GIOS ミニベロ2014 考察 4 [ミニベロ考察]
GIOSミニベロ考察シリーズの第4回は、
部品詳細編の続きです。
今回はコンポーネントと呼ばれる、
駆動系・ブレーキ辺りですね。
その前編です。
ほとんどシマノ製品が採用されているので、
シマノの回し者張りに
シマノパーツの解説に終始することになってしまうでしょう。
さて、まずはパーツリストから。
基本的にGIOSの代理店(JOB International)からコピーしてきていますが、
以下の2箇所は独断で変更しています。
※ RD-4600-SSはもうなかなか入手できないので、
RD-4601-SSを併記しています。
というか本当にRD-4600-SSなのだろうか・・・・。
※※ 代理店サイトではST-4600となっていますが、
フラットバーの自転車にSTIはありえません。
おそらくSL-4600(ラピッドファイヤ)の誤植だと思われます。
(6) Bottom Bracket (B.B.)
BBはPANTOのみシマノのSM-BB4600です。
シマノの2ピースクランク用BBなので、当然クランクセットも2ピースクランクが採用されていますね。
PANTO以外はFSAのTH-7420(JIS)です。
TH-7420は、今はもう少なくなってきているスクエアテーパーBBです。
もちろんクランクセットもスクエアテーパーのものです。
スクエアテーパーは、いくつか規格があるそうです。
たとえばシマノとカンパニョーロのスクエアテーパーは互換性がないとか、
そういうことがあるようなのですが、
私はシマノ以外のスクエアテーパーは使ったことがないので分かりません。
(7) ブレーキキャリパー
さて問題のブレーキキャリパーです。
PANTOのみシマノ製が採用されていて、
ロングアーチのBR-R450です。
ロードの99%はショートアーチのブレーキなので、
形は似ていますが、実際には互換性がありません。
ところで、BR-R450のワイヤ引き量は旧引き量のはずですが、
シマノの互換性表では新引き量のBR-R451と同じ場所に載っています。
サイクルモードのシマノブースで聞いたときは別物だと言っていたのですが、
いったいどれが正しい情報なのか分かりません。
まあ、PANTO以外のバイクはブレーキを交換すると思いますが、
そのときはBR-R451にしておけば確実です。
で、問題はPANTO以外の5車種ですよ。
若干のグレードの差はあれど、
全てテクトロ製ブレーキが採用されています。
このテクトロブレーキは、自転車界では効かないブレーキとして有名で、
完成車を買った後で一度も使わずに交換されることもしばしばあります。
まずブレーキシューがだめ。
減るくせに全然効かなくて、
雨の日は恐怖すら感じるらしいです。
次にキャリパー本体ですが、
剛性がたらずにしなりまくって、
ストッピングパワーをリムに伝達できてないようです。
テクトロのブレーキも、型番が700番台以上であれば、
まだ使える域に達している(シューは交換必須)らしいのですが
GIOSミニベロの場合は500番台・300番台ですので
安全を考えて交換しておいた方がいいと思います。
スピード出さないよ、
という人も、せめてシューだけでも交換しておくことを
「強く」推奨します。
BR-6700G カートリッジブレーキシューセットR55C3あたりがそこそこ安くて制動力もあるのでオススメです。
(8) クランクセット
全てのクランクが165mmになっているので、
ミニベロ的なゆったりした乗り方に合っていますね。
小柄な方は短い方がいいので、
ロード完成車だと一般的に170mmがついていることが多いですが、
しっかり考えられているのだということですね。
クランクは安全性に関わるものではないので、
多少安物が使われていても構わないと思います。
そんな中、PANTOのみシマノ製のFC-4600が
採用されています。
シマノ製クランクセットのいいところは、フロント変速が3rdパーティ性に比べて段違いにいいところです。
フロント変速性能は、FDよりむしろフロントチェーンリングが肝なのです。
剛性的なところは、ミニベロではあまり求めなくていいでしょうね。
(9) チェーン
チェーンは全ての車種でシマノ製が採用されています。
車種間での違いは段数の違いによるものなので、
グレードの違いで選択しているというより、
段数ごとに異なる幅のチェーンを適切に選択しているだけですね。
それでは、
変速機・シフターなどは次回に。
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GIOSミニベロ 2014 考察シリーズ リンク
考察 1 紹介編
考察 2 車種グレード編
考察 3 部品比較part1 車体・ハンドル周り編
考察 4 部品比較part2 クランク周り・ブレーキ編
考察 5 部品比較part3 前後変速機編
考察 6 部品比較part4 シフター・スプロケ編
考察 7 ホイール・サドル周り編
考察 8 ギア比編
考察 9 まとめ編
部品詳細編の続きです。
今回はコンポーネントと呼ばれる、
駆動系・ブレーキ辺りですね。
その前編です。
ほとんどシマノ製品が採用されているので、
シマノの回し者張りに
シマノパーツの解説に終始することになってしまうでしょう。
さて、まずはパーツリストから。
基本的にGIOSの代理店(JOB International)からコピーしてきていますが、
以下の2箇所は独断で変更しています。
※ RD-4600-SSはもうなかなか入手できないので、
RD-4601-SSを併記しています。
というか本当にRD-4600-SSなのだろうか・・・・。
※※ 代理店サイトではST-4600となっていますが、
フラットバーの自転車にSTIはありえません。
おそらくSL-4600(ラピッドファイヤ)の誤植だと思われます。
(6) Bottom Bracket (B.B.)
