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やまなみドリームライド2015 その3 小田の池レストハウスAS編 [やまなみドリームライド]

前回はやまなみドリームライドの当日スタートまでをレポートしました。
いよいよ今回から実走編です。

実は私、今年のロングライドイベントの中で最も待ち遠しかったのが
他ならぬやまなみドリームライドなんです。
以前、バスでやまなみハイウェイを通ったことがあったのですが、
そのときの美しさが目に焼き付いていて、
いつか自転車で走りたいと思っていたんです。



第1区間

雨は降っていないものの、
残念ながら晴天とまでは言えません。

1年前から晴れしかイメージしていなかったので、
少し残念です。


由布岳登山口

DSC00691.JPG
スタート直後は上りです。
しかも4kmくらい続く上り。
コースプロファイルを見ても気付きにくい上り。
その理由は、公式サイトのプロファイル図にあります。


profile.jpg
STARTを示す矢印と坂の角度が一致していて、
プロファイルに気付きにくくなっているからです。

profile_start.jpg
拡大すると分かりやすい。
スタート位置を指し示す赤い線がプロファイルと同じ角度なんです。
走り出すまで気付きませんでした。

心の準備のないまま上ります。

城島高原は別府市。
由布市との境辺りが峠になります。
上り距離が4kmもありますし、多少びっくりしたものの、
勾配も5%には達しないくらいだったので助かりました。


DSC00725.JPG
上っている途中、急に見晴らしの良い場所に出ました。
後で調べてみると、
ここは「猪の瀬戸湿原」と言い、
トレッキングコースにもなっているようです。
名前の由来が気になります。


猪の瀬戸湿原以降は更に勾配が緩くなります。
若干、追い風基調という事もあり楽に走れました。



DSC00812.JPG
その勢いに乗って、別府市と由布市の境にある由布岳登山口に到着。
標高780mくらいありますが、
ここから1,583mの由布岳まで上るのでしょうか。
考えただけでも疲れますね。
登山好きの方々には感服です。


やまなみドリームライドのピーク

最高標高はもっと後に現れますが、
景色的なピークが早くも訪れます。
由布岳登山口から湯布院へ下るこの区間が、
私の記憶の中に残っていた風景です。


DSC00821.JPG
しばらくは下りです。
湯布院駅辺りまでで5km、
南由布駅までの下りを考えると10kmほども下ります。

由布岳登山口を超えてから、
霧が濃くなってきました。
遠くが見渡せないので、
益々景色が楽しめなくなっていきます。



DSC00829.JPG
なんだか辺りの雰囲気がそれまでと変わってきました。
霧は濃いものの、
なんだか良い景色の予感をひしひしと感じます。
来るぞ来るぞ、という雰囲気がすごいです。


DSC00015.JPG
しかし、残念ながら霧が立ち込め、
折角の見晴らしを堪能できません。
清々しいまでの草原の緑と空の青を期待していると、
少し肩透かしを食らってしまいます。


DSC00017.JPG
やまなみドリームライドは、ほぼ同じコースを戻ってくる往復コース。
戻りのときに期待しましょう。



DSC00862.JPG
たった今左上に見える道を下ってきたところ。
路面も綺麗で走りやすいし、
下りの危険は高くありません。
とても綺麗で楽しい道路です。

しかし、序盤すぐにピークが来てしまうと、
何を目標にがんばればいいか分からなくなってしまいますね。
戻りの天候回復に期待はするものの、
その時は下りではなく上りなので、
楽しみ方はまた別のものです。



DSC00876.JPG
楽しみながら下っていましたが、
大集団に追いついてしまいました。
綺麗なラインを描きながら下る集団は美しいですが、
自分のペースと合っていない場合はフラストレーションの溜まる一因となります。

それにしてもこの等間隔な自転車列は美しいです。
車が来ていれば邪魔になりかねますが、
このときは追いついてくる車も皆無。
タイミング良かったです。


DSC00889.JPG
絶景の下りが終わっても、
下り自体はまだまだ続きます。
道路右側には作られたような1列分の針葉樹が。
周囲に影を作る仲間がいないと、
上から下まで葉が茂るんですね。
理科で習った通りで感動です。


