GIOS ミニベロ2014 考察 2 [ミニベロ考察]
ビアンキミニベロに続くミニベロ考察シリーズ第2段、
GIOSミニベロ考察シリーズの第2回は、
部品編その1です。
注目点などを解説してみます。
ちなみに前回のその1では、
GIOSのミニベロシリーズ6種類のグレード差について、
私の主観的な順位のみで終わってしまいました。
今回以降で、なぜその順位になるのか、
順を追って説明したいと思います。
まず、GIOSミニベロシリーズのパーツリストはこちら。
基本的にGIOSの代理店(JOB International)からコピーしてきていますが、
以下の2箇所は独断で変更しています。
※ RD-4600-SSはもうなかなか入手できないので、
RD-4601-SSを併記しています。
というか本当にRD-4600-SSなのだろうか・・・・。
※※ 代理店サイトではST-4600となっていますが、
フラットバーの自転車にSTIはありえません。
おそらくSL-4600(ラピッドファイヤ)の誤植だと思われます。
背景が薄緑に塗られているところは、
シマノの部品が使われているところです。
別にシマノ信者というわけではないですが、
駆動系パーツとブレーキにシマノが採用されていると
「部品選択に手をぬいていないな」
という印象があります。
また、左から順に高グレード順に並べました。
ですので、ドロップハンドルとフラットバーが入り混じっています。
ですが、この順に並べると、
共通部品の項目が分かりやすくなって、
比較はしやすいと思います。
最初に、この表から、大体のグレードが分かります。
TIAGRAグレード(2x10速:4600系)
PANTO、LAMPO
SORAグレード(2x9速:3500系)
FELUCA
CLARISグレード(2x8速:2400系)
ANTICO
2300グレード(1x8速:2300系)
ENRICO
ALIVIO/ALTUSグレード(1x8速)
MIGNON
SORAグレードはドロップハンドルにしかないことが分かります。
ドロップハンドルの最下位グレードANTICOは、
実はフラットハンドルの第2位グレードENRICOと同等です。
フラットハンドルの最下位グレードMIGNONは
6タイプの中でも1ランク下の最廉価グレードなんですね。
なお、「最下位」とかの言葉で印象悪く聞こえますが、
それはその分値段との兼ね合いなので、
悪い意味を含めているつもりはありません。
安い部品の方が耐久性がある場合もあるし、
調整が簡単だったりすることもあります。
全ては適材適所と自分のニーズに合ったチョイスになっているか。
買い物用なのにDURA-ACEとか宝の持ち腐れよね。
ENRICO・MIGNONは
フロント変速がないですが、
2300系コンポやALIVIO・ALTUSにフロントディレイラーがないわけではありません。
この2車種にフロント変速が採用されていないだけです。
さて、ここで一旦注目してもらいたいのは、
「BB」「クランク」「ブレーキ」の項目です。
PANTOだけ、シマノ製が採用されていて、
残りの5車種は
・FSAのBB (TH-7420)、
・TEKTROのブレーキ、
・SUGINOかPROWHEELのクランクセット
なんです。
BB・クランク・ブレーキは
完成車を設定するときによく安いパーツを採用される御三家ですが、
逆に言うと、BB・クランク・ブレーキを見ればその自転車の本気度が分かります。
特にブレーキに安物が採用されやすい傾向がありますね。
私としては、安全装置であるブレーキこそいいものを採用したいところですが。
そういう意味では、GIOSのミニベロはPANTOが最大限の本気モードであって、
他の5車種の追随は許しません。
同じ4600系TIAGRAを採用しているLAMPOとも
一線を画すと言っていいと思います。
まあ、PANTO以外の5車種も悪いわけではないのですが、
PANTOの本気パーツを見てしまうと、
つい比較してしまいますね。
どうしても気になる場合は、ブレーキだけ交換するという方法もありますので、
まあご心配なく。
ちなみに、ビアンキミニベロの場合、
ブレーキはVぶれーきでした。
(GIOSミニベロはキャリパーブレーキ)
Vブレーキは公道では効きすぎるといわれるほどのブレーキですので、
廉価版でも問題ないと思っています。
Vブレーキだと泥除けも付けやすいですし。
GIOSはキャリパーなので他のロード用と互換性があります。
(ロングアーチなので互換性は微妙ですが・・・。
これに関してはその4くらいで・・・。)
