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乗鞍ヒルクライム その12 畳平バスターミナル編 [ポタリングレポート]

ようやく乗鞍スカイラインを上りきった前回に続き、
今回は畳平バスターミナルの様子をレポ-トします。


バスターミナルへ

前回到着したのは、乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムのゴール地点。
それは、乗鞍スカイラインとエコーラインの接続地点ですが、
畳平バスターミナルはそこから更に300mほど奥に進んだところにあります。




あと300m

DSC00233.JPG
鶴ケ池のほとりにバスターミナルへの道路があります。
鶴ケ池はもう少し大きかった印象がありますがどうなんでしょ。
池の水がどうも少ない気がします。
潮の満ちひきがあるわけでもないですし。
記憶違いでしょうね。


DSC02633.JPG
バスターミナルへ向かう道は、
その向こうに乗鞍山系(?)が連なっていて、
山と道路をテーマにするなら穴場スポットです。
バスターミナルまで行くと、
道ではなくなってしまいますからね。



DSC02636.JPG
バスターミナルの入口に到着。
駐車場の料金ゲートがありますが、
自転車はありがたいことに無料です。


DSC02636_2.JPG
うん?

駐車料金・乗鞍環境保全税
大型バス 10,200円
マイクロバス 4,590円
タクシー 2,050円

で合ってますか?
結構な料金がかかるんですね。
ますます、自転車が無料で済んでいることがありがたく感じます。

自転車は1台に必要な駐車スペースが狭くてすみますし、
排気ガスも一切出さないのは確かですが。

スカイライン上り編で排気ガス対策をしていないバスは規制して欲しい意見を示しましたが、
排気ガスの対策済み・未対策の車両で
料金を分けても良いかもしれないですね。

対策済車両:現在の1割引き
未対策車両:現在の1.5倍

くらいで。
畳平に上ってくるバス・タクシーのほとんどはこの辺りの業者でしょうから、
事前に登録しておけば対策有無車両は区別できるでしょう。
どこに対策有無の線引きを持ってくるかは難しいでしょうか。
環境対策で車の税金が変わりませんでしたっけ。
その基準をそのまま適用すれば、登録時も楽でしょう。



記念に

DSC00234.JPG
乗鞍岳。
ここに見えているのは剣ヶ峰でなはく***岳だと思いますが、
乗鞍岳の***ということですね。
地理に詳しくないので、
こういう公式的な立て札や標識・看板があると、
嬉しくなります。
自分の行動を証明してくれたような気がして。



DSC00237.JPG
バスターミナルの駐車場は広いです。
その南西側にお店などの建物が集まっています。

食事も出来ますし、お土産も購入できます。
夏なら簡易郵便局が開局していますし、
神社もありますから、
観光客は思い思いの楽しみ方が出来ます。

温泉・銭湯はなかったとおもいます。
水は貴重でしょうし。
自転車乗りがここで風呂に入ろうものなら、
下りに湯冷めして風邪をひくこと間違いなしですけどね。

ただし、バスターミナル入口近くに白雲荘(はくうんそう)、
バスターミナルの奥の方に銀嶺荘(ぎんれいそう)と
少なくとも2つの宿があります。
自転車でここまで上ってきて、
剣ヶ峰や富士見岳までの登山だったり、
お花畑の散歩を楽しんで、
一泊して帰るってのもなかなか楽しそうです。
初日は表裏のヒルクライム、
翌日は登山をしてから自転車で帰るのもありですね。

畳平から剣ヶ峰への登山は、
3,000m級の山でありながらスタート地点がすでに2,700mを超えていて、
初心者でも登山が可能だそうです。
登山未経験(富士山には登りましたが)の私でも出来るくらいなら、
来年はバイクヒルクライム+徒歩ヒルクライムで剣ヶ峰まで行ってみたいですね。


DSC00239.JPG
先ほどの写真の右奥、
方角で言えば北西部に、
乗鞍岳畳平との看板があります。
標高2,702mという文字が輝いて見えますね。


DSC00244.JPG
もちろん記念写真を忘れずに。
日本で1日に2回、2,700mを超えた自転車はそうそうないと思いますから、
このキャノンデールは頼もしく思います。



DSC00243.JPG
って、ああ!

風に煽られて倒れてしまいました。
畳平は標高が高いだけあって、
それなりに風が吹いています。
軽量なロードバイク(といっても荷物が多くて重くなってますが)では、
簡単に倒されてしまいますね。

なぜ悠長にこの写真が撮れているかというと、
角度を変えて写真を撮ろうとして、
シャッターを押そうとした瞬間だったから。
倒れるのを見ながら、
無意識にシャッターを押していたのです。
さすがにボケボケですが、いいネタにできました。





畳平の施設

畳平は観光客も登山客も多いようで、
売店やレストランなどが揃っています。
今回は、その一部をご紹介。


DSC00261.JPG
バスターミナルの奥の方には3軒の建物が並んでいます。


乗鞍山頂簡易郵便局

畳平には、夏季限定の簡易郵便局が存在します。
それが乗鞍山頂簡易郵便局です。


DSC00250.JPG
それがこちら。
お土産屋さんの「一万尺」に併設されています。


DSC00259.JPG
もっとひっそりとしているのかと思ったのですが、
意外としっかりと郵便局然としたつくりで、
誰にでもすぐにわかりますね。
7~9月のみ開設しているらしいですが、
それ以外の時期はこのスペースはどうしてるんでしょう。
一万尺自体夏季以外は閉まってしまうんでしょうか。


