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北海道ポタ 留萌to稚内 その4 [ポタリングレポート]

北海道サイクリング2日目、
留萌~稚内のルートで前回は北緯45度地点までやって来ました。

野寒布岬に立ち寄っても、残りは約60km。
ほぼ平坦ですし、信号がほとんど無いこともあって
普通に考えると乗車時間は2時間くらい。

ですがこの日はあいにくの強い向かい風。
初日の疲れもあってか、時速20kmくらいしか出せていません。
それでもあと3時間くらいです。


北海道らしき北海道

前回は最後に北緯45度記念碑までやってきました。



前回にも載せた写真ですが、
よく見ると、写真の奥に、
道路に架かったトンネルのようなものが見えます。


浜里パーキングシェルター

これは、パーキングシェルターと言って、

猛吹雪の際は視界が失われ、また、トラックやバスなど側面積の大きな車両は、凍結路面上では走行中、停車中にかかわらず強風で流されて道路から滑落することがある。そのための一時避難施設として、道道106号・幌延町浜里の「北緯45度通過点モニュメント」付近にトイレと公衆電話のある「パーキングシェルター」が建設されている。


だそうです。(wikipediaより引用)
地名と合わせて、浜里パーキングシェルターと呼ばれているようですね。
留萌を出てすぐトンネルがあって以降、
トンネルはおろかスノーシェッドもないですし、
天塩からだとここまでほとんど建物すら無いです。
天候が悪いときの緊急時にはこういう場所が必須なのでしょう。

オロロンラインにはシェルターがここにしかない(か、あっても遠く離れている)ので、
どれだけの車両が助かるのか分かりませんね。
シェルターから遠く離れたところで立ち往生したら・・・
あまり想像したくないですね。



シェルター内部は日差しの入る構造になっていて、
この先すぐのところでは路肩が広く取ってあって
車を停められる様になっています。




シェルターを抜けてしばらく走っていると、
自転車乗りを発見しました。

でもこの自転車は特にスポーツ用ではないように見えます。
いわゆるママチャリ。

ロードバイクやツーリング車ならわかりますが、
ママチャリでこんなところを走っているのは不思議でなりません。
天塩からは15kmくらいありますし、
この先も街らしい街はしばらくありません。
単なる移動とも思えないですし、
かといって趣味のサイクリングにしては荷物が多すぎます。

謎が多すぎて、興味津々です。


オロロン続くよどこまでも


この辺り、どこまで行っても景色が変わりません。
この写真と、上の自転車乗りの写真は、
自転車乗りが写っていなければ同じ写真かと間違いそうなくらい同じです。





おや?
何か看板のようなものが立っています。




写真では読めないですが、
これまで走っていた幌延町から、豊富町に入るようです。




豊富町に入りました。
なんだか今までと違う・・・・

ああそうか、道路の端を示す矢印標識がなくなったんですね。
幌延町までは、雪でも道路の橋がわかるように、
高いところに矢印LEDが設置してあったのですが、
豊富町からは自治体の方針なのか費用が足らないのか、
その標識はなくなっています。

おかげで道路がすっきりして、
ただただ広い草原の中に道路が延びているように見えます。
ああ、これが
思い描いていた北海道かもしれない。

地平線、は言いすぎですが、
そのくらい遠方まで何も視界をさえぎるものがありません。




でも、雪の無い季節は標識の無いすっきりとした風景が素敵ですが、
雪の季節にはあの矢印がないと危険ではないのでしょうか。
豊富町のオロロンラインが、
多少道路からはみ出ても問題ないような工夫された構造になっているとか。
これまでとあまり違いが分かりませんが。

矢印標識どころか杭もないので、
雪でどこが道路か分からなくなったときに、
どこまでも間違ったルートを走ってしまいそうです。




まだまだ続くよオロロンライン


稚内まで50kmを切りました。



右手に見えるように、
背の低い杭が立っている場所もあります。
ただ、北海道の雪ではあまり効果は無いだろうな。




どこまで走っても変わらない世界。
人間の弱さを思い知らされます。

向かい風もあって、人間なんて小さな弱い生き物なんだと、
あざ笑われているようです。




日が傾いてきているので、哀愁すら漂っています。




ついに違う風景になりました。
オロロンラインと道道444号の交差点です。

当たり前ですが、
北海道の道はもちろん県道ではなくて、道道なんですね。
でもこれ、このレポートを書くまで気付きませんでした。
もしかしたら、これまでに県道って書いてきたかもしれません。
検索しても見つからないので、北海道編ではたまたま国道しか書いてないようです。

「道道」は「自治体北海道の道」ですから、読みは「どうどう」です。
それぞれ意味が異なるので、「道々」とも書かない。
ちょっと賢くなりました。



交差点を超えたところで、稚内まで約41km。
もう一息。





休憩所を発見。
国立公園・サロベツ海岸沿いに作られた、砂丘の駅だそうです。

・・・砂丘?

まったく砂丘だと認識してなかったです。
この辺り、砂丘があったんですか?

奥に見える建物はレストハウス砂丘林。
普段はここで休憩できるようですが、
この日は開いていませんでした。




手前の建物は稚咲内トイレ。
トイレに地名付きの名前がついているのは珍しい。
稚咲内(わかさかない) の力の入れようを感じます。

このトイレ、あまり利用者がいるようには見えないですが、
なんと入口は自動ドア。
勝手に開いてびっくりしました。

自動ドアで閉じるようにしておかないと、
雪が積もるような時期に困ることがあるのでしょうか。
自動で開いてくれるのは便利でいいのですが。




ずっとうっすら見えてはいたのですが、
ようやく写真にも写るかなというくらいになった利尻島。
利尻島の利尻山は、利尻富士とも呼ばれています。
まだシルエットでしかないので、
謎のベールに包まれています。

稚内に近づくにつれ、野寒布岬に近づくにつれ、
段々とそのベールを脱いでくるのでしょうか。




どこまでも伸びるオロロンライン。
稚内方向を向いていると逆行になるので、
走ってきた方向(南方向) を向いています。
道路の先が本当に見えないくらい、まるで地平線のかなたまで伸びている様です。



ここらで記念写真も。


次回

なんだかんだでなかなか長い北海道ポタ2日目。
次回に続きます。

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