GIOS ミニベロ2014 考察 3 [ミニベロ考察]
GIOSミニベロ考察シリーズの第3回は、
部品詳細編です。
前回に続き、今回はフレームなどの車体、
続いてハンドル周りです。
全6車種中、共通の部品が多い項目なので、
一般的な解説になりそうです。
さて、まずはパーツリストから。
基本的にGIOSの代理店(JOB International)からコピーしてきていますが、
以下の2箇所は独断で変更しています。
※ RD-4600-SSはもうなかなか入手できないので、
RD-4601-SSを併記しています。
というか本当にRD-4600-SSなのだろうか・・・・。
※※ 代理店サイトではST-4600となっていますが、
フラットバーの自転車にSTIはありえません。
おそらくSL-4600(ラピッドファイヤ)の誤植だと思われます。
(1) フレーム
MIGNONが「Steel」でそれ以外は「4130 Cr-Mo」となっています。
Steelというのはおそらくハイテンション鋼。
ビアンキ ミニベロ7と同じだと思います。
4130 Cr-Moというのは、いわゆるクロモリ(クロム-モリブデン鋼)。
昔は主流でしたが、
現在ではどちらかというと懐古主義的なスポルティーフやロードなど、
ツーリング目的の車種に多く採用されています。
ビアンキミニベロの場合、
上位車種はアルミでしたが、
クロモリとアルミは使用目的によって適材適所なので、
一概にどちらがいいかは言えません。
なお、アルミよりクロモリの方が錆びやすいので、
保管などの取り扱いには注意が必要です。
ハイテン鋼も錆びやすいです。
ハイテン鋼は重くて錆びやすくて乗り味もそれほどよくないので、
MIGNONだけフレームがあまりよくないですね。
とはいえ、近場のポタリング程度であれば特に問題ないでしょう。
ミニベロですから。
むしろハイテン鋼で安いモデルも作って、
幅広いニーズに応えたという方が適切だと思います。
どうしてもMIGNONのハイテン鋼が気になるなら、
同じフラットバーのENRICOにすればいいのですから。
価格はあまり変わらないので、
私ならENRICOを選択すると思います。
(2) フロントフォーク
なんとPANTOとLAMPOはカーボンフォークです。
ほとんどのロードバイクではカーボンフォークですが
ミニベロでカーボンフォークが採用されているのは珍しいですね。
PANTO・LAMPO結構いいお値段ですが、
フォークがカーボンであることを考えると納得です。
フロントフォークはフロントホイールを支えるという役割とともに、
路面の振動を吸収する役目があります。
フォークをカーボンにすると、
振動吸収性が格段に上がりますから、
乗り心地は他の4車種とは全然違うと思います。
ただ、他の4車種 (FELUCA・ANTICO・ENRICO・MIGNON) も
クロモリフォークですので、
そこそこの振動吸収性はあるはずです。
ビアンキミニベロシリーズは全てのフォークがハイテン鋼なので、
GIOSミニベロシリーズの方がはっきり良いものが採用されていますね。
(3) ヘッドパーツ
ヘッドパーツは台湾のYanTec Industriesというメーカーの
PT-1202というアヘッド(スレッドレス)ヘッドセットです。
全車種共通。
これと言って特記事項はありません。
(4) ハンドル
ハンドルは情報が全くなくてよくわかりません!