DSC00928.JPG
由布院辺りまで下りて来ると、
下りも緩やかになり住宅が増えてきます。
いくつか信号があるので、
その度に渋滞しながら進みます。


大分の細道

湯布院近くを走っているはずですが、
温泉街のような景色はありません。


DSC01008.JPG
久大本線(きゅうだいほんせん)の踏切を通過。
もちろん全員一時停止してからの左右確認を忘れずに。


DSC01079.JPG
もうここは住宅街なんじゃないでしょうか。
細い道は嫌いではないですが、
それは山道だったり、
田んぼの中の一本道だったり、
そう、生活道路ではない箇所ならいいんです。

こういう細い生活道路はロングライドに組み込みたくはないですね。


DSC01089.JPG
こういう道ですよ、細い道でも楽しいのは。
先ほどの住宅街を抜けても道の細さは変わりませんが、
周囲が田んぼに変わりました。
急に楽しい道に変貌してきます。



DSC01118.JPG
いい。
いいですね。
道の細さと田舎度合いが増してきて、
これぞロングライドという気になってきます。


DSC01130.JPG
この辺りはすでに上りはじめていますが、
5%程度の上りが続くので、
きつすぎるわけではありません。
路面状態も、ひび割れが目立つものの
走りにくいほどではないです。


私の胸の高まりは、
坂のきつさではなく、その田舎度合いに反応しています。
やまなみドリームライドは、最初の下りでいきなりピークを迎えたと思っていましたが、
これはこの先もまだまだ期待できそうです。



DSC01160.JPG
どんどん山奥に入っていきます。
狸か猪か、それとも鹿でも出てくるんじゃないかと期待してしまう、
そんな雰囲気。
ガードレールがないのも、開放感があっていいですね。
左側に落ちてしまうと大変ですので、
それだけはないように走りましょう・・・ってまあ普通は落ちません。


DSC01184.JPG
まだまだ上り続けます。
ちょっと路面が綺麗になって、
道幅も広くなって、
ガードレールも付きました。
でも木々が道路を覆うように存在しているので、
これまでの狭い道よりも閉塞感があります。

嫌いではありません。
むしろ、そんな道を自分の力で上っている、
制覇している感覚があって好きです。


DSC01190.JPG
またガードレールがなくなりました。
道路が右に曲がっているので、
まっすぐ進むとがけ下に落下してしまいます。
上りなのでスピードが全然出ていませんが、
少し恐怖を感じますね。
高所恐怖症の方は走れないんじゃないでしょうか。


DSC01235.JPG
上りの途中でミニベロ発見。
独特なフレーム形状はタイレルですね。



エイドまで

DSC01314.JPG
まだまだ上りの途中ですが、
道案内のスタッフがいました。
ここは左折なんですね。


DSC01316.JPG
左折すると、そこにはコンクリートの味気ない橋がありました。
眼下に川は流れておらず、
自動車がスムーズに流れています。
この橋で大分自動車道を超えるのです。


DSC01349.JPG
水分峠(みずわけとうげ)レストハウスまでやってきました・・・・が、
ここは閉鎖されていました。
やまなみハイウェイにもっと活気があれば、
存続していたのでしょうか。

大分県は最近サイクリングに力を入れているのか、
色々な場所にサイクリングの幟がありました。
もしかしたらやまなみドリームライドもその一環かもしれません。
サイクリングを推して下さる団体が増えるのは嬉しいです。



DSC01364.JPG
水分峠は峠と名乗っておきながら、
やまなみドリームライドのコース中の水分峠を過ぎても下り坂になる気配がありません。
国道210号の中では最高到達点だそうですが、
やまなみハイウェイ(県道11号)にとっては単なる途中の交差点に過ぎません。

