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北海道ポタ 留萌to稚内 その3 [ポタリングレポート]

前回もただただひたすらオロロンラインを北上し、
なんとか遠別町に入ったところです。

天気がいいので綺麗な風景写真が続きますが、
向かい風が強すぎてサイクリング自体は全然快適ではなかったことに
注意しなければなりません。


どこまでもオロロンライン

遠別町の長い直線道路を走ります。
北海道にはそういう道を走りたくて来ているのですが、
こうも向かい風に襲われることは想定していません。

考えてはいけないことですが、
次第に北海道のことが嫌いになりかけてきま・・・
いや、北海道花にも悪くないんですよ。

たまたま風向きが悪かっただけですし、
しかも下調べを十分にしておけば避けられたかもしれないわけで。



遠別町市街地

時速は約20km/hくらい。
なんとか最後に残ったプライドを振り絞って19km/h台に落ちないように、
必死にペダルを回します。
残りの距離はまだ約100kmなので無理はせず、
しかしそれなりの速度を維持しつつ、
絶妙なバランスで走り続けます。

そういう意味では、上りでは速度低下の理由があるので
プレッシャーから開放されていたのかもしれません。
平地は心理的な20km/h以上縛りがありましたが、
上りで遅れるのは言い訳が立ちますから。



遠別町市街地に入りました。
ここにもセイコーマートがあります。
補給できる場所が数10km単位でしかないので、
見かけたセイコーマートのほとんどに立ち寄っていきます。


今回はモバイルバッテリーが初日の雨で壊れてしまっているので、
珍しくアクションカムは内部のバッテリー駆動。
そのため、補給でコンビニなどに停車している間は
電源を落として電池の消費を抑えます。


アクションカムのバッテリー

遠別のセイコーマートまで約4時間半経過していますが、
アクションカムHDR-AS50のバッテリーはまだまだ残っています。
途中の補給中で細かく電源OFFにしていたとは言え、
ここまで持ちがいいとは思いませんでした。
バッテリー自体は、使用中の1個と、予備の1個と、最悪の場合はRX100 M3から拝借するつもりでした。
このまま行けば途中で予備バッテリーに入れ替えるくらいでも
余裕でもちそうです。

もしかして、HDR-AS200VからHDR-AS50になって、
バッテリーの持ちがよくなりました?
これは今度検証してみましょう。


ちなみに、ヘルプガイドによると、
画質がHQの場合の連続動画撮影時間は以下の通り。

連続撮影時間 実撮影時間
HDR-AS200V 115分(125分) 75分(80分)
HDR-AS50 165分(195分) 110分(130分)
( )はWi-Fiリモコンが[OFF]のときの時間


私の場合はタイムラプス撮影なので「動画」撮影時間の値そのものには意味がありません。
それでもHDR-AS200VよりもADR-AS50の方が録画時間が長くなっていることは分かります。
モードや撮り方に拠っても変わってくるみたいですが、
スペック上は大体1.5倍に伸びている感じ。

この日持ってきていたのがHDR-AS50で良かった。
タイムラプスでの解像度が上がったと言う理由だけで購入したHDR-AS50でしたが、
地味に消費電力も大幅に提言していたんですね。
今度、タイムラプスで何時間撮影できるかやってみようと思います。


サイクリング再開


ここまで長い直線道路ばかりで、
脇道すらない一本道を走ってきましたが、
遠別では久しぶりに交差点に出会いました。
普段はうっとおしい交差点も、
たまに出会うと気分転換になって嬉しいです。



おっと、さっきのセイコーマートから余り走ってないのに、
またセイコーマートがありました。
さすがにこの距離ではまだ立ち寄るわけにはいきません。

さっき立ち寄ったセイコーマートで次の街についてたずねていました。
「天塩まで、車で約40分」
とのことです。
大抵、みなさん距離じゃなくて時間で答えてくださいます。
車が時速50km/hでノンストップだとしても30km強。
でもまあ、ノンストップで一切スピードを緩めないことはなかなか難しいので、
25km前後というところでしょう。
次の補給までに丁度良い距離です。

でもなあ、北海道の、特にオロロンラインなら信号もないし、
もしかして時速60kmなんてこともありえるし、
万が一70~80kmで走ってるなんてことも・・・
そう考えると怖いですが、答えてくださった方は時速4~50kmくらいで、
とおっしゃっていたので、
25kmと言う計算はかなり精度は高いでしょう。
突拍子も無くずれることは考えられません。



天塩へ


遠別から天塩までも長い平坦なオロロンラインが続きます。
左手の防雪柵もどこまでも続きます。

背の高いものが多い防雪柵ですが、
完全に視界を遮断することがない作りなので圧迫感がなくていいですね。




北海道の道路設備の特徴として、
防雪柵の他に、道路の端を示す矢印があります。
進行方向が赤く見える矢印で、
LEDで光るようになっているらしいです。
反対車線は黄色に見えますが、これは単に裏側なだけ。

この矢印標識(?)は、雪で道路の橋が分からなくなったときに必要不可欠なものですが、
単純に風景を楽しむと言う観点からすると、
まあ、
いいにくいですが、
無い方がいいなあ。

