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小型プロペラ機で奄美の空を楽しむ3日間 その2 [ポタリングレポート]

離島めぐりツアーに出発した前回の続きです。

プロペラ機のことは後回しにして、
今回は喜界島一周サイクリングをレポートします。


喜界島

JALPAK小型プロペラ機で奄美の空を楽しむツアーは、
2日間と3日間が選択できます。
どちらも16フライト。
2日間では、宿泊場所が鹿児島空港近辺になりますが、
3日間を選択すると、
2日目が喜界島、3日目が奄美大島に宿泊できて、
離島好きには3日間がお勧めです。

ちなみに、2日間で8フライトのツアーもあります。
こちらは奄美大島宿泊のようです。


初日の6フライトを終えて喜界島に到着。



喜界第一ホテルまで

まずはホテルへ。
宿は喜界第一ホテルです。
事前に連絡しておけば、送迎してくださるようです。

自転車はホテルに送っているので、
送迎してもらうのが最も楽だとは思いますが、
空港から1km弱とあまり遠くありません。
島の雰囲気を味わうのもいいし、
歩いていくことにしました。


あまり離島感のない、意外と普通の道路をてくてくと歩きます。
知らない土地の1kmって結構長く感じますね。

一応道を間違えていないか確認のために、
途中でホテルの場所を尋ねたら、
なんとその(おそらく)ご夫婦が、
車に乗せていってくださるとのこと。


優しすぎます。

道路があまりにも普通過ぎて、
歩くのに飽きてきていたところだったので、
ありがたく乗せていただくことにしました。


とても親切なご厚意を受け、
喜界島の印象は最高のスタートです。
沖縄といい喜界島といい、
南国の離島の方々には親切にしていただくことが多くて、
とても穏やかな気持ちになれますね。



出発

ホテルでチェックインと自転車の組み立てを終え、
早速スタ-トです。
日没まで時間が少ないので、
急ぎましょう。

ホテルを出るころにはすでに17:00ごろ。
一周が40kmくらいなので、20km/hで走れば2時間。
19:00ごろまではなんとか明るさが持ってくれるといいなと思います。



DSC08324.jpg
走り出した直後に船着き場があって、
小さな灯台も見えます。

このあたりにフェリーターミナルもあります。
鹿児島から喜界島を経由して奄美大島の名瀬と古仁屋へ向かい、
徳之島と沖永良部島までつなぎます。
喜界島と名瀬までは9,050円。
さらに自転車は2,000円以上かかります。
輪行袋に入れていたら、受託手荷物の850円でいいのかもしれません。

結構いい運賃が必要ですが、
飛行機は、鹿児島空港からの直行便が17,000円ほどするので、
それに比べるとかなり安いです。
フェリーの場合、
喜界島は午前4:30と早朝に到着してくれるのもうれしいですし、
ダイビングの帰りにも減圧症の心配をしなくていいのがいいですね。
名瀬でも7:00には到着します。


DSC08329.JPG
もう少し走ると、今話題のヤマト運輸の営業所がありました。
遠くはないですが、自転車を持ち込むほど近くはないので、
帰りはホテルの方に発送をお願いする方が無難です。
ホテルの方も快く応じてくださったので助かりました。



DSC08360.JPG
喜界島の少年たちとサイクリング。
車間距離を開けて、左側を走っている姿に好感が持てます。



DSC08472.JPG
あまり起伏のない喜界島の、
数少ない上りです。
と言っても標高で50mくらいしかありません。
なので余裕で上ってしまいます。

基本的には県道619号を走っていると一周できるので、
何も考えずに走ってもあまり問題なさそうです。


北部

DSC08567.JPG
北部までくると、剣道619号が次第に東向きになります。
旧小野津小学校あたりで小道に入ると、
もっと北側まで行けます。


DSC08575.JPG
旧小野津小学校は廃校になったようですが、
小学生が門の前に何人かいたり、
グラウンドでは相撲を取っていたりと、
廃校とは思えないほどの活気がありました。


A6_06024.JPG
旧小野津小学校から海はすぐ近くで、
船着き場になっています。
この小学校は素晴らしい環境なだけにもったいないですが、
過疎化では仕方ないですね。


DSC08601.JPG
素晴らしい石垣の塀を見ながら走ります。
まさか珊瑚ってことはないと思うのですが。



DSC08630.JPG
おそらくですが、このあたりがハワイビーチと呼ばれる地域かとおもいます。
海はきれいですが、
晴れていればもっと素敵な風景だったはず。


A6_06029.JPG
ただ、多くのごみがうち上げられていて、
あまりきれいな印象は受けませんでした。
夏にはきれいになっているのでしょうか。



DSC08734.JPG
走っているうちは気づかないまま、
喜界島の最北端を通過。
風向きが変わったなあと思っていましたが、そういうわけではなく、
私が南下を始めていたんですね。



A6_06031.JPG
しばらく走ると、
「平家上陸の地」
という場所につきました。
壇ノ浦の戦いに敗れた平家が、
ここを経由して加計呂麻島に渡ったそうです。

まあそんな言い伝えよりも、
ここは素晴らしい景色です。


A6_06039.JPG
砂浜もきれいですが、
海に岩がいくつか点在していて、
それがいい味を出しています。
枯山水に水を流すとこういう雰囲気を意識しているんじゃないかと思うような。


A6_06035.JPG
それと、印象的な堤防が残っています。
一部壊れているので、
SPDシューズではとても突端まではいけませんが、
これもまたいい味を出しています。



東部

日没までの時間が差し迫っていたため、
周囲を見る余裕がなかったのでしょう。
曇りだったことと、
少し暗くなり始めていたこともあります。

実は喜界島の景色はあまり堪能できておらず、
むしろ結構普通な風景が続いた印象です。


DSC08997.JPG
この辺りは、離島とは思えないほど普通の風景。
喜界島には信号機が一つしかないらしいのですが、
そんなことにすら気づかないくらい普通です。


DSC00016.JPG
ちょっと田舎に入るとそれなりにいい風景になりますが、
でもまあよくある感じ。
意外と離島感はありません。


南部

DSC00311.JPG
島の最南部を過ぎ、
もう空港へ向かって北上を始めるあたりで、
右手に大きな煙突を発見。


A6_06052.JPG
このあたりで急激に暗くなり始めました。
明るさの移り変わりが早い。

この煙突は、以前この辺りにあった大和製糖喜界島工場の跡地に残るものです。
喜界島のシンボルにもなっているのか、
喜界島と言えばこの煙突が出てきますね。


A6_06055.JPG
自転車も一緒に。



DSC00464.JPG
一気に暗くなる中、ホテルへは残り10kmありません。
619号を少しそれて海沿いを走る予定でしたが、
さすがにそれは中止して、
さっさと帰ることにしました。



DSC00464.JPG
せっかくなので空港の海側を走ってみました。
右手に滑走路、左手に海が見えるはずですが、
この暗さではあまり風景を楽しめません。


DSC00528.JPG
空港の裏を走っていたら、619号に戻ることなく、
直接、喜界第一ホテルに戻ってきました。
自転車のライトがむなしく光っています。


まとめ

時間のない中、急いで一周してしまいました。
北部以外は無難に県道619号を走ってしまいましたが、
もう1本海側の道を走るとまた違った景色を楽しめそうな気がします。

そのせいかあまりいいところを見いだせなかったようです。

でも、島の方のやさしさに触れたり、
きれいな海を垣間見たりできたので、
またいつか機会を設けて来てみたいなあと思います。


そのときはもう少しゆっくりしたいですね。
ついでに、ダイビングなんかも含めて堪能したいと思います。



次回

あっさりと喜界島一周レポートは終了。
次回は自転車とはあまり関係ない、
プロペラ機乗り継ぎについて。

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