もし、エコーラインでもスカイラインでも、
「夏に」「個人的に」乗鞍ヒルクライムをしようと思う方は、
この郵便局に局留めで荷物を送ることを提案します。

ヒルクライムの上りは、出来るだけ軽量にしたいでしょう。
しかし、下りは寒さに凍えるのでしっかりした防寒具を用意したいはず。
この相反する願いを叶えられるのです。
防寒具と冬用手袋、シューズカバーなどや、
万が一の為のレインウェア、
使わないことを考えて小さなリュックもあると
柔軟に行動が選べて便利です。
さらには補給食も入れておくといいでしょう。

簡易郵便局が空いている時間であれば局留め荷物の受け取りが可能です。
簡易郵便局に局留めで送れるのか心配でしたが、
ここの局員さんに可能であることを確認しましたので大丈夫。
荷物の到着が普通の郵便局より遅れることがあるので、
余裕をもって送った方が良いとの助言もいただきました。
(助言については後で気付かれたのか、
他のお店に行く途中の私を追いかけて教えていただきました。
素晴らしいフットワークの軽さと親切さに感謝です)

事前に確認しておけば
今回も局留めストラテジーを採用することも出来たのですが、
何せ2回のダウンヒルがあります。
表裏乗鞍ヒルクライムですから。
どう工夫しても、荷物を送った利益を効果的に享受できないので、
今回はやめておきました。

片側のみのヒルクライムであれば、
つまり、上って下って終わりのヒルクライムであれば、
スカイライン側・エコーライン側どちらでも効果的に利用できますので、
ぜひお試しいただきたいと思います。

何かの都合で行けなくなったり、
ヒルクライム途中でリタイヤして帰還することもあると思いますので、
荷物受け取り無しでも帰宅できるようにはしておいてください。
電話すれば自宅に返送はしてくれるでしょう。
その際の料金は調べていませんが、
おそらく送付以上にはならないでしょうし、
もしかすると返送料金は無料かもしれません。


お花畑

DSC00251.JPG
DSC00252.JPG
郵便局の前からは、お花畑が一望できます。
お花畑なんていうから少し甘く考えていましたが、
意外に広いので、歩き甲斐がありそうです。
しかも、通路に見えるのは、木でできた橋のようなもの。
あれを通るのもなかなか楽しそうです。


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郵便局裏に自転車を停めていたら、
またしてもハチが・・・。
花畑はもっと下のほうですよ。
それとも、スカイラインのミニ展望台でもハチが寄ってきていましたから、
自転車から甘い匂いでも発しているのでしょうか。



乗鞍本宮中社

郵便局のある一万尺の隣は乗鞍本宮中社(のりくらほんぐうなかしゃ)。
こんなところに神社があるんです。
車で行ける神社の中では日本一標高の高い場所にあるそうです。


DSC00257.JPG
御朱印もいただけるようです。
知ってたら御朱印帳持ってきてたのに!
残念。
いや、神社があるのは知っていましたが、
御朱印への意識が薄かったです。
失敗でした。


ちなみに、本宮は剣ヶ峰にあるようです。
それは文字通り険しい道のりだな・・・。



ソフトクリーム

先ほど、宿として紹介した銀嶺荘ですが、
1Fは売店、2Fはレストランとして営業しています。
食事は乗鞍高原まで下ってから食べるつもりでいたので、
ここではソフトクリームだけいただくことにしました。

空腹感を思い出してきましたが、
乗鞍高原まではほぼ下りのみ。
体力的な問題は一切ありません。
むしろ、たくさん食べて眠くなる方が危ない。
下りの間、判断力が鈍らない程度に糖分を取れば、
あとの食事は下でゆっくりといただきましょう。


DSC00255.JPG
標高2,700mで食べるソフトクリームは格別ですね。
ちょっと小さめですが、まあそんなことはこの標高では気にしない。

このときの畳平の気温は、確か12℃くらい。
9月の気温とは思えませんが、
畳平としてはむしろ高い方の気温です。
しかも、前日は濃霧がひどくて日差しも弱く、
2・3℃にしなからなかったそうなので、
この日に来て大正解。
この日しか来れなかっただけですが、
日頃の行いが良いのでしょうね。


売店

これまでは西側にあった3軒を紹介しましたが、
南側にある大きな建物はレストラン・売店などが入っています。


DSC02918.JPG
レストラン・コスモなどが入っているので、
銀嶺荘かこちらで昼食をとるといいでしょう。

確か、結構なお値段の割には、
畳平や乗鞍的な食べ物はなかった記憶があります。
なので昼食は本当に空腹で動けない場合以外は、
下ってから食べることにしています。
乗鞍名産の食事などがあればいいんですけどね。
高くても、現地で食べた満足感がありますから。

そういうものが何も無い中、
高いカレーやうどんを食べるのは、なんだか悲しい。
なので私は下ってから食べるのです。


次回

畳平を堪能して、ようやく帰宅開始。
といっても、エコーラインのダウンヒルですので、
これもまた絶景が出迎えてくれることでしょう。

ダウンヒルはあまり写真が撮れないので、
HDR-AS200Vにうまくいい景色が写ってくれていると言いのですが。

次回に続きます。

2015 乗鞍ヒルクライム3K 目次

その1 ムーンライト信州編
その2 アルピコ交通編
その3 スタート編
その4 位ヶ原編
その5 畳平編
その6 下り編
その7 下り後半編
その8 平湯峠編
その9 ミニ展望台編
その10 森林限界突入編
その11 再畳平編
その12 畳平バスターミナル編
その13 エコーライン下り編
その14 夢の続き編
その15 蛭窪トンネル編
その16 白骨温泉編
その17 乗鞍ヒルクライム帰路編

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