もちろん、安全第一のものですから、
必要か不必要かで言えば必要なものです。
それは疑いの余地がありません。

ですが、
ただただ「風景を楽しむ」という観点のみ、このワンポイントのみに限定してみると、
無い方がいいなあ、という、
ある意味感想のようなものですかね。



防雪柵はむしろ北海道を感じさせる風景に見えますし、
長く続く場所は迫力もありいい味を出しているのです。
矢印標識は、最初は珍しさから興味深かったのですが、
次第に飽きてきてしまいました。
安全対策のものに対して飽きるも何も無いのですがね。

防雪柵のように、
雪以外の時期には折りたためたり出来るような作りだと、
夏の景観と冬の安全とどちらも成り立つんですがね。
折りたたみ構造なんて強度が足りないか。
季節はずれの大雪に折りたたまれたままで問題になるかもしれないですし。


なんて、何も無さ過ぎる道路では
どうでもいい事ばかり考えながら走っています。
向かい風で速度も出ないので、
考える時間が長すぎて困ります。


天塩

長い平坦道路を走り続けること20kmほど、
ようやく街が見えてきました。



オロロンライン沿いには「道の駅てしお」があります。
補給使用かと思いましたが、
コンビニと違って道の駅って意外と面倒なんですよね。
電子マネーも使えないことが多いですし。

と言うわけでここは一旦スルー。



天塩では久しぶりの左折。
ここまでひたすら道なりでしたから左折が新鮮です。
看板によると、左に行けば「天塩中心街」があるようですが、
期待はしないでおきましょう。


ちなみに、国道232号を直進しても稚内に向かいます。
オロロンラインは左折した方の道で、直進すると天塩バイパス。
遠別のセイコーマートの方によれば、
直進を山側、左折してオロロンラインを通る方を浜側と呼ばれていました。

山側を走れば補給地点はいくらでもあるそうですが、
浜側は補給地点はほぼないそうです。
天塩でできるだけ補給しておかなけれなりません。




意外と街らしき街でした。
さすが中心街方向です。
いくらでも補給地点がありそうですが、
我らのセイコーマートがみつかりません。




コープのような建物の、生鮮マートかっばいという大き目のお店を発見。
ここも電子マネーは使えなさそうですが、
もうお店はなさそうな雰囲気だったのでここに立ち寄ります。

残念ながらおにぎりは売り切れていましたが、
ドリンクとアンパン・ジャムパンなどを補給。

店員さんが
「梅おにぎりならすぐにぎれるよ~」
とおっしゃってくださいました。
とてもありがたいお申し出ですが、私は梅が苦手なのです。
丁重にお断りをするも、
天塩の方の温かさに癒され元気が出ますね。

そういえば、梅無しのおにぎりにしてもらえばよかったです。
なぜそこに頭が回らなかったのか・・・・。


それにしても、
「かっばい」ってどういう意味なんでしょう。
買うばい、っていう方言が更に訛った?
それとも私の見間違い?
Google先生で検索しても何も出てきません。



オロロンライン、浜側

「生鮮マートかっばい」の隣は天塩郵便局で、
その目の前の交差点を右折。
しばらく天塩市街地を走ります。



道なりに北上していたつもりなのに、
気付いたら道路は西向きになっていて、
太陽に向かって走っていました。

ここは天塩川を渡る天塩河口大橋。
天塩川の河口付近は海岸に平行に、つまり北から南に向かって流れているので、
川を渡るには東西に走らなければならないんですね。
なのでここだけオロロンラインが西向き折れてしまっているのです。





遠別では浜側といわれたオロロンラインですが、
海を眺めながら走る、というわけではありません。
山側の天塩バイパスに比べると海に近い側にあるだけ。
これなら別に海の景色も何も無いので、
北海道時計回りにこだわる必要もなかったです。
稚内から札幌に向けて走っていたらどんなに快適だったか・・・。




普段から風の強い場所なのでしょう。
風力発電の風車が並んでいます。
一体何基のタービンがあるのでしょう。




この写真だけでも20基は優にありそうですが、
写っていない手前側にもまだありますからね。

ここはオトンルイ風力発電所だそうで、
実際は28基の風車が並んでいるそうです。
すごい。


ちなみに、2基ほど回転していないものもありましたが、
写真ではそれが伝わりません。




ほとんどの風車の羽根が白一色なのですが、
一部の風車は跳ねの先端が赤く塗られています。
この風車がグループリーダーのように見えますね。





そういえば、あまり二輪車乗りには出会いませんでしたね。
まだ時期が早かったのかな。
初日は雨もあって寒かったですが、
この日は天気もよくバイク日和だったんですけどね。

この風車群には二輪車グループも思わず記念写真を撮っていました。



ナナメ45度


風車群の後も淡々とオロロンラインの風と戦いながら北上していると、
何かの記念碑を発見。
「北半球ど真中」
「北緯45度通過点」
と書いてあります。

なるほど、ここは北極点と赤道を結んでちょうど半分というわけですね。



こちらが記念碑。
northの頭文字Nをモチーフにして、
その角度が斜め45度になっているのが、
「北緯(North latitude) 45度」
を表わしている、ということじゃないかと思います。



次回

北半球の丁度真ん中、
北緯45度まで来たのでこの日の残りもあと半分。

ではなくて、残りはあと1/3くらいです。
しかも平坦なこの日のコースの中でも最も平坦なところしか残っていないので、
ただただ平坦路を走るのみです。

日が暮れる前に野寒布岬に着けるといいのですが。
次回に続きます。

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