シマノ R9100系 NEW DURA ACE 発表 スプロケ編 [自転車部品探訪]
R9100のスプロケ編。
シマノの素晴らしい変速性能は、
変速機ではなくチェーンとギア版であることは周知の事実ですが、
それだけに目新しい発展はありません。
ただし、今回はDURA ACEの将来を占う方針変換が起りました。
スプロケは大抵あまり注目すべきものはありません。
今回の注目はそのラインナップ。
CS-9000と比較すると、
11-23が無くなって、代わりに11-30Tが追加されています。
11-23Tは無くなっても、
CS-9000との互換性があるのであまり重要ではありません。
11-23を使いたければ、CS-9000を使えばいいだけです。
シマCS-6800にも11-23があるので、それでも構いません。
注目は11-30Tの追加です。
ついにDURA ACEでも30Tが使えるようになったのです。
現行DURA ACEでは機械式リアディレーラーRD-9000-SSもDi2リアディレーラーRD-9070-SSも、
最大ギアは28Tまででした。
当然スプロケのラインナップにも28Tまでしかありません。
R9100系ではついにRDも30Tに対応し、
システム上、正式に30Tに対応したのです。
近年のツールやジロのコースの急激に厳しいコースになってきていて、
トッププロ選手がアルテグラのリアディレーラーを使うなんて事もありました。
トッププロ選手に使って欲しいDURA ACEでも、その難コースに対応するため、
30T対応が必要になってきたということなんですね。
これまでシマノは頑なにDURA ACEの低ギア比を避けてきました。
コンパクトクランク導入の際も、
初代はFC-R700というDURA ACEっぽい型番のアルテグラグレードらしきもの、
2代目はFC-R600というアルテグラっぽい型番の105~TIAGRAグレードのもの。
3代目でもFC-6650で、アルテグラグレードのもの。
なぜかコンパクトクランクに消極的なシマノは、
低ギア比ならTIAGRAやSORAなどの低グレードコンポ使っとけよ!
という姿勢でした。
低ギア比のためにトリプルクランクがありましたが、
トリプルはQファクターが広がりますからね。
万人向けとは言いがたいものでした。
しかしながら、さすがにトッププロで、しかも最高のプロモーションとなるツールで、
DURA ACEの代わりにアルテグラを選択されるのは避けたかったのでしょう。
きっとプロチームからの要請もあったものと想像できます。
それによって嬉しいのは、
私のような貧脚ライダーや、
のんびりツーリング派ライダー。
勾配のきつい上り坂で、ケイデンスを下げずにペダリングすることが出来れば、
筋疲労を抑え、回復力の強い心肺能力で上れるので、
長距離サイクリングも可能になります。
私は元々DURA ACE(もしくはアルテグラなどの上位コンポかどうか)に大きなこだわりは無いので、
TIAGRAやSORAのリアディレーラーでも構いません。
ただ、Di2を使うとなるとそう簡単ではありません。
DURA ACEかアルテグラしかないのですから、代わりにSORAを使うことが出来ないのです。
将来的なシマノDi2の導入を見越して考えると、
30T対応は嬉しい仕様変更な事は間違いありません。
歯数の多い方が使う材料が多くなるので高価格になります。
アルテグラや105の場合は歯数違いでも同じ価格のことが多いですが、
DURA ACEのローギア側はチタンを使っているので、
その材料費(や加工費)の差が大きすぎたのでしょう。
よく見てみると、
11-25と12-25、11-28と12-28はそれぞれ同じ値段です。
ローギア側が同じ歯数であれば、
トップギア側の違いはあまり価格に影響しないようです。
次回はSTI・シンクロシフト編です。
スポンサーリンク
シマノの素晴らしい変速性能は、
変速機ではなくチェーンとギア版であることは周知の事実ですが、
それだけに目新しい発展はありません。
ただし、今回はDURA ACEの将来を占う方針変換が起りました。
カセットスプロケット
スプロケは大抵あまり注目すべきものはありません。
今回の注目はそのラインナップ。
- 11-25T
- 11-28T
- 11-30T
