数の幅種のニップルに対応するものは、
回すたびにどこでまわすのか探すのが微妙に面倒で、
その面倒さの小さな積み重ねが結構なフラストレーションになるのでお勧めしません。

オススメはパークツールの黒。
SW-0Cが使いやすいですね。
振れ取り台の写真の右下にこっそり写っています。

知らなかったのですが、
最近は同じパークツールからSW-40Cというニップル回しも出ているようです。
振れ取りの初期はSW-0Cで、
仕上げはSW-40Cという使い分け。
SW-40Cの方はニップルをなめにくいように、
これまで3方向で押さえていた面を方向で囲うようにしたのです。
なので、毎回ニップルの上部からスポーク辺りで付け外ししなければならず、
これはとっても面倒くさそう。

そもそも、SW-0Cでもそんなにニップルをなめたりしないので、
はっきり言って不要かと思います。
気になる方は使ってみてください。

SW-0C(おすすめ) SW-40C(非おすすめ)





完成


というわけで完成しました。

DSC_0010.jpg
と言っても、初期振れを取ったりするので、
まあまあの精度まで追い込んだところで終了。

1度、実走してからもう一度追い込みます。


ちなみに、重量は、以下の通り、

フロント 555g
リア 701g

前後合計1,256g。
リムテープ無し。

フロントのスポーク数は16、リアが20です。
20インチのホイールとしては特段軽量というわけではないですね。
カーボンとは言え、50mmディープリムでクリンチャーでは、
ETROT451の世界では軽量化にならないようです。

特に、購入した20インチアルミホイール
リムテープ込みで1170gです。
アルミホイールより100g程度重くなっています。

なお、以前ツールド美ヶ原の下りで壊れてしまったときのホイールは、

フロント 505g
リア 668g

合計1,173g。
同じくリムテープ無しです。
80gほど重くなってますね。
ハブ・スポーク・ニップルは同じものを使っているので、
完全にリムだけの重量差。

フロントで50g、リアで30g重くなっています。

重くなって残念、とは思わずに、
耐久性が上がってよかった、
と前向きに捉えておきましょう。


リムを購入したセラーが中華カーボン完組ホイールも売っています。

FULLFUN Carbon Wheelset 20inch 50mm 451 Clincher 20'' Road Bicycle Folder Bike Full Carbon Matte Novatec Hubs 100mm/130mm

CNスポークのエアロタイプを使っているので、
私の手組みホイールの価値ははスポーク本数だけですね。
完組はF20/R24ですから、
私のF16/R20の方が少しだけスマートかなと思います。

完組には重量が書いてないですが、
ハブ重量が私の使っているハブの方が軽いので、
結構重いと想像できます。

そもそも、ディープリムにしたのは完全に見た目重視ですから、
多少重くても問題になりません。
それより安全性重視が本当にありがたいところ。


今年はヒルクライムよりもロングライドをメインに考えているので、
この手組み中華カーボンディープリムホイールは出番が増えるはず。
楽しみでございます。

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