北海道ポタ 札幌to留萌 その1

北海道はでっかいどう！

を身をもって体験してきました。
嘘偽りないフレーズだと体に刻み込まれたと言った方が
適切な表現かもしれません。


ちなみに人生初の北海道です。
東北地方は那須高原ロングライドの前泊で、福島県白河に行ったくらい。

5月末に秋田の男鹿半島なまはげライドに参加していたはずなのですが、
体調不良に拠るDNSでした。
なのでおそらく、これまでの最北は佐渡島だったはず。

なので一気に最北緯度を更新です。

飛行機

そもそもなんで北海道かと言うと、
北海道には梅雨がないからです。
6月のサイクリング旅行にぴったり。

更に、ANAがセールをやっていて、
羽田から北海道の一部空港までは7,990円という破格の運賃を設定していたんです。

サイクリングプラン

札幌から北海道西海岸のオロロンラインを2日間で北上し、
稚内空港から帰るのが日程的にはベストチョイスだったのですが、
残念ながら稚内空港はセール運賃を設定してありませんでした。

そこで2日間有給を取って、
稚内から一気に紋別空港まで走る計画。

初日・2日目は、札幌から稚内までの約300km。
3日目・4日目は、稚内から紋別までの約230kmです。
紋別空港発羽田行きは13:25発の1便しかありませんから、
4日目はそんなに走れないことを考えると妥当なところでしょう。
初日は新千歳空港から札幌までは輪行するので、
サイクリングスタートはなんだかんだで9時をすぎたところ。

稚内までの300kmの分配は、
初日130kmで札幌から留萌まで、
2日目は留萌から稚内までの187km。
2日目が少々距離がありますが、
獲得標高600m未満なのでなんとかなるでしょう。


稚内以降の東海岸側、オホーツク海側は非常に厳しい。
と言うのも大きな町が少なく、
ほとんど宿が見つかりません。
雄武町あたりにあると丁度良いのですが、
なぜか大手旅行サイトでは宿が一軒もありません。

雄武町より10kmほど南に進んだところに日の出岬があって、
そこに大き目のホテルがあるようです。
大手旅行サイトでは2人以上でしか予約できないようでしたが、
電話してみるとシングル宿泊も可能だったのでそのまま予約。
稚内から日の出岬まで184km、獲得標高500m未満なので何とかなるでしょう。

最終日は、日の出岬からオホーツク紋別空港までの45km。
飛行機に乗り遅れるわけにはいかないので、
距離が短いのは悪くないですが、
やはり3日目と4日目のバランスが少し悪いです。

距離的には雄武町がベストで、
もう少し北の、北見でも良かったのですけどね。
こればっかりは仕方ありません。
日の出岬まで頑張ります。

出発

今回はANAの6:20羽田発の便。
寝坊せずに起きられるか心配しすぎで、
ほとんど眠れませんでした。

離陸

眠れなかったのですから寝坊するはずもありません。



無事搭乗に間に合いました。
良かった良かった。



この羽田～新千歳便、写真のように3列 + 3列のシートでかなりの小型機なのです。
CAさんにお伺いすると、
やはりBluetoothなどの機器間通信も使えない機体でした。
機器間通信が使えない機体はもっと地方路線だけだと思っていましたが、
早朝などでは主要路線でも意外とあるんですよね。
確認しておいて良かったです。

とは言え今回はノートPCは持ってきていません。
荷物を携帯してのサイクリングですから、ガジェットも最小限です。
カメラ系を除くと、スマホと万が一の時の為の7インチタブレットのみ。
windowsタブレットが無いと、
ルート変更をしてもEDGE 520に送れないんですよね。
android端末からGPXデータを転送できないので・・・・ってそういえば確かめたことがありません。
今度やってみよう。

でも転送は出来ても、androidブラウザからルートラボを編集が出来ないかも。
結局windows端末が必要になりそうです。
windowsモバイル端末のMADOSMAなどの場合はどうなんでしょうね。
もし転送とルートラボの編集が簡単に出来るのであれば、
十分に購入動機になります。

到着

新千歳空港は到着通路が搭乗待ちベンチの前を通る形になります。
みんなに見られてるような感じで落ち着きません。



新千歳空港から札幌までは乗り換え無しでした。
南千歳からは早朝なのに意外と込み合うなあと思っていたら、
良く考えたらこの日は金曜日。
単に通勤・通学の時間帯と重なっただけですね。





そんなこんなで札幌駅に到着。
さっさと出発したかったので、
札幌駅らしい写真を撮るのを忘れていました。
早くもまた札幌に来なければならない理由を残しつつ出発です。

サイクリングスタート

今回は札幌から稚内経由で時計回りに紋別空港まで走ります。
何度かの分割で北海道一周を線で結びたいと思っています。

とすると、ゴールは必然的に札幌駅になるわけで、
札幌駅らしいところはそのときに撮れればいいか、
と開き直ることが出来ます、

スタート前に

さて着替えやガジェットなどの荷物はコントアーマグナムで携帯しながらのサイクリングですが、
輪行袋や飛行機内ではいていた靴まで携帯する必要はありません。
紋別空港近くのヤマト運輸営業所まで送っておきましょう。
はこBOONの方が安くなりますが、
紋別までの配送目安が3日だったので、
日時指定の出来るヤマト宅急便にしました。
はこBOONはファミマ受付ですが配送はヤマト。
それほど時間は変わらないと思いますが一応安全策をとっておきます。
200円・300円の差でそんなリスクを負いたくありません。

サイクリング

ようやくサイクリングスタートです。
札幌から北へ向かって、国道231号線を目指します。
市街地を抜けると、3車線道路でかなり快適です。

残念なのは向かい風です。
今回は稚内まではほぼ北向きのみなので、
もしかするとこのまま2日間向かい風と戦わなければなりません。

まあその場合は3日目・4日目が追い風になります。
後半が向かい風よりも、後半に追い風を取っておいた方が気分的には楽ですから、
これでいいのだと言い聞かせます。
最悪なのは、2日目から3日目にかけて風向きが変わってずっと向かい風になること。
まあよっぽどのことがない限りそうはならないでしょう。




とりあえず海が見えるところまで行かなければなりません。
途中、変わった橋を渡ったりしますが、
この辺りはまだ北海道気分に浸れるような場所ではありませんね。
普通の市街地です。




北海道のコンビニと言えば、セイコーマート。
セブンイレブンもローソンもファミリーマートもありますが、
圧倒的にセイコーマートが多いです。
マイナーなコンビニとあなどるなかれ。
とても充実した品揃えで、セイコーマート最高です。


この辺りから、どんどん田舎感が強くなりお店がなくなってきたので、
コンビニ(ほぼセイコーマート)を見るたびに補給をしておくくらいの気持ちでいないと、
痛い目にあいそうです。
補給と同時に、次に補給できそうな場所を店員さんに教えてもらいながらの走行になりました。

次回

沖縄・宮古・石垣などの離島とはまた違った、
補給困難サイクリング。
次回もひたすらオロロンラインの北上を続けます。

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