- 12-25T
- 12-28T
CS-9000と比較すると、
11-23が無くなって、代わりに11-30Tが追加されています。
30T
11-23Tは無くなっても、
CS-9000との互換性があるのであまり重要ではありません。
11-23を使いたければ、CS-9000を使えばいいだけです。
シマCS-6800にも11-23があるので、それでも構いません。
注目は11-30Tの追加です。
ついにDURA ACEでも30Tが使えるようになったのです。
現行DURA ACEでは機械式リアディレーラーRD-9000-SSもDi2リアディレーラーRD-9070-SSも、
最大ギアは28Tまででした。
当然スプロケのラインナップにも28Tまでしかありません。
R9100系ではついにRDも30Tに対応し、
システム上、正式に30Tに対応したのです。
近年のツールやジロのコースの急激に厳しいコースになってきていて、
トッププロ選手がアルテグラのリアディレーラーを使うなんて事もありました。
トッププロ選手に使って欲しいDURA ACEでも、その難コースに対応するため、
30T対応が必要になってきたということなんですね。
これまでシマノは頑なにDURA ACEの低ギア比を避けてきました。
コンパクトクランク導入の際も、
初代はFC-R700というDURA ACEっぽい型番のアルテグラグレードらしきもの、
2代目はFC-R600というアルテグラっぽい型番の105~TIAGRAグレードのもの。
3代目でもFC-6650で、アルテグラグレードのもの。
なぜかコンパクトクランクに消極的なシマノは、
低ギア比ならTIAGRAやSORAなどの低グレードコンポ使っとけよ!
という姿勢でした。
低ギア比のためにトリプルクランクがありましたが、
トリプルはQファクターが広がりますからね。
万人向けとは言いがたいものでした。
しかしながら、さすがにトッププロで、しかも最高のプロモーションとなるツールで、
DURA ACEの代わりにアルテグラを選択されるのは避けたかったのでしょう。
きっとプロチームからの要請もあったものと想像できます。
それによって嬉しいのは、
私のような貧脚ライダーや、
のんびりツーリング派ライダー。
勾配のきつい上り坂で、ケイデンスを下げずにペダリングすることが出来れば、
筋疲労を抑え、回復力の強い心肺能力で上れるので、
長距離サイクリングも可能になります。
私は元々DURA ACE(もしくはアルテグラなどの上位コンポかどうか)に大きなこだわりは無いので、
TIAGRAやSORAのリアディレーラーでも構いません。
ただ、Di2を使うとなるとそう簡単ではありません。
DURA ACEかアルテグラしかないのですから、代わりにSORAを使うことが出来ないのです。
将来的なシマノDi2の導入を見越して考えると、
30T対応は嬉しい仕様変更な事は間違いありません。
価格
歯数 | 価格 |
---|---|
11-25T | 24,056円 |
11-28T | 25,242円 |
11-30T | 26,089円 |
12-25T | 24,056円 |
12-28T | 25,242円 |
歯数の多い方が使う材料が多くなるので高価格になります。
アルテグラや105の場合は歯数違いでも同じ価格のことが多いですが、
DURA ACEのローギア側はチタンを使っているので、
その材料費(や加工費)の差が大きすぎたのでしょう。
よく見てみると、
11-25と12-25、11-28と12-28はそれぞれ同じ値段です。
ローギア側が同じ歯数であれば、
トップギア側の違いはあまり価格に影響しないようです。
リンク
次回はSTI・シンクロシフト編です。
シマノ R9100系 NEW DURA ACE 目次
その01 | トピックス編 |
---|---|
その02 | クランクセット・パワーメーター編 |
その03 | ブレーキ編 |
その04 | カセットスプロケット編 |
その05 | STI・シンクロシフト編 |
その06 | リアディレーラー編 |
その07 | フロントディレーラー編 |
その08 | チェーン編 |
その09 | Di2ジャンクション編 |
その10 | 互換性とまとめ編 |
スポンサーリンク
コメント 0