どちらかというと、
「ロードバイクをそのまま小さくしました」
というのがコンセプトなんだろうと思います。
それはそれでありですよね。
それを知った上で、ブレーキを適切に選べばいいのですから。
さて次回から、
各部品をより詳細に見ていきます。
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GIOSミニベロ 2014 考察シリーズ リンク
考察 1 紹介編
考察 2 車種グレード編
考察 3 部品比較part1 車体・ハンドル周り編
考察 4 部品比較part2 クランク周り・ブレーキ編
考察 5 部品比較part3 前後変速機編
考察 6 部品比較part4 シフター・スプロケ編
考察 7 ホイール・サドル周り編
考察 8 ギア比編
考察 9 まとめ編
GIOSミニベロ考察シリーズの第2回は、
部品編その1です。
注目点などを解説してみます。
ちなみに前回のその1では、
GIOSのミニベロシリーズ6種類のグレード差について、
私の主観的な順位のみで終わってしまいました。
今回以降で、なぜその順位になるのか、
順を追って説明したいと思います。
まず、GIOSミニベロシリーズのパーツリストはこちら。
PANTO | LAMPO | FELUCA | ANTICO | ENRICO | MIGNON | |
---|---|---|---|---|---|---|
speed | 2x10速 | 2x9速 | 2x8速 | 1x8速 | ||
frame | 4130 Cr-Mo | Steel Frame | ||||
fork | CARBON FORK 1” JIS | CR-MO FORK 1” JIS | ||||
head parts | PT-1202 1” | |||||
ハンドル | ドロップ φ26.0 | フラット φ26.0 | ドロップ φ26.0 | ドロップ φ26.0 | フラット φ26.0 | フラット φ26.0 |
stem | 80mm | 90mm | 80mm | 80mm | 90mm | 90mm |
B.B. | SM-BB4600 | TH-7420 JIS | ||||
brake | BR-R450 | TEKTRO 510A | TEKTRO 340 | TEKTRO 510 | ||
crank | FC-4600 52/39 165mm | SUGINO RD-500D 53/39T 165mm | PROWHEEL SOLID-320 52/42T 165mm | PROWHEEL SO-248PP 165mm | ||
chain | CN-4601 | CN-HG53 | CN-HG50 | |||
FD | FD-4600-B | FD-3500-B | FD-2400-B | - | - | |
RD | RD-4600-SS RD-4601-SS※ | RD-3500-SS | RD-2400-SS | RD-2300-SS | RD-M310 | |
シフタ | ST-4600 | SL-4600※※ | ST-3500 | SL-R400 | SL-R440-8 | SL-M410 |
CS | CS-4600 12-25T | CS-4600 12-23T | CS-HG50-9 12-23T | CS-HG50-8 12-23T | CSM668AS 11-28T | |
wheel | A-CLASS FOREX RACE 20 (451) | ALEXRIMS DA-22 (451) 32H | ||||
F.hub | RB-91F 32H | |||||
R.hub | RB-35R 32H | |||||
tire | KENDA KONTENDER K-196 20×1 (451) | KENDA K-WEST 20×1-1/8 | ||||
サドル | GIOS ORIGINAL | |||||
seat post | GIOS ORIGINAL φ27.2 | |||||
pedal | LU-C16 | LU-962 | LU-C16 |
基本的にGIOSの代理店(JOB International)からコピーしてきていますが、
以下の2箇所は独断で変更しています。
※ RD-4600-SSはもうなかなか入手できないので、
RD-4601-SSを併記しています。
というか本当にRD-4600-SSなのだろうか・・・・。
※※ 代理店サイトではST-4600となっていますが、