26mmということなので、
ロードに乗っている人が
ハンドルだけとか、ステムだけとかで交換しようとしたとき、
径が合わない可能性があります。
最近のロードは大抵31.8mmなので。
(5) ステム
ステムも情報が少ないですが、
ドロップハンドル仕様が80mm、
フラットバー仕様が90mmとなっています。
同じフレームなので、同じ長さステムを使うと
ドロップハンドルのブラケットポジションやドロップポジションのときに
遠すぎるという判断なのでしょうね。
細かい気遣いが嬉しいです。
・・・が、ステムは、個人個人にあわせ、
最適なサイズのものに交換することが多いですからね。
その気遣いもむなしく、
ってことになるのですが、
それでも何も対策されていないよりいいと思います。
こういうところに企業姿勢が表れるものです。
さて、次回はコンポを見ていきます。
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GIOSミニベロ 2014 考察シリーズ リンク
考察 1 紹介編
考察 2 車種グレード編
考察 3 部品比較part1 車体・ハンドル周り編
考察 4 部品比較part2 クランク周り・ブレーキ編
考察 5 部品比較part3 前後変速機編
考察 6 部品比較part4 シフター・スプロケ編
考察 7 ホイール・サドル周り編
考察 8 ギア比編
考察 9 まとめ編
部品詳細編です。
前回に続き、今回はフレームなどの車体、
続いてハンドル周りです。
全6車種中、共通の部品が多い項目なので、
一般的な解説になりそうです。
さて、まずはパーツリストから。
基本的にGIOSの代理店(JOB International)からコピーしてきていますが、
以下の2箇所は独断で変更しています。
※ RD-4600-SSはもうなかなか入手できないので、
RD-4601-SSを併記しています。
というか本当にRD-4600-SSなのだろうか・・・・。
※※ 代理店サイトではST-4600となっていますが、
フラットバーの自転車にSTIはありえません。
おそらくSL-4600(ラピッドファイヤ)の誤植だと思われます。
(1) フレーム
MIGNONが「Steel」でそれ以外は「4130 Cr-Mo」となっています。
Steelというのはおそらくハイテンション鋼。
ビアンキ ミニベロ7と同じだと思います。
4130 Cr-Moというのは、いわゆるクロモリ(クロム-モリブデン鋼)。
昔は主流でしたが、
現在ではどちらかというと懐古主義的なスポルティーフやロードなど、
ツーリング目的の車種に多く採用されています。
ビアンキミニベロの場合、
上位車種はアルミでしたが、
クロモリとアルミは使用目的によって適材適所なので、
一概にどちらがいいかは言えません。
なお、アルミよりクロモリの方が錆びやすいので、
保管などの取り扱いには注意が必要です。
ハイテン鋼も錆びやすいです。
ハイテン鋼は重くて錆びやすくて乗り味もそれほどよくないので、
MIGNONだけフレームがあまりよくないですね。
とはいえ、近場のポタリング程度であれば特に問題ないでしょう。
ミニベロですから。
むしろハイテン鋼で安いモデルも作って、
幅広いニーズに応えたという方が適切だと思います。
どうしてもMIGNONのハイテン鋼が気になるなら、
同じフラットバーのENRICOにすればいいのですから。
価格はあまり変わらないので、
私ならENRICOを選択すると思います。
(2) フロントフォーク
なんとPANTOとLAMPOはカーボンフォークです。
ほとんどのロードバイクではカーボンフォークですが
ミニベロでカーボンフォークが採用されているのは珍しいですね。
PANTO・LAMPO結構いいお値段ですが、
フォークがカーボンであることを考えると納得です。
フロントフォークはフロントホイールを支えるという役割とともに、
路面の振動を吸収する役目があります。
フォークをカーボンにすると、
振動吸収性が格段に上がりますから、
乗り心地は他の4車種とは全然違うと思います。
ただ、他の4車種 (FELUCA・ANTICO・ENRICO・MIGNON) も
クロモリフォークですので、
そこそこの振動吸収性はあるはずです。
ビアンキミニベロシリーズは全てのフォークがハイテン鋼なので、
GIOSミニベロシリーズの方がはっきり良いものが採用されていますね。
(3) ヘッドパーツ
ヘッドパーツは台湾のYanTec Industriesというメーカーの
PT-1202というアヘッド(スレッドレス)ヘッドセットです。
全車種共通。
これと言って特記事項はありません。
(4) ハンドル
ハンドルは情報が全くなくてよくわかりません!
26mmということなので、
ロードに乗っている人が
ハンドルだけとか、ステムだけとかで交換しようとしたとき、
径が合わない可能性があります。
最近のロードは大抵31.8mmなので。
(5) ステム
ステムも情報が少ないですが、
ドロップハンドル仕様が80mm、
フラットバー仕様が90mmとなっています。
同じフレームなので、同じ長さステムを使うと
ドロップハンドルのブラケットポジションやドロップポジションのときに
遠すぎるという判断なのでしょうね。
細かい気遣いが嬉しいです。
・・・が、ステムは、個人個人にあわせ、
最適なサイズのものに交換することが多いですからね。
その気遣いもむなしく、
ってことになるのですが、
それでも何も対策されていないよりいいと思います。
こういうところに企業姿勢が表れるものです。
さて、次回はコンポを見ていきます。
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考察 1 紹介編
考察 2 車種グレード編
考察 3 部品比較part1 車体・ハンドル周り編
考察 4 部品比較part2 クランク周り・ブレーキ編
考察 5 部品比較part3 前後変速機編
考察 6 部品比較part4 シフター・スプロケ編
考察 7 ホイール・サドル周り編
考察 8 ギア比編
考察 9 まとめ編
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