BBはPANTOのみシマノのSM-BB4600です。
シマノの2ピースクランク用BBなので、当然クランクセットも2ピースクランクが採用されていますね。
PANTO以外はFSAのTH-7420(JIS)です。
TH-7420は、今はもう少なくなってきているスクエアテーパーBBです。
もちろんクランクセットもスクエアテーパーのものです。
スクエアテーパーは、いくつか規格があるそうです。
たとえばシマノとカンパニョーロのスクエアテーパーは互換性がないとか、
そういうことがあるようなのですが、
私はシマノ以外のスクエアテーパーは使ったことがないので分かりません。
(7) ブレーキキャリパー
さて問題のブレーキキャリパーです。
PANTOのみシマノ製が採用されていて、
ロングアーチのBR-R450です。
ロードの99%はショートアーチのブレーキなので、
形は似ていますが、実際には互換性がありません。
ところで、BR-R450のワイヤ引き量は旧引き量のはずですが、
シマノの互換性表では新引き量のBR-R451と同じ場所に載っています。
サイクルモードのシマノブースで聞いたときは別物だと言っていたのですが、
いったいどれが正しい情報なのか分かりません。
まあ、PANTO以外のバイクはブレーキを交換すると思いますが、
そのときはBR-R451にしておけば確実です。
で、問題はPANTO以外の5車種ですよ。
若干のグレードの差はあれど、
全てテクトロ製ブレーキが採用されています。
このテクトロブレーキは、自転車界では効かないブレーキとして有名で、
完成車を買った後で一度も使わずに交換されることもしばしばあります。
まずブレーキシューがだめ。
減るくせに全然効かなくて、
雨の日は恐怖すら感じるらしいです。
次にキャリパー本体ですが、
剛性がたらずにしなりまくって、
ストッピングパワーをリムに伝達できてないようです。
テクトロのブレーキも、型番が700番台以上であれば、
まだ使える域に達している(シューは交換必須)らしいのですが
GIOSミニベロの場合は500番台・300番台ですので
安全を考えて交換しておいた方がいいと思います。
スピード出さないよ、
という人も、せめてシューだけでも交換しておくことを
「強く」推奨します。
BR-6700G カートリッジブレーキシューセットR55C3あたりがそこそこ安くて制動力もあるのでオススメです。
(8) クランクセット
全てのクランクが165mmになっているので、
ミニベロ的なゆったりした乗り方に合っていますね。
小柄な方は短い方がいいので、
ロード完成車だと一般的に170mmがついていることが多いですが、
しっかり考えられているのだということですね。
クランクは安全性に関わるものではないので、
多少安物が使われていても構わないと思います。
そんな中、PANTOのみシマノ製のFC-4600が
採用されています。
シマノ製クランクセットのいいところは、フロント変速が3rdパーティ性に比べて段違いにいいところです。
フロント変速性能は、FDよりむしろフロントチェーンリングが肝なのです。
剛性的なところは、ミニベロではあまり求めなくていいでしょうね。
(9) チェーン
チェーンは全ての車種でシマノ製が採用されています。
車種間での違いは段数の違いによるものなので、
グレードの違いで選択しているというより、
段数ごとに異なる幅のチェーンを適切に選択しているだけですね。
それでは、
変速機・シフターなどは次回に。
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考察 1 紹介編
考察 2 車種グレード編
考察 3 部品比較part1 車体・ハンドル周り編
考察 4 部品比較part2 クランク周り・ブレーキ編
考察 5 部品比較part3 前後変速機編
考察 6 部品比較part4 シフター・スプロケ編
考察 7 ホイール・サドル周り編
考察 8 ギア比編
考察 9 まとめ編
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