むしろ、ここから先の方が勾配がきつくなるので、
気持ちを切らさないように走っておかないといけません。




DSC01506.JPG
DSC01545.JPG
坂を上りきった後もアップダウンがあるので、
いまいち上りきった達成感がありません。
路面がきれいなので、下りの勢いそのままに上りを終えられたりして、
色々と楽しめます。


DSC01578.JPG
上り下りを楽しんでいるうちに、
第1エイドステーションの小田の池レストハウスに到着しました。

エイドに入ろうとしたらバスが・・・。
やーめーてー。


小田の池レストハウスAS

当日はエイドの名前を知らなかったのですが、
池が近くにあったんですかね。
地図上では確かに池の近くですが、
残念ながら周囲の景色をあまり見てないです。

チェックポイント

小田の池レストハウスはエイドステーション兼チェックポイントです。
ここまで来たという証に、
ヘルメットにシールを貼ってもらいます。


DSC00022.JPG
名簿でチェックもされているので、
はがれても恐らく大丈夫。


DSC00025.JPG
テントはエイドステーションのよくある風景。
テントで食事と飲み物を頂けます。
やまなみドリームライドのエイドで最も良かったのは、
次のエイドまでの距離が書いてあることです。
写真では分かりにくいですが、
テントの屋根から吊り下げてある紙に、
「次のエイド約17km」
と書いてあります。

ゴールまでの距離はどうでもいいので、
次のエイドや給水所など、ポイントとなる場所までの距離を知っておくのは
身体的にも気持ち的にも重要だと思います。

他のロングライドイベントでは、
エイドの方に聞いてみても
「分からない」
と言われることが多かったりします。

最近はプロファイル図に、
・エイドの場所とエイド間距離
・峠の標高と峠までの距離
などを書いた図を作ってハンドルに貼っていて、
やまなみドリームライド用も作ったんですが・・・。
見事に持っていくのを忘れていました。

事前にサイクリングタッグで送っていたので、
プリントアウトしたものを持っていく予定だったのですが、
参加受付票とともに書類関係全て持っていくのを忘れてしまってました。
JETSTARの搭乗券も、
サイクリングタッグで送り返す用の伝票も、
自作のコースプロファイル図も全て。

JETSTARは受付番号があれば何事もなくチェックインできましたし、
プロファイル図は残念なだけで我慢すればよいですが、
受付表を持ってないのに受付してくださったスタッフサンたちには感謝です。

今回は本当にスタッフさんたにちご迷惑をかけすぎですね。



補給

小田の池レストハウスASはスタートから約27kmの場所にあります。
丁度良い距離ですね。
スタート直後なのでもう少し短めでも良いかもしれません。


DSC00026.JPG
まずは饅頭。
何という饅頭だか、忘れてしまいました。


DSC00027.JPG
そして水。
やまなみドリームライドのエイドにはスポーツドリンクはなく、
最後まで水だけでした。
ここは改善していただけると嬉しいですね。
せめて塩飴が置いてあればいいのですが・・・。
今回、塩飴・塩タブレットも持ってなかったので、
この先、ミネラル不足が心配です。



DSC00029.JPG
ただし、このエイドではりんごジュースもありました。
炭水化物入り飲み物なので、
水よりは吸収率が良いと思います。

よく見ると、おんせん県だけあって、
湯あがり専用飲料」
と書いてあります。
この時、むしろ風呂に入る前の汗だく状態なのですが、
饅頭もりんごジュースも美味しくいただきました。


まだまだ走る

次は第2区間。
長者原ビジターセンターASまで、
まずは大き目のアップダウンを超えると、
最高標高の牧ノ戸峠まで上る途中にあります。
ここも気合が必要そうですね。

次回に続きます。

やまなみドリームライド 2015 目次

その1 前日編
その2 スタート編
その3 小田の池レストハウスAS編
その4 長者原ビジターセンターAS編
その5 ガンジーファームAS編
その6 JA九重飯田給水所編
その7 道の駅ゆふいん給水所編
その8 ゴール編
その9 ゴール会場編
その10 帰路とまとめ編

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