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シマノ R9100系 NEW DURA ACE 発表 リアディレーラー編 [自転車部品探訪]

R9100 DURA ACEのリアディレーラー編です。

色々ありますが、
まずは、うーん、格好悪い・・・


リアディレーラー

リアディレーラーはMTBのような見た目になったなと思ったら、
シャドー化したようです。



シャドー化のメリットがあるのでしょうが、
格好良いかどうかで言えば、
私はこれまでのロード的な見た目の方が好きです。
ロングケージもまだ見慣れない感じ。

なぜかリアディレーラーだけは9000系に見られるツートンカラーリングの痕跡が残ります。
塗り忘れみたいで、デザイン上激しく浮いています。




シャドー化

ロードでシャドー化するメリットとは何でしょう。
MTBでは障害物等に当たりにくくなるというメリットはありますが、
ロードでそこまでディレーラーに何かが当たるということはあまりありません。
これももしかしてエアロ化の一環なのでしょうか。


ロード性能面ではいまいちメリットを見出せませんが、
輪行時にはリアディレーラー保護の観点からはありがたい。
電車の中、飛行機で預けた後、
リアディレーラー破損のタイミングはいくらでもありますから、
ディレーラーのシャドー化は少しでも破損確率を下げてくれるなら有り難い事です。



ワイドレンジ

スプロケでも少し触れましたが、最大ギアが30Tになりました。
それもあってキャパシティを広げるためか、ケージが長くなっています。

変速スピードや変速時のショックが劣化していなければいいのですが。

あと、この長さのせいでむしろ障害物に当たりやすくなっていたりして。


RD-R9100・RD-R9050のトータルキャパシティは35T。
クランクセットのよくある歯数・50/34で、
11-30の最大幅のリアスプロケを使ってぴったり35T (50-34 + 30-11)。
R9100系DURA ACEの製品であればどんな組み合わせでもキャパシティ内に納まるので安心です。
フロントの歯数差が16T以上のものはあまり無いですから、
キャパシティを超えるためにはMTBリアスプロケを使うときくらい。

そんなのあるかなと思ったら、
XTRのCS-M9000が11-40なんですね。
これは文字通り規格外ですな。

もし11-40を使いたいなら、それだけで29T差がありますから、
フロントはアウターとインナーの差を6T以下にしなければなりません。
50/44、52/46などであればなんとかなりそうです。
フロント歯数だけ見るとツールの平地ステージのギアっぽいですが、
リアは11-40という超々山岳ステージを想像させるスプロケ。
使い道はなさそうです。

フロント40/34(これも6T差)にすればいいか。
40Tアウターってなかなかないですが、探せばあったはず。
平均勾配15%、最大勾配25%くらいの山岳TTでどうぞ。
確か数年前のブエルタで、ゴール前の勾配が25%なんてステージがあったはず。



ちなみに、9000系のリアディレーラーRD-9000-SSは33Tでしたから、
トータルキャパシティは2T増えています。

RD-9000-SSとRD-R9100は互換性があるので、
9000系DURAだから28Tまでしか使えないんだよなとお悩みの方は、
リアディレーラーだけを交換するってのも有りですね。


リンク

次回はフロントディレーラー編です。

シマノ R9100系 NEW DURA ACE 目次
その01 トピックス編
その02 クランクセット・パワーメーター編
その03 ブレーキ編
その04 カセットスプロケット編
その05 STI・シンクロシフト編
その06 リアディレーラー編
その07 フロントディレーラー編
その08 チェーン編
その09 Di2ジャンクション編
その10 互換性とまとめ編


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