フラットバーの自転車にSTIはありえません。
おそらくSL-4600(ラピッドファイヤ)の誤植だと思われます。
背景が薄緑に塗られているところは、
シマノの部品が使われているところです。
別にシマノ信者というわけではないですが、
駆動系パーツとブレーキにシマノが採用されていると
「部品選択に手をぬいていないな」
という印象があります。
また、左から順に高グレード順に並べました。
ですので、ドロップハンドルとフラットバーが入り混じっています。
ですが、この順に並べると、
共通部品の項目が分かりやすくなって、
比較はしやすいと思います。
最初に、この表から、大体のグレードが分かります。
TIAGRAグレード(2x10速:4600系)
PANTO、LAMPO
SORAグレード(2x9速:3500系)
FELUCA
CLARISグレード(2x8速:2400系)
ANTICO
2300グレード(1x8速:2300系)
ENRICO
ALIVIO/ALTUSグレード(1x8速)
MIGNON
SORAグレードはドロップハンドルにしかないことが分かります。
ドロップハンドルの最下位グレードANTICOは、
実はフラットハンドルの第2位グレードENRICOと同等です。
フラットハンドルの最下位グレードMIGNONは
6タイプの中でも1ランク下の最廉価グレードなんですね。
なお、「最下位」とかの言葉で印象悪く聞こえますが、
それはその分値段との兼ね合いなので、
悪い意味を含めているつもりはありません。
安い部品の方が耐久性がある場合もあるし、
調整が簡単だったりすることもあります。
全ては適材適所と自分のニーズに合ったチョイスになっているか。
買い物用なのにDURA-ACEとか宝の持ち腐れよね。
ENRICO・MIGNONは
フロント変速がないですが、
2300系コンポやALIVIO・ALTUSにフロントディレイラーがないわけではありません。
この2車種にフロント変速が採用されていないだけです。
さて、ここで一旦注目してもらいたいのは、
「BB」「クランク」「ブレーキ」の項目です。
PANTOだけ、シマノ製が採用されていて、
残りの5車種は
・FSAのBB (TH-7420)、
・TEKTROのブレーキ、
・SUGINOかPROWHEELのクランクセット
なんです。
BB・クランク・ブレーキは
完成車を設定するときによく安いパーツを採用される御三家ですが、
逆に言うと、BB・クランク・ブレーキを見ればその自転車の本気度が分かります。
特にブレーキに安物が採用されやすい傾向がありますね。
私としては、安全装置であるブレーキこそいいものを採用したいところですが。
そういう意味では、GIOSのミニベロはPANTOが最大限の本気モードであって、
他の5車種の追随は許しません。
同じ4600系TIAGRAを採用しているLAMPOとも
一線を画すと言っていいと思います。
まあ、PANTO以外の5車種も悪いわけではないのですが、
PANTOの本気パーツを見てしまうと、
つい比較してしまいますね。
どうしても気になる場合は、ブレーキだけ交換するという方法もありますので、
まあご心配なく。
ちなみに、ビアンキミニベロの場合、
ブレーキはVぶれーきでした。
(GIOSミニベロはキャリパーブレーキ)
Vブレーキは公道では効きすぎるといわれるほどのブレーキですので、
廉価版でも問題ないと思っています。
Vブレーキだと泥除けも付けやすいですし。
GIOSはキャリパーなので他のロード用と互換性があります。
(ロングアーチなので互換性は微妙ですが・・・。
これに関してはその4くらいで・・・。)
どちらかというと、
「ロードバイクをそのまま小さくしました」
というのがコンセプトなんだろうと思います。
それはそれでありですよね。
それを知った上で、ブレーキを適切に選べばいいのですから。
さて次回から、
各部品をより詳細に見ていきます。
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GIOSミニベロ 2014 考察シリーズ リンク
考察 1 紹介編
考察 2 車種グレード編
考察 3 部品比較part1 車体・ハンドル周り編
考察 4 部品比較part2 クランク周り・ブレーキ編
考察 5 部品比較part3 前後変速機編
考察 6 部品比較part4 シフター・スプロケ編
考察 7 ホイール・サドル周り編
考察 8 ギア比編
考察 9 